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発達障害の特性問題はソーシャルスキルを活用すべし!

こんにちは。
ディーキャリア川崎オフィス、生活支援員の伊藤です。

本日は、ディーキャリア川崎オフィスで実施している訓練同士の関係について紹介します。
私が受け持っている訓練は、ソーシャルスキル(社会技能)トレーニングと呼ばれています。
コミュニケーションスキルや問題解決、思考方法など、内容は多岐に渡りますが、これらは一貫して他者との関係を構築したり、共に生活を送るために何をする必要があるのかを示してくれています。

また、これらは訓練として一つひとつ独立していますが、学ぶ内容は密接に結びついています。
それはなぜなのでしょうか?

訓練の内容を簡単に紹介しつつ、順を追って見ていきましょう。

ディーキャリア川崎オフィスで実施している訓練

コミュニケーションスキル

社会生活を送る上で、他者とやり取りをすることは欠かせません。
ディーキャリア川崎オフィスでは「アサーティブコミュニケーション」「傾聴」「プレゼンテーション」の3つの訓練を用意しており、話す力、聴く力を養うようにしています。

発達障害のある方は、特性上の問題で話に集中できなかったり、伝えたいことを上手くまとめられないといった困りごとを持たれています。それぞれの訓練で、ロールプレイ(実際の場面を想定して、適切に対応できるか実践すること)を通して、自身にとって何が困難な要素となっているのか洗い出して、できるようになるために、どのように工夫をすれば良いかディスカッションをしています。

思考・姿勢・考え方

私たちは日々、さまざまな出来事に対して、何かを考えたり、感じたりしています。ポジティブなこともありますが、中には落ち込むようなネガティブな出来事に遭うこともあります。そうなった時は、少なからずメンタルにダメージを負ってしまいます。

発達障害のある方の場合、特性上の問題で、過去のことに捕らわれて、気持ちの切り替えが上手くいかなかったり、過去の経験からネガティブに物事を捉えやすくなっていることがあります。
そのため、ディーキャリア川崎オフィスでは「コントロールフォーカス」「リフレーミング」「アンガーマネジメント」といった訓練を通して、メンタルへのダメージを軽減するために、適切な考え方ができるようになるための方法や、感情に振り回されないための方法を学んでいます。

問題解決・目標設定

目標は達成するために立てるものですが、達成するためにやり方を身につけないと上手くいかないことがあります。目標へ向かうために、継続的に問題解決を行って、上手くいくか検証を重ねていく関係上、発達障害の方のマルチタスクの苦手さが邪魔をして、何か問題が起きた時に、同時並行で処理をし、対応するといったことに対する困難さが出てきます。
ディーキャリア川崎オフィスでは、訓練を通じて問題解決のプロセスを学んだり、事例を通して解決策を考えて、それらを実践できるようにケーススタディをおこなっていきます。

訓練で学ぶスキルは密接に結びついている

ここまでお伝えしてきた訓練は、一つひとつ有用なスキルですが、実践ではこれらを併用していくことが重要です。例えば、コミュニケーションは大まかに「伝えたいことを伝える力」と「相手の話を聴く力」が必要になりますが、それだけでは足りない場合があります。コミュニケーションスキル以外のスキルも併用することで適切なコミュニケーションを取ることができるようになっていきます。

・怒りに任せて、怒鳴りつける
→怒りを勢いのままにぶつけてしまうと関係性が崩れてしまい、その後も支障が出てしまうため、今どのように感じているか言葉で表現する必要があります。

<活用できるスキル>
「アンガーマネジメント」 怒りをコントロールする
→フッと湧いた怒りを衝動的に出さないようにコントロールし、怒る必然性のあるものか判断して、判断に応じた行動をとれるようになります。怒ると決めた場合には、以下のアサーティブコミュニケーションのスキルも使って、上手に伝える必要があります。


「アサーティブコミュニケーション」 伝えたいことを言葉で伝える
→怒りのままに話そうとすると、伝えたいことも伝わらなくなってしまう場合があります。
怒りの感情はありつつも、今自分はどのようなことに対して怒りを感じていて、どうしたいのかを言葉で表現できるようにします。

「コントロールフォーカス」 どうにもならないことに思考をとらわれないようになる
アサーティブコミュニケーションのスキルを活用して相手に伝えても、どのように受け取るかは相手次第なため、もし思い通りにならない結果になったとしても、そのことに捕らわれずに、自分ができる範囲のことで代替可能なことがないか探せるようにしていきます。

・問題解決のために提案したことを相手に否定されて落ち込む
→伝えたいことを言葉で表現するのはもちろんですが、結果が思い通りにならなかったときに、気持ちが落ちすぎないようにするために、相手という直接コントロールできないことに捕らわれないようにしたり、その場で受け入れられなかったという事実の見方を変えて、気持ちの浮き沈みを軽減していく必要があります。

<活用できるスキル>
「アサーティブコミュニケーション」伝えたいことを言葉で伝える
→上手く伝えられるようにDESC法などの型を使って、伝えたいことの整理をします。また、伝わらなかったときには言葉を変えたり、一度整理し直して伝えるといった選択をしていく必要があります。


「コントロールフォーカス」 どうにもならないことに思考をとらわれないようになる
→提案を受け入れられなかった事実はどうにもならない事なので、別の案を提案するのか、一度諦めるのかなど、自分自身がコントロールできることに注力します。

「リフレーミング」 物事を違う視点から解釈できるようになる
→起きてしまった事実は変わらないため、事実の捉え方を変えて必要以上に気持ちを揺さぶられないようにします。

以上のように、社会生活の中で問題が発生したとき、解決の為には複数のスキルや考え方を使い、解決に導いていく必要があります。
そのためには知識を蓄えて、実践して身につけていくことが重要です。
始めからできる必要はありません。「スモールステップ」で少しずつ実践を重ねて、できることを増やしていくことを目指してみてはいかがでしょうか?

今日ご紹介した訓練内容について詳しく知りたい方は、以下の画像からご覧ください。

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