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ディーキャリア通所のきっかけ
私はかつて一般雇用で働いていましたが、仕事が上手くいかずに転職が多いことに悩んでいました。
自閉症スペクトラム障がいの診断を受けた後も、サポステに相談して就労移行支援の存在を初めて知りました。
私は当初、自身の障がいへの理解を得られないまま一般就労を続けることに限界を感じたため、
自閉症スペクトラムの特性への対処を身に付けたいと思い、就労移行支援事業所に通うことにしました。自身の仕事における困りごと自体は就労経験である程度把握していたため、自身に向いた職種を探るために模擬業務に取り組むというより、心身の状態を整えてから障がい特性に合わせた訓練を受けたいと思いました。
そのため、1時間以内に到着できる距離で、発達障害の支援に特化している事業所を希望し、サポステの職員さんや母と一緒にディーキャリアを含めて事業所を3つ見学・体験を受けました。
体験を受けてディーキャリアが他の事業所と違うと感じた点は、障がい特性への自己理解や思考系の訓練を重視し、各々の利用者のペースに合わせた独自の支援計画を提案してくださることです。
他の事業所は講座・模擬業務共にカリキュラムが豊富で訓練が体系化されており、企業実習や定着支援等の、就職活動に纏わるサポートに特化している印象を受けました。
また、来所日数に応じて交通費が支給される制度があり(※現在はディーキャリアにもある。)、模擬業務に必要な機材や冷蔵庫や電子レンジがあるなど、設備が整っていることに魅力を感じました。
一方でディーキャリアは障害特性による心身の状態を整えてから、ワークスキルコースで実際の業務を想定した訓練が受けられます。
他にも利用条件を達成するための手続きをその場でおこなってくださったり、体験の日以外にもお電話をくださり親身に相談に乗ってくださりました。
当時の私は就労への意欲や自信を無くしており、大人数の講義のような雰囲気で訓練を受けることには抵抗がありましたが、ディーキャリアのオフィスは全体的に落ち着いた雰囲気で、私に合っていると感じました。
スタッフさんの対応が良かったこともあり、どの事業所を選ぼうか大変迷いましたが、利用者の相談を重視してくださる印象から、ディーキャリアに通所することに決めました。
その点は入所してからも実感することが多く、着実にステップアップできていると思います。
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