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発達障害で「抽象的な指示が苦手」と感じるあなたへ

指示がうまく理解できない、と感じたことはありませんか?

  • 「これ、まとめておいて」
  • 「いい感じにやっておいて」
  • 「前と同じで」

こうした言葉に戸惑った経験はありませんか?
あとから間違いに気づき、

  • 自分は仕事ができないのではないか
  • また怒られるのではないか
  • 働くのが怖い

そんな不安が積み重なっていく。

実は、発達特性のある方の多くが
「抽象的な指示」に困りやすい傾向があると言われています。


なぜ、抽象的な指示が難しいのか?

発達特性と情報処理の特徴

発達特性のある方は、以下のような傾向があると言われています。

  • 情報を具体的に処理する力が強い
  • 曖昧さに強いストレスを感じやすい
  • 文脈を無意識に補完することが難しい場合がある

例えば、「まとめておいて」という言葉。この中には、

  • 対象
    → どの資料のことか(例:A社の売上データ?先週の会議メモ?フォルダ内すべて?)

  • → どの範囲までか(例:1ページに要約?10枚分全部?グラフだけ?)
  • 期限
    → いつまでに必要か(例:今日の17時?今週中?来週の会議まで?)
  • 形式
    → どんな形で提出するのか(例:Word?Excel?PowerPoint?メール本文?印刷して提出?)
  • 優先順位
    → 今やるべき仕事なのか(例:他の作業より最優先?手が空いたら?急ぎではない?)

といった情報が省略されています。

多くの人は経験から補いますが、それが難しい場合、頭の中が一気に混乱します。

結果として、動けなくなる、不安が強くなる、とりあえず作業して失敗する、ということが起こります。

これは理解力の問題ではなく、情報処理の仕方の違いなのです。


不安が強くなる理由

抽象的な指示が続くと、「分からないまま進む」状態が増えます。
分からない→聞きづらい→間違える→怒られる→自己否定……。

このループが、「働くのが怖い」という気持ちを強めます。
だからこそ必要なのが、安心して話せる環境(傾聴)、情報を整理する技術(チャンキング)です。


チャンキングとは?

チャンキングとは、言葉の“かたまり”を整理する方法です。

例:職場での指示

「資料をまとめておいて」

▼具体化する

  • どの資料ですか?
  • 何ページ分ですか?
  • 期限はいつですか?
  • 提出方法は?

▼抽象化する

  • 今回の目的は何ですか?
  • 一番大事なポイントは何ですか?

この行き来ができると、「分からない」ことが「確認する必要がある」ことに変わります。
確認することを言葉にして整理し、相手に質問と確認をとることで、分からないことを解消することができます。


まとめ

抽象的な指示が苦手なのは、能力の問題ではありません。
整理の方法を知らなかっただけかもしれません。

もし今、

  • 仕事が怖い
  • 指示が理解できない
  • 不安が強い
  • 言葉にするのが苦手

そう感じているなら、一度、見学や相談に来てみませんか?
まずは、あなたの困りごとを、一緒に整理するところから始めましょう。

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