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発達障害あるある「忘れ物・失くし物」~自分に合った忘れ物対策を見つける!~

こんにちは!
ディーキャリア川崎オフィス、生活支援員の伊藤です。

今回は発達障害をお持ちの方あるあるの一つ「忘れ物・失くし物の対策」について紹介します。特に発達障害のADHD特性をお持ちの方は悩まされやすいのではないでしょうか?自分なりに対策を立てて実践しているが、なかなかうまくいかないといったことも多く聞きます。自分に合った対策を見つけるためにも、是非この記事を最後までご覧ください。

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ADHDの特性と忘れ物・失くし物の関係性

ADHDの特性は「不注意」「多動性・衝動性」の2つの特性に分けることができます。それぞれの特性によって、困りごとの出方が変わっていきます。

不注意

不注意の特性は、注意が必要なことをおこなっていても、別のことに気を取られたり、気が散ってしまうなど、注意の向け方に困りごとを抱える特性です。

気を取られることがあると、自分で気付かないうちに物を置いてしまい、その場所を忘れてしまうことがあります。また、メモを書いて忘れないようにしていても、メモの存在を忘れてしまい、結局忘れ物をしてしまうことも。

このように注意の向け方に困難さを抱えていることで、どこに物を置いたのか忘れてしまったり、そのまま失くしてしまうことがあります。

多動性衝動性

多動性は落ち着きがなく、じっと何かを行うことが難しい特性、衝動性はしたい、やりたいと思ったことを優先してしまう特性です。

これらの特性によって、出かける準備中にしたいと思ったことを優先して準備がおろそかになってしまったり、メモを用意して確認作業をしても、頭の中では全く別のことを考えていて、確認が漏れてしまうといったことが考えられます。

不注意の特性と合わさると、したい、やりたいと思ったことが終わった後に、元の出かける準備に戻るといった注意の切り替えがうまくいかず、そのまま忘れてしまうことが頻発するようになってしまいます。

このように、ADHDをお持ちの方は特性によって、定型発達の方よりも、より忘れ物や失くし物をしやすい状態にあります。そのため、特性に合った対策を見つけていき、組み合わせる必要があります。

忘れ物・失くし物をしないために

忘れ物や失くし物の対策は、種類やその組み合わせによって豊富にあります。自分に合わせた対策を見つけられるようにいくつか活用できる対策を紹介します。

対策その①「書き出してチェックをつける」

1つ目の対策は持ち物を書き出すことです。ADHDの特性をお持ちの方はワーキングメモリーの弱さがあるため、一時的に頭の中に記憶しておくといったことが苦手になりやすい傾向にあります。
そのため、準備している内に忘れてしまうといったことを防ぐために書き出すことをお勧めします。

まず、ホワイトボードや付箋、スマホのメモアプリなど書き出す手段を決めて、必要なものを羅列していきます。物を準備できた時には、指差しや声出しをしながらチェックを付けていくとより効果的に忘れ物の対策をすることができます。

また、準備の途中や実際に出かけた後に、「これも必要だった」と気付くことがあるため、始めから完璧に書き出すことを目指さなくても良いでしょう
実践をして振り返り、必要に応じて追加して、次回以降の対策としてみてください。

対策その②「忘れ物防止アプリの導入」

2つ目の対策は忘れ物防止アプリを導入することです。
アプリには、忘れたくない物事をメモにして通知を繰り返しおこなってくれるものや、付箋を貼るようにスマホのホーム画面でメモの閲覧と編集ができるもの、どこに置いたか写真を撮ることで管理のサポートをしてくれるアプリまでさまざまです。

ですが、共通しているのは、導入するのに何かしらの手間がかかることと、定期的にチェックをおこなうための習慣づけが必要なことです。先延ばしにしやすい方にとっては、すぐに効果を出すのには向きませんが、身に付けることができれば強力な習慣になります。

他にも、スマホの通知音と振動だけでは気付かないのであれば、スマートウォッチと連携するなど、直接的な刺激で注意を引き戻すことができるようになる場合があります。

対策その③「場所を決める」

3つ目は持ち物を入れる場所や置く場所を決めておくことです。家の鍵やメガネ、財布にカードケースなど普段から身に付けたり、置くことの多い物はあらかじめ置く場所を決めておくと、忘れたり、失くすことを減らすことができます。
家の鍵であれば玄関扉にぶら下げたり、玄関横の棚の上に置き場所を作ることで、どこに置いたか忘れてしまったり、失くしてしまうことを減らすことができます。
ちなみに私の場合は、家の中でメガネをどこに置いたのか忘れるため、必ずメガネケースにしまうか、メガネ置きに置くようにしています。このように対策をとったことで、メガネを探す手間と時間が短くなり、結果的に効率よく動くことができるようにもなりました。自分で置き場所を決めることで、意識付けも容易に行うことができました。

対策その④「スマートタグ」

4つ目はスマートタグを活用することです。
スマートタグとは、持ち物に装着してスマホと連携をすることで、失くすことを防止するアイテムです。

また、失くしてしまった場合も、光や音、ARといった機能を駆使してアイテムの発見をサポートしてくれます。スマートタグによって機能が違うため、自分が望む機能が搭載されているのか確認することをお勧めします。

他にも、形状がキーホルダー型、カード型、シール型の3種類あり、用途に合わせたものを揃えることができます。

ただし、スマートタグは電池式であるため、電池が切れると使えなくなってしまいます。アプリケーションで電池残量が確認できるものや、事前に電池交換の時期をお知らせしてくれる機能のついたものもありますので、要チェックになります。

今回紹介した対策は、あくまで一例で、この内の一つだけ対策をとったとしても、上手くいかない場合もあります。「通知音に気付かない」「セッティングができなかった」など、何がうまくいかなかったのか分析し、「音ではなく光や振動ならどうか」「誰かと一緒に管理したらどうか」など、サポートし補うような対策を組み合わせることで自分に合った対策とすることができます。

まずは1週間試してみるなど、時間をかけて確実な対策を取れるようにしてもらえればと思います。

まとめ

・忘れ物や失くし物が発生するという出来事は同じでも、特性によって有効な対策は異なる。
・特性に応じて、対策を追加して組み合わせることで、自分に合った対策を取れるようになる。

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