発達障害・精神障害の方が行う障害者枠でのお仕事とは?
こんにちは!ディーキャリア新松戸オフィスです。
今回は発達障害や精神障害を持たれている方の、障害者雇用でのお仕事についてお伝えします。
■目次
1.障害者枠雇用ってなに?
2.どんな企業が障害者雇用を行っているの?
3.どんな職種があるの?
4.精神障害・発達障害の方達はどんな業務をしているの?
5.発達障害・精神障害の方が行う障害者求人枠でのお仕事まとめ
1.障害者枠雇用ってなに?
企業は従業員数に合わせて、一定数の障害者の方を採用しなければいけない義務が障害者雇用促進法で定められています。企業が採用しなければいけない雇用率のことを法定雇用率と言います。2022年5月現在の民間企業の法定雇用率は「2.3%」となっていて、例えば1000人の従業員がいる企業ですと、23人雇用しなければいけない義務があります。
また、雇用率に算定される条件として、雇用された方が障害者手帳を所持していることが必要となってきます。
障害者雇用で採用された場合は、企業から【合理的配慮】という、その方の特性に合わせた配慮を受けることができます。
2.どんな企業が障害者雇用を行っているの?
法定雇用率が定められているので、従業員数の多い企業は基本的に障害者雇用を行っています。また、大手企業ですと特例子会社といって、障害者の方を採用するための子会社を設立している企業があります。
ディーキャリア新松戸オフィスから就職された方の一例ですと、ワコール、ポラスグループ、パーソルグループ、双日、MS&ADなどの特例子会社で働かれている方いらっしゃいます。
3.どんな職種があるの?
・事務系 一般事務や事務補助など
・作業系 工場や農園など
・IT関連 エンジニアやキッティングなど
・福祉系 介護施設の支援員など
一般求人枠の職種とそんなには変わらないと思います。精神障害や発達障害の方など対人関係が苦手な方やコミュニケーションをとることが苦手な方も多いので、営業職や接客を伴うお仕事は比較的に少ないと思います。
4.精神障害・発達障害のある人たちはどんな業務をしているの?
具体的にはどんな業務をしているのか?事務系と作業系で過去の就職された方の職場で行われていた業務内容や職場見学・実習に行った際に見た業務内容を参考にお伝えしたいと思います。
事務系の業務例
・書類をスキャンしパソコン上にPDFとして保存して整理する業務
・チラシやパンフレットなどの封入作業と宛名貼りの業務
・郵送物の仕分け業務
・名刺の作成業務
・アンケートや登録者情報、顧客情報などの入力業務
・書類の仕分け業務
事務系でも電話対応はある企業とない企業があり、電話対応がある企業でも精神障害や発達障害のある方が電話対応を苦手な人が多いということを踏まえて、要相談という企業や引継ぎのみしてもらえれば良いという企業もあります。
事務系のお仕事の場合は、他者とコミュニケーションをとって仕事を進めていくことが多いため、報告・連絡・相談は求められていきます。
作業系のお仕事例
・倉庫内などでの検品作業
・お弁当などの食品のライン作業
・段ボールの梱包作業
・農園での農作物の飼育作業
・ビル内の除菌や清掃作業
・運送会社などでの荷物の仕分けと積み込み作業
作業系のお仕事では立ち仕事が多くある程度の体力を必要となってきます。ルーティンワークとして決まったお仕事を行っていくことが多く、発達障害の特性でマルチタスクが苦手な方や黙々と同じ作業をしていくのが得意な方には働きやすい環境だと思います。
5.発達障害・精神障害のある方が行う障害者求人枠でのお仕事まとめ
電話対応の配慮やマルチタスクにならないように指示だしをしてくれる、マニュアルが用意されているなどの、発達障害や精神障害の特性に合わせた配慮を考えてくださる企業は多くあります。
長く安定して働いていく為に、特性把握をしっかりおこない、ご自身にあった職場環境でお仕事ができる企業を選んでいくことが大切です。
ディーキャリア新松戸オフィスは「大人の発達障害」「精神障害」のある方を中心にした「就労移行支援事業所」です。就職に向けての訓練や、就職活動の支援を行っておりますので、ご不明点や気になること、何でもお気軽にお問合せ下さい。
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