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発達障害と二次障害

こんにちは。
生活支援員の齋藤です。
 
発達障害は先天的な脳機能障害を原因とする障害であり、通常は低年齢で発症すると言われています。
発達障害の特性は大人になったら治るものではなく、特性自体は生涯を通して大きく変わることがないと言われています。
しかし、発達障害の特性を強みとして生かすこともできますし、特性を起因とする社会生活上の問題に対して工夫や対策を打つことで、問題を減らすこともできます。
 
一方で、発達障害に対する周囲の理解がないことも多く、多く方が二次障害を併発し、二次障害の症状に困っている現状があります。
そのため、今回は二次障害のメカニズムについてお伝えしたいと思います。
 
1、二次障害とは
 
生来的な障害に由来する本来的な困難ではなく、生まれてから現在までのネガティブな経験(心的外傷体験)によって引き起こされた精神的な障害や行動の困難のことを二次障害と言います。
二次障害には、うつ病や双極性障害、不安障害、パニック障害、適応障害など、ストレスを要因とする様々な精神疾患があります。
その他にも、引きこもりになったり、睡眠の問題も抱えやすいと言われています。
 
2、二次障害発生のメカニズム
 
二次障害が発生する典型的な例として、子どもと周囲の大人の際限のない悪循環の繰り返しにより、子どもの自尊心や自己効力感の過度な低下が起こり、二次障害の発生が引き起こされることが知られています。
背景要因として、発達障害が見えにくく、分かりにくいことで適切な理解や対応がされず、不適切な対応による悪循環が発生しやすい傾向があります。
特に知的に大きな遅れのない発達障害の場合は、一見するだけでは、特性の困難を理解することが非常に難しいと言えます。
そのことは、周囲からの理解が得にくいことだけでなく、本人の自己理解も難しくなることを意味します。
発達障害のある子どもは、周囲の人から理解されない体験や、自己理解の不足による様々な傷つき体験が起きやすいことが知られています。
そのことが過度の自尊心低下を導き、二次障害が起こると考えられています。
 
大人になってから発達障害の診断を受けた方の中には、学生時代には特に顕著な問題はなく、就職後に問題が出始めた方もいます。
職場での失敗経験や悪循環の繰り返しで、自尊心や自己効力感の過度な低下が起こり、二次障害が引き起こされることもあります。
 
【理解されにくい発達障害の特性の例】
・得意と苦手の落差が非常に大きい
・独特の感じ方や考え方(感覚過敏、システム化思考など)を持っている
・その人なりの強いこだわりやルールがある
・過度な不注意、衝動性
 
大人になってから発達障害の診断を受けた方は、高学歴なことも多く、周囲の方からは特性上の苦手とする部分を理解されないことも多いです。
できない理由がわからず、真面目に働いていないような誤解を与えてしまうこともあります。
そういった誤解が、周囲との摩擦を生み、ストレスになりやすいと言えます。
 
二次障害を予防・軽減するには、周囲の理解が大事と言われていますが、まずは、自分自身が自分の障害を理解し、受容することが大事です。
発達障害の特性や二次障害について調べ、障害との上手なお付き合いの方法を見つけましょう。
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