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【発達障害と擬態】頑張りすぎることは生存戦略?カモフラージュが引き起こす二次障害のリスク

みなさん、こんにちは!
ディーキャリアワーク柏スタジオです🙋

発達障害のある方の中には、意識的に、あるいは無意識のうちに、自分の特性からくる困難を周囲に悟られないように振る舞う「擬態」や「カモフラージュ」をおこなっている方がいます。
これは、社会で生きるため、働くための生存戦略の一つですが、振舞う、擬態する状態が心身に過剰な負担をかけ、「生きづらい」世界へと繋がってしまう可能性があります。
この記事では、発達障害のある方がなぜ擬態をしてしまうのか、そのメカニズムと、無理をし続けることの深刻なリスクについて解説します。
心の健康を守り、自分らしい働き方を見つけるためのヒントをお伝えします。

発達障害における「擬態(ソーシャルカモフラージュ)」とは

擬態(またはソーシャルカモフラージュ)とは、発達障害のある方が、特性からくる苦手さを周囲に隠すために、障害のない人の行動、言動を真似たり、自己の特性を抑圧したりする行為を指します。

【擬態(カモフラージュ)の具体例】
笑顔や相槌を過剰におこなう
コミュニケーションの場面で、相手の言葉や意図を理解できていない不安を隠すために、同調や模倣を無理に続ける。
空気や意図が読めないことへの対処
ASDの特性により相手の意図や表情の読み取りが困難な場合でも、理解しているかのような振舞い、返事をしてしまう。

求められたことに応えようとする
日々のストレスや情報過多により、とても疲れていても相手に何かを求められてしまうと「できます、やります」と受け入れてしまう。

自分の意見を言わず相手に合わせる
ADHDやASDの特性による失敗経験から、人間関係で波風を立てないよう、自分の本来の意見やこだわりを抑圧する。

このように擬態は、主に社会で生活し、働くために必要な生存戦略として当事者の方が無意識のうちに身につけた方法であることが多いです。

頑張りすぎることで心身消耗するメカニズム

擬態は、特性による困難を隠すためには一時的に効果を発揮しますが、その代償として心身に過剰なストレスをかけ、疲労や消耗を引き起こします。

意識向け続ける疲労
特性による機能的な苦手を、通常の何倍もの意識と集中力を使って演じるため、時間が経つにつれて極度な疲労を感じます。

抑圧によるストレス
本来の自分の特性やこだわりを周囲に合わせ無理することで抑圧し続け、常に緊張状態が続くため、心身がしんどいと感じます。

理解されないことの生きづらさ
擬態が成功し周囲に気づかれないことで、「困難がない人」として認識され、その状態を継続しなくてはいけないという状況になり、
職場での配慮や理解を得られず、かえって生きづらさ・働きづらさを感じる原因となります。