BLOG

発達障害のある方がコミュニケーションで困ること

こんにちは!
ディーキャリア川崎オフィス、生活支援員の伊藤です。

今回はコミュニケーションに関するお話です。
発達障害のある方にとって、コミュニケーションは困りごとが出てきやすい場合が多くあります。困りごとがあることによって、人間関係や仕事がうまくいかなくなってしまったり、そうしたことによってストレスを抱え込んでしまうなど、さまざまな影響を受けることになってしまいます。そのため、どういった特性がコミュニケーションの障害となっているのか知り、スキルや対策を身に付けて行くことが大切です。

コミュニケーションの障害となる、さまざまな特性

コミュニケーションとは、自身と相手との間でおこなわれる、意思の疎通や交流などのことを言います。発達障害のある方は、こうしたやり取りをおこなう際に、話す・聴くことにさまざまな困りごとを抱えていることがあります。

<困りごとの一例>
・相手の話を最後まで聴くことができない、他のことに気を取られてしまう。
・話したいことがあると相手の状況を確認せず話してしまう、または話を遮ってしまう。

・聴いた内容をすぐに忘れてしまう。
・あいまいな表現を理解することが難しい。
・相手の表情から気持ちを察することが難しい。

コミュニケーションの困りごとは発達障害のある方によってまちまちです。「ASDだからこの困りごとがある」とはなりません。自身がどのような困りごとを抱えているのか知るためには、今までの経験から掘り返したり、他の方の話を聴いてみて似たようなことがなかったか考えてみることが必要となっていきます。

特性ごとにできる対策を見つける

自分の特性を知ることができたら、次は自分ができる対策を見つけることです。
例えば、「聴いた内容をすぐに忘れてしまう」特性であれば、以下のような対策ができます。

「聴いた内容をすぐに忘れてしまう」特性への対策
・メモを取って話を聴く。すぐにメモを取れる環境を作る。
・期限のある約束であれば、カレンダーに登録してリマインダーを作成する。
・話の中で出てきたキーワードを抜きだして、相手に話してみる。

特性への対策を考える際のポイントは、「なぜ」と自分の中に問いかけてみることです。
先ほどの例であれば、以下のように繰り返し「なぜ」と問いかけをすることで、根本的な原因が明確になっていきます。

・「なぜ聴いた内容をすぐに忘れてしまうのか?」→「メモを取っていない、相手に確認していない」
・「なぜメモを取っていないのか?」→「メモを取ろうと思っても手元にない」

・「なぜ相手に確認していないのか?」→「確認が漏れてしまうから」

このように、原因を明確にしたうえで対策を考えると、より効果的なものを見つけることができます。

特性ごとに必要なスキルや知識を身に付ける

もちろん、対策を立てるだけではなく必要なスキルや知識を身に付けることも必要です。
「聴きたいことがあると話を遮って質問してしまう。」「興味のない話や、苦手だと感じる人からの話を聴くことができない」などの困りごとがあれば「傾聴」のスキル、「忙しそうな相手に話しかけるタイミングが分からない」「うまく自分の意見をまとめることができない」などの困りごとであれば「アサーティブコミュニケーション」のスキルを知ることで、周囲の方と協調しながらコミュニケーションを取るための手法を実践できるようになります。もちろん、覚えるだけではなく繰り返し実践して、身に付ける必要があります。

まとめ

・過去の困ったことや周りの人の話を聴くことで、自身の特性を洗い出す。
・特性への対策を考える際は、「なぜ?」と自身に問いかける。
・具体的な手法を、実践して身に付ける。

~ディーキャリア川崎オフィスは「大人の発達障害」の方を中心にした「就労移行支援事業所」です。~
今回のようなコミュニケーションに関する困りごとの相談や、就職活動の支援のことなど、ご不明点や気になる事なんでもお気軽にお問合せください。

個別相談のお申込みはこちら
https://forms.gle/egiq9kpt8zyStUzF6
「ディーキャリア 川崎オフィス」のイベント案内はこちら
https://forms.gle/jBDkjqADH8GmSsRz9

<感情のコントロールが上手くいかないという方はこちら>

発達障害の特性問題はソーシャルスキルを活用すべし!

<日々の疲れ、メンタルの崩れが気になる方はこちら>

【発達障害のある方必見!!】セルフケア方法をご紹介~まずは心身の回復から~