発達障害をお持ちの方は迷いやすい?~特性ごとの原因と対策~
こんにちは!
ディーキャリア川崎オフィス、生活支援員の伊藤です。
発達障害をお持ちの方の中には、道に迷いやすいと感じる方が少なくありません。その理由は、発達障害の特性に関連していることが多いとされています。ただし、発達障害の特性は一人ひとり異なるため、迷いやすさの原因もさまざまです。本記事では、迷いやすさに影響を及ぼす可能性のある特性や、その対策について解説します。
1. 空間認識能力の課題
空間認識能力が低い場合、現在地や目的地の位置関係を把握することが難しくなることがあります。このため、地図を見ても方向感覚がつかみにくかったり、同じ場所を何度も行き来してしまうことがあります。
具体的な事例
- 地図を見ても、どの方向に進めばいいか分からない。
- 地図上で、今自分がどこにいるか分からなくなる。

対策
- GPS機能付きの地図アプリを活用し、自分がどの方向を向いているのかを確認してから歩き出す。
- 曲がる場所の手前で、周囲の目印を事前に把握する。
2. ワーキングメモリーの課題
ワーキングメモリーとは、一時的に情報を記憶して活用する力のことです。この能力が弱いと、道案内で聞いた内容や、途中の目印を覚えることが難しくなることがあります。
具体的な事例
- 電話で説明された待ち合わせ場所を忘れてしまう。
- 目印を覚えておけず、元の道に戻れなくなる。

対策
- 道案内はメモに取るか、スマートフォンに録音する。
- 視覚的な情報(写真やスクリーンショット)を活用して記憶を補助する。
3. あいまいな表現の理解が苦手
「駅前のコンビニ」や「大きなビルの近く」などの抽象的な表現は、具体的な情報が不足しているため、複数の可能性を考えて混乱しやすくなります。
具体的な事例
- 「駅前のコンビニ」と言われ、複数のコンビニを探し回る。
- 「少し進んだところ」といった曖昧な距離感が理解できない。
対策
- 待ち合わせ場所は、できるだけ具体的な場所(例:”〇〇駅改札前”)を指定してもらう。
- 分からないときは、相手に追加で詳細を確認する。
4. こだわり特性の影響
発達障害のある方の中には、特定の道順やルートを守りたいというこだわりを持つ方もいます。このこだわりが強いと、想定外のルート変更に対応しにくい場合があります。
具体的な事例
- 慣れた道でないと不安になり、迷いやすくなる。
- 渋滞や工事で迂回しなければならないとき、どう進めば良いか分からなくなる。
対策
- あらかじめ複数のルートを調べておき、万が一に備える。
- ルート変更時に参考になるよう、地図アプリを使う。
5. 時間通りに到着するための想定が難しい
時間管理や計画の立て方が苦手な場合、待ち合わせ時間に遅れてしまうことがあり、焦りからさらに迷いやすくなることがあります。
具体的な事例
- 到着時間を見積もるのが難しく、早すぎるか遅すぎる。
- 時間を気にしすぎて周囲の景色や目印を見逃してしまう。

対策
- 少し早めに家を出る計画を立て、余裕を持って行動する。
- 目的地周辺の写真や地図を事前に確認しておく。
まとめ
迷いやすさの原因は、空間認識能力やワーキングメモリー、こだわり特性など、発達障害の特性に関連している場合があります。しかし、事前の準備やツールの活用、周囲の人との連携によって、その影響を軽減することが可能です。
もし、日常生活や就労においてお困りのことがありましたら、ぜひディーキャリア川崎オフィスまでお問い合わせください。一人ひとりに合わせた具体的な対策を一緒に考えていきましょう。
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