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【大人のADHD】Aさんはなぜ時間に遅れるのか?

こんにちは!
中野オフィスです。

今回は、「ADHDあるある」として有名な、「遅刻グセ」について取り上げたいと思います。

気を付けているつもりだけど、どうしても遅れてしまう。
5分や10分の遅刻が何度も何度も続いて、上司に怒られるたびに「次こそは遅刻しない!」と思うけれど、
数日たつとやっぱり、遅刻してしまう。

今回はそんな「遅刻グセ」について、ADHDの特性を踏まえて紐解いてみたいと思います。

ディーキャリアは、なんと言っても発達障害の特性に応じたプログラムを展開する就労移行支援事業所!
ADHDの診断を受けているあなた、「もしかしたら私もADHDかも?」と思っているあなた!
ぜひこの記事を読んでみてください。

さて、前回のおさらいですが・・・

★ADHD(注意欠如・多動性障害)とは

ADHDとは、Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder(注意欠如・多動性障害)の略です。
先天性の発達障害の一つで、学習環境やご両親の育て方などの環境要因によって
「障害になる」ものではありません。

このADHDには、主に三つの特性があります。
不注意、多動性、衝動性の三つです。
それぞれの特性の詳細については、ぜひ前回の記事を見てみてください!

今回は、ADHDの診断を受けているAさんが遅刻してしまった理由を、
特性を踏まえて解明してみたいと思います。

★さまざまな遅刻のケース

①入社初日なのに……

Aさんは、本日、入社初日。
前日はドキドキしながら眠りにつきました。
早起きし、あらかじめ用意していた服を着て、初出勤に向けて気合を入れてメイクをしていきます。

普段は5分ほどでパパっとメイクを終えてしまうAさんですが、
今日はなんといっても大事な顔合わせの日。
もともと凝り性なところもあるAさんなので、いったん熱中すると、止まりません。

メイクが終わると、今度は髪の毛が気になりだします。
ロングヘアのAさん。寝癖がついていることに気づき、ヘアアイロンで直していきますが、うまくいきません。
イライラしながら何度かトライし、結局、仕方がないので髪を結んでしまうことにしました。

ヘアスタイルもなかなか決まらず、ようやく納得できる感じになったと思ったら、
時計を見てびっくり!
出発しようと思っていた時間を、5分過ぎています。

Aさんは慌てて荷物をまとめ、家を出ました。
しかし、スマホを忘れたことに途中で気づき、家に一度戻って、再度出発。

スマホで調べると、どう頑張っても10分遅刻してしまうようです。
ちゃんと早起きしたのに。どうして、こうなってしまうんだろう。
自己嫌悪に陥りながら、Aさんは会社へ急ぎます……。

②友達との約束を勘違い

Aさんは、大学時代の友達のBさんと土曜日に会う約束をしています。
久しぶりの再会。プレゼントも持って、準備は万端です。
Aさんがゆっくりと身支度をしているときに、スマホが鳴りました。
Bさんからの電話です。

「Bちゃん、おはよう。どうしたの?」
「おはよう!Aちゃん、今、もしかして家にいる?もう、着いてるんだけど」

えっ!
Aさんは慌ててメッセージアプリを見、約束の時間を確認します。

Aさんは12時に待ち合わせだと思っていましたが、本当は11時だったのです!

AさんはBさんに平謝りして、超特急で準備して家を出ました。
長い付き合いのBさんは、Aさんのこうしたうっかりなところにも慣れていたので、
「適当にひまつぶしとくね~」と笑っていましたが、
Aさんは情けなくて、申し訳なくて、ずーんと心が沈んでしまいました……。

★Aさんはなぜ遅刻してしまったのか?

さて、それでは、この2つのケースについて、
なぜ遅れてしまったのか、原因を探っていきましょう。

まず、①のケース。
大きな要因として、Aさんがメイクとヘアメイクに夢中になってしまったことが挙げられます。

これは、ADHDの特性の一つ、衝動性からくる「過集中」という現象です。
興味があることに対して、周囲が目に入らなくなるほど没頭してしまうという現象ですね。

メイクに夢中になっている間、Aさんは時間を気にすることも忘れて、
目の前のことに一生懸命になってしまったのです。

また、その後、慌てて家を出た際にスマホを忘れてしまいました。
これは、ADHDの特性の「不注意」によるものです。

次に、②のケース。

これも、「不注意」が原因のケースです。
本来11時の待ち合わせを12時に勘違いしてしまいました。

また、事前に待ち合わせ時間を確認すれば防げたことですが、
「なんとかなるだろう!」という思い込みから、確認することを怠ってしまいました。
これについては、「衝動性」も関係していると思われます。

★Aさんはどうすればよかったのか?

では、Aさんはどのように対策すれば、このようなミスを防げるでしょうか。

<①のケースに対する対策>
・アラームをかけておく
→過集中状態の時は、時間の感覚が消えてしまうので、
何時何分までに身支度を終え、何分までに家を出る、というのを決め、
アラームをかけておきましょう。

・家を出る前に、持ち物を確認する
→スマホ、財布、定期など、絶対にないと困るものがそろっているか、
事前に確かめましょう。

<②のケースに対する対策>
・事前に待ち合わせ時間を確認する
→前日のうちに、待ち合わせ時間を確認しておきましょう。

いかがだったでしょうか?
「障害だからできない」ではなく、「どうしたらできるのか?」に発想を転換し、
解決策を見つけていきましょう!

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