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発達障害と時間の感覚:「時間がつかめない」を解決する方法

私たちは日常生活の中で、時間を意識しながら行動しています。しかし、発達障害をお持ちの方の中には、時間の感覚がつかみにくく、予定通りに動くことが難しいと感じる方が少なくありません。時間管理がうまくできないと、遅刻が増えたり、タスクが終わらなかったりすることで、日常生活や仕事に影響を及ぼすことがあります。本記事では、発達障害をお持ちの方が時間の感覚をつかみにくい要因や、具体的な困りごと、そして実践しやすい対策についてご紹介します。

■時間の感覚が不正確になる要因

発達障害の特性として、時間の感覚が不正確になることがあります。主な要因として、以下のようなものが挙げられます。

  1. ワーキングメモリの影響
    ADHD(注意欠如・多動症)などの特性をお持ちの方は、ワーキングメモリ(作業記憶)の働きに課題があることが多いです。そのため、「今から30分で終わらせる」と決めても、その時間の経過を意識し続けることが難しく、気づいたら時間が過ぎていることがあります。
  2. 興味・関心による時間のズレ
    興味のあることに没頭すると、時間があっという間に過ぎる「過集中」が起こることがあります。逆に、興味が持てないことに対しては時間が長く感じられ、取りかかるまでに時間がかかることもあります。
  3. 視覚的な時間認識の困難さ
    時計の針や数字だけでは時間の流れを直感的に把握しにくいことがあります。特にデジタル時計の場合、時間の「見え方」が分かりづらく、感覚として時間を認識しにくいことがあります。

■よくある困りごと具体例

時間の感覚が不正確なことで、日常生活や仕事の中でさまざまな困りごとが発生します。具体的な例をいくつかご紹介します。

  • 約束の時間に遅れてしまう → 時間が経つのを忘れてしまい、気づいたら遅刻していることがある。
  • タスクにどれくらい時間がかかるのか予測できない → 30分で終わると思った作業が1時間以上かかってしまうことがある。
  • 締め切り直前にならないと動けない → 期限が迫らないと実感がわかず、ギリギリになって焦ってしまう。
  • 何かに集中しすぎて時間を忘れる → 過集中によって、食事や休憩を取るのを忘れてしまうことがある。

■現実的にやりやすい対策3選

時間の感覚を改善し、困りごとを減らすために、実践しやすい対策を3つご紹介します。

  1. 視覚的なタイマーを活用する
    タイマーなど、時間の経過が「見える」ものを使うと、時間の流れを直感的に把握しやすくなります。
  2. 作業ごとにアラームを設定する
    例えば、「作業を始める時間」「休憩を取る時間」「次の予定に移る時間」など、具体的な行動にあわせてアラームを設定すると、時間の管理がしやすくなります。
  3. 作業時間を記録し、目安をつかむ
    どの作業にどれくらいの時間がかかるのかを記録し、自分の感覚とのズレを確認することで、時間の見積もりがしやすくなります。記録を続けることで、次回以降の時間管理がよりスムーズになります。

時間の感覚を身につけることは簡単ではありませんが、少しずつ対策を試していくことで、生活の中で時間をうまく活用できるようになります。ご自身に合った方法を見つけ、無理のない範囲で実践してみてください。

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