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【発達凸凹×やる気がでない】学習性無力感

こんにちは!ディーキャリア川崎オフィス 職業指導員の吉村です。

頑張りたいのに頑張れない。
どうしてもやる気が湧いてこない時って、なぜかありますよね。

季節性の疲れや、バイオリズムによるものなど、やる気が出ない理由はさまざまありますが、常態化してしまっているのならば、ちょっとマズい状態かもしれません。

それがもし、「どうせ何をやってもうまくいかない」と思ってしまうことでやる気が出ないのならば、それは“学習性無力感”に陥っているのかもしれません。

なぜ、学習性無力感に陥ってしまうのか

発達に凸凹がある場合、「ものすごく頑張らないとできない」ことが多いですよね。
でも、それってとても疲れることなので、毎回できるとは限らなかったりします。
「ものすごく頑張ったのにできなかった」ことが積み重なり、さらに「どうしてできないの?」という目で周りから見られていると感じたら、どんどん自信を失ってしまいますよね。
失敗体験の多さに比例して、自己否定感も大きくなっていくものです。
たくさん失敗を繰り返してしまうと「どうせ何をやってもうまくいかない」と学習して、無気力な状態になってしまうのです。

また、発達に凸凹がある方は、とても正直で真面目な方が多いです。
そのため自身の行動が、本来は楽しくやれていたことであっても、次第に「やらなければならない」という義務感に変わってしまうことがあります。
この「やらなければならない」が実は、恐ろしいほど人のやる気を削いでいくのだとか。
この言葉には「誰かにやらされている」という感覚が含まれていて、自分の人生を自分でコントロールしている感覚を、次第に失わせていくのだそうです。

ASD傾向のある方の特性によく見られる白黒思考も、学習性無力感に陥りやすい要因のひとつです。
白黒思考とは、なんでもかんでも「白」か「黒」に分けてしまう、「グレー」がない思考のこと。
そのため、良いか悪いかでものごとを判断してしまいます。
自分が良しとする判断基準から外れてしまうことは、全てがダメに思えてしまう、いわば完璧主義なんですね。
その判断基準が、現実と乖離したものであれば、そこに満たない自分を照らし合わせて、とても辛くなってしまう訳です。
その積み重ねが「どうせ何をやってもうまくいかない」に繋がり、やがて無気力になっていくのです。

学習性無力感が引き起こす身体への影響

学習性無力感は、長期にわたりストレスを浴び続けた結果によって起こります。
ストレスを浴び続けると、免疫機能に影響を及ぼすことが明らかになっています。
免疫機能が低下すると、生体の抵抗力が落ち、発病を促したり、アレルギー症状が悪化したり、諸々の疾患を引き起こすとされています。
さらに、睡眠障害やうつ病などを引き起こすこともあります。
そうなってしまうと、日常生活にも影響が出はじめ、長期休養が必要となるかもしれません。

学習性無力感に陥ってしまった時の改善方法

  • 「まぁ、いっか」を口癖にする

人は誰でも得手・不得手があり、苦手なことはミスも多くなるものです。
得意なことだって、たまにはミスしますよね。
ヒューマンエラーは、どんなことにつきもので、いつだって起こる可能性があるのです。
もちろん、ミスをしたら落ち込みますよね。
でも、さんざん落ち込んだ後に「まぁ、いっか」とつぶやくだけで、不思議と少しだけ気持ちが楽になります。
「できなくて当たり前」を知ることで、心が軽くなることもあるのです。

  • 「やらなければならない」を「してみよう」に変える

「やらなければならない」という言葉のやらされ感で、次第にやる気がなくなっていくのに対して、「してみよう」は自分の意志が含まれています。
いわば、自己決定感を引き起こす言葉なんですね。
ほんの少し言い方を変えるだけで、「誰かがやれと言うからやる」から「自分がやりたいからやる」に変わるんです。

  • スモールステップでいこう

白黒思考の完璧主義さんには、スモールステップを意識することをおススメします。
自分の判断基準は価値観にも繋がっているので、簡単に変えることって難しいですよね。
でも、理想とする姿があまりにも高いと、そこに到達することも難しいです。
なので、少しずつ、一歩ずつ、ひとつずつ目標に向かっていきましょう。
そして、一歩目標に近づいたら、存分に自分を誉めてあげましょうね。

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