大人になって発達障害と診断されたら？

就労移行支援事業所で多くの方と関わる中で、
大人になってから発達障害と診断されて、
相談に来られる方が多くいらっしゃいます。
今回は大人になって発達障害と診断されたのちに、
皆様がどのような困り事をお持ちなのか、
就職活動はどのように進めていけばよいのかお伝えします。

記事内容

• 発達障害の診断に至った経緯の事例
• 相談に来る人はどんなことを相談しにくるのか？
• 今後の進路はどうすべきか？
• 就職して長く働くために必要なことは何か？
• まとめ

発達障害の診断に至った経緯は？

発達障害と知らずに働いていて、
仕事中に困り事や働きづらさを抱えている方たちが、
受診して診断がおりるケースが多いです。


具体的には…

・仕事がうまくいかず、鬱になってしまって受診をしたら発達障害だった
・ミスや漏れが多く、何でできないのか不思議に思いネットで調べていったら、
　発達障害の方の特徴に自分が当てはまり受診をしてみたら発達障害だった
・周りとコミュニケーションが取れず、齟齬が多く生まれ、
　会社の方から受診してみたらと言われて受信したら発達障害だった

などの例がありました。

相談に来る人はどんなことを相談しにくるのか？

転職活動や再就職活動を、どのように進めていけばよいか、
就職するのにご自身に何が必要か、課題に対して何をすればいいか、
障害者雇用ではどのような仕事があるかなど、様々な相談を頂きます。

今後の進路はどうすべきか？

大人になって発達障害と診断され、

今の仕事を続けるか？
やめて障害者雇用で働くか？
再就職をどのように進めていくか？

と悩んだ際に、まずは一般枠か障害者雇用どちらで働くかを検討することが必要です。

今まで一般雇用だけで働いた方たちは、
障害者求人枠の内容を把握していないと思いますので、
まずはハローワークの求人検索サイトや
障害者雇用のWEBサイトなどから情報収集を行い、
そののちに一般求人枠と障害者求人枠のメリットとデメリットを
確認してから方向性を決めていきましょう。

就職して長く働くために必要なことは何か？

一般求人枠でも障害者枠でも、一番大切なことは自己理解だと思っています。

・働く中での困りごとは何か？
・ご自身の障害特性は何か？
・どんな対策が必要か？
・どんな配慮が必要か？

今までの経験を通じてご自身のことを振り返り、
仮説を立てていきます。
それを書き出して精査をしていきます。
最終的には面接や職場で伝えられるように、
言葉で話せるようにしていきます。

一般雇用でも障害者雇用でも、
働く上での困りごとを明確にして、
自身のことに対して理解を深める。
そこに対して対策を立てていくことや
周りへの理解を求めていくことが重要だと思います。

まとめ

発達障害の診断があるなし関わらず、
働く上での困りごとがなければ悩むことはないと思います。
困りごとがあるから仕事がしづらく、
生きづらさを感じることが出てくるので、
まずは自身が何に困っているか原因を明確にして、
その原因は障害によるものなのかを検証していきましょう。
その先に働き方としてどうすれば良いか、
考えていくことで生きづらさが少しでも解消できるのではないでしょうか。


大人になってから発達障害と診断された方は、
就労移行支援事業所ディーキャリア新松戸オフィスの利用者にも多くいらっしゃいます。
今回お伝えした内容はディーキャリア新松戸オフィスのプログラムにも盛り込まれています。
自己理解を深め、一般枠と障害者雇用のメリットデメリットを考え、
働く上で少しでも困りごとを減らし、
安定した就労を行えるように日々プログラムをおこなっています。
ご興味ある方はいつでもご相談をお待ちしております。

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就労支援事業所ディーキャリア新松戸オフィス

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