ADHD当事者支援員が「障害者雇用で働くこと」について悩んでいるひとに伝えたい3つのこと②
こんにちは!中野オフィスです。
今回は、いつもとは少し違ったテイストで記事をお届けしたいと思います。
私井上は、ADHD(注意欠如・多動性障害)の診断を受け、現在障害者雇用として勤務している職員です。
2社を一般雇用として勤務、
そして現在のハッピーテラス株式会社は一般枠で入り、
半年後に障害者雇用枠に切り替えました。
今回は、そんな私が「障害者雇用で働くこと」について悩んでいる方にむけて、
ぜひ知ってほしいことをお伝えしたいと思い、この記事を書いています。
よろしかったら、
前回の記事(「ADHD当事者支援員が「障害者雇用で働くこと」について悩んでいるひとに伝えたい3つのこと①」)
もご覧くださいね!
☆「障害者雇用」か「一般雇用」か――見極めのコツは、自分が何を優先したいか
一般的に、障害者雇用での給与水準は一般雇用のそれと比べて低いです。
また、職種に関しても、軽作業/一般事務が多く、
職種、業界によっては障害者雇用での求人がなかなかないということもあります。
以下は、エン・ジャパンが268名の企業担当者に対して行ったアンケートです。
障害者雇用としての採用は、「事務職」が58%と最も多く、
次いで「軽作業」28%、「製造・技能」24%、「ITエンジニア」が10%となっています。
(出典:エン・ジャパン アンケート集計結果 『第98回障がい者雇用について』より)
以上のアンケートからも、障害者雇用としての採用には、
職種の偏りがあるということが見て取れます。
そのため、私たちの就職支援の中では、
どう働きたいか、「働く」ことに何を求めるのかを
利用者のみなさんに考えていただいています。
安心して働けるという「環境」なのか、
「こういう仕事がやりたい!」という仕事内容に対する希望なのか、
それとも給与なのか。
もちろん、障害者雇用であっても、
アピールできるスキルや経験があれば高収入の求人に挑戦できますし、
エンジニア職や営業職などのさまざまな職種も、数は少ないですが存在します。
しかし、給与面や職種の多様性などを重視するのであれば、
一般雇用求人の方が魅力的に映るでしょう。
一方で、障害者雇用においては、
自身の障害特性を伝え、必要な配慮をしてもらったうえで働くことができるため、
安心して働くことができる点が挙げられます。
この点については、前回の記事で詳しく書いているので、そちらをご覧ください!
自分が何を優先したいかといっても、難しいですよね。
中野オフィスから就職した過去の利用者の方々も、
それぞれに悩んだうえで、選択をされました。
自身の望む職種や仕事内容が障害者雇用求人の中にないため、
一般雇用での就職活動をされ、就職された方。
給与面を優先したい、でも安心して働ける環境も欲しい。
障害者雇用・一般雇用のどちらの就職活動もされ、一般雇用の就職をされた方。
スキル・経験は十分あるけれど、
もうそんなに「頑張りたくない」、自分のペースでゆっくり仕事をしたいんですと
障害者雇用での就労を選ばれた方。
どれが正解というものはないと思います。
だからこそ難しいのですが、
しっかり悩み、自分自身にとっていちばん良いと思える道を模索していきましょう。
自分にとっていちばん良い道を探すには、まず自分自身を知ることが必要です。
自分の障害特性を知り、自身で行うセルフケアを考え、
そこでは補えない部分を配慮事項として求めていく。
一般雇用では、合理的配慮というものが存在しないため、
なおのこと自ら対処できるようきちんとセルフケアを徹底するということが
大事になってきます。
その点については、次回の記事で詳しくお伝えしますので、
ぜひご覧ください!
【参考記事】
・エン・ジャパン アンケート集計結果『第98回障がい者雇用について』
【こんな記事もどうぞ!】
・ADHD当事者支援員が「障害者雇用で働くこと」について悩んでいるひとに伝えたい3つのこと①
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