発達障害の特性による困りごと~集中できない原因と対策~
こんにちは!
生活支援員の伊藤です。
「終わったら次にこれをやろう・・・」、「帰ったらあれをやりたい・・・」なんて、何かの作業中にふと考えがよぎることはありませんか?
発達障害をお持ちの方の場合、気になることがあると、作業に手がつかなくなったり、作業とは関係ないこと調べ始めてしてしまい、先ほどまでやっていた作業を忘れてしまうなど、特性を理由とした困りごとに頭を悩ませることがあります。どうすれば作業に集中できるのでしょうか?
困りごとの原因は何なのか、どういった場面で起きるのかを整理して、集中力を高めるための方法をご紹介していきます。
集中できなくなる原因
特性によって集中することに困難さがある
集中できなくなる原因として、脳機能の特性が関係していることがあります。ADHDの特性のひとつとして衝動性というものがあります。衝動性とは思いついたら即行動に移してしまったり、他のものに注意が向いてしまうなど、意識が逸れることが多く、集中がしづらくなっています。目の前のことを始めても、気になることがあると、いつの間にかそのことを調べてしまうなどが考えられます。また、集中のしづらさにはワーキングメモリーの弱さも関係しています。ワーキングメモリーとは情報を一時的に記憶して、整理した上で実行に移す、脳機能の仕組みです。この仕組みに弱さがあると、記憶していたことが、新しい情報に上書きされたり、同時並行的に作業をおこなうことができず、作業に集中できなくなるといったことがあります。
環境によって集中力が低下している
さらに、普段過ごしている環境によって集中力が低下すると言われています。たとえば、PCやスマートフォンからくる通知や、環境音など、何気なく見たり聞いたりしていることはありませんか?こうした、情報を受け取ることでも、私たちはエネルギーを消費しているため、気付いた時には集中力が切れている状況が発生してしまいます。
集中力を高めるために
メモを残すこと

集中力を高めるために、まずはメモを残しておくことをお勧めします。あれこれとtodoが頭を駆け巡っていると、それだけでも頭のリソースを割いていることになります。このリソースを開放するためにアウトプットをすることで、集中力を高めることができます。
また、手順を頭の中だけで覚えておくと、作業の途中で忘れてしまったり、確認の為に時間がかかってしまうことがあります。そんなときもメモを残しておくことで、パッと見るだけで確認ができますし、忘れてしまっても問題ないと安心感を持って目の前の作業に集中することができます。
メモの媒体は自身が使いやすいもので問題ありません。紙媒体のもの、スマートフォンやPCのアプリケーションなど、種類が豊富にあるため、迷うことも多いかと思いますが、単純にメモだけ残しておくアプリや、メモの内容ごとにアラームが設定できるアプリなど、できることに幅があるため、自身の障害特性に合わせて使いやすいものを選んでいくと良いでしょう。
作業スペース周辺は必要最低限のものだけ置く
私たちは目につくものを全て情報として受け取っています。そのため、目につくものが多ければ多いほど、その情報量にやられてしまうことがあります。その対策として、作業スペース周囲は必要ないものをなるべく片付けて集中できる環境を作り上げると良いでしょう。資料や文房具でも集中力を奪われるので、片付ける習慣をつけて対応できるようにすると良いでしょう。
ちなみに、スマホ、スマートウォッチの通知音や振動も情報の一つです。これらも集中の妨げになるため、勤務中に不必要な通知が来ないように、設定を見直してみるのも良いでしょう。一気にやる必要はないため、「あ、この通知は今は必要ないな」と気付いたものから設定していくと、設定するハードルも下がりやりやすくなるでしょう。
定期的に集中力を戻すための行動をする
長時間同じ姿勢のまま仕事を続けることは、体にとって悪影響がありますし、集中力の妨げにもつながります。定期的にストレッチをする、リフレッシュのために立ち上がるなど、職場内でおこなっても影響が少ないものを活用して、集中力を取り戻すと良いでしょう。
まとめ
ここに挙げたのはあくまで一例です。実際には、一人ひとりの障害特性や、考え方、環境に合わせた対策を考えることが必要です。ここで紹介した方法以外のものが有効である場合もあるため、一人で悩まれている場合はぜひ相談をされてはいかがでしょうか?
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