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【ADHD】多動性は大人になったら治る?

こんにちは。

生活支援員の齋藤です。

 

ADHD(注意欠如多動症)とは、発達障害の1つであり、「不注意」や「衝動性・多動性」の症状をもつ脳機能障害です。

ADHDの特性としてよく知られているものには、「片づけられない」、「忘れ物・失くし物が多い」、「ケアレスミスが多い」「衝動的に思ったことを口に出してしまう」などがありますが、その他に、「貧乏ゆすりや机を指先で叩く癖がやめられない」ということがあります。

貧乏ゆすりなどは、衝動性・多動性の症状の一つと言えますが、やっている本人はあまり自覚がないことも多いです。

また、自分はADHDかもしれないと思っている方でも、多動性の部分は自分には当てはまらないと思っている方も多いです。

 

多動性は大人になったら治る?

子どもの頃にADHDの診断を受けている方でも、大人になると多動性は落ち着く、目立たなくなると言われることがあります。

それは、治るということなのでしょうか?

 

子どもの多動は、危険な行為や問題行動に繋がることが多く、養育する大人をヒヤッとさせることも多いです。

例えば

・家族で買い物に行くと、自分勝手に走り回って、すぐに迷子になる

・お散歩中や登校中に周りを見ずに、動き回って、車にひかれれそうになる

・授業中、離席が多かったり、じっとしていられない

・目を離すと、家の中の物をいたずらして、汚したり、壊したりしてしまう

など。

養育する大人から見ると、危なくて目が離せないと感じたり、手がかかると感じることもありますが、こういった問題行動は、年齢を重ねるにつれて、落ち着いていく傾向があります。

発達障害は得意・不得意に凸凹がありますが、年齢に応じて成長はしていきます。

ルールとしてやってはいけないことを学んだり、危険な行動をとると自分自身が大ケガをしたり、不利益を被ることをことを知ることで、自分の行動を抑制できるようになっていきます。学びや心の成長により、社会性も身についてきます。

しかしこれは、問題となるような多動行動が減っただけであり、多動性そのものが治ったというわけではありません。

発達障害は先天性の脳機能障害であり、「治る」というものではありません。

<大人になっても見られる多動性の症状>

・貧乏ゆすりの癖がやめられない

・机を指先で叩いたり、ボールペンをカチカチ鳴らすなどの癖が出る

・長時間話し続ける

・じっとしていることが苦手で、何かしていないと気が済まない

など。

 

本人の感覚としては、落ち着かないような感じがあり、ソワソワした感じや、イライラ感があったりもします。

周囲からは「落ち着きがない人」という印象を持たれることがありますが、本人の感覚としては、落ち着かない気持ちが主なので、そこから出る行動が、多動性や衝動性という認識はあまりないことが多いです。

職場などでは本人の落ち着きのない行動に困ることもあり、本人と周囲との認識のズレが対人関係のトラブルの火種になることもあります。

 

発達障害は特性そのものを「治す」ものではなく、自分自身の特性を正しく理解し、仕事や社会生活上で困らないないような工夫や対策を立てることが重要です。

ADHDに対しては、薬物療法も有効ですが、薬も対処法の一つであり、特性そのものを治すためのものではありません。

仕事や社会生活での問題を減らすための方法の1つとして正しく理解し、服薬管理をおこないましょう。

 

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