【大人のASD】「思い通りにいかないとイライラする」のはなぜ?~特性を理解し対処法を解説~
ASDのイライラを軽減するための効果的な対処法3選
ASDの特性は無くすのは困難ですが、対処法を活用することでイライラの頻度や程度を軽減することは可能です。
対処法①:「うまくいかなかった別案(プランB)」を用意する
予想外のできごとや変化への不安を軽減する方法として、最初から想定外の状況に備えて別案を持っておくことが効果的です。
・「この手順がダメだった場合、次回はこうしよう」
・「相手に言葉が伝わらなかったら、図や具体的な資料で説明しよう」
など、柔軟に対応するための方法を事前に検討し、マニュアル化しておくことで、パニックや怒りの反応を予防できます。
また自身だけでなく「別の方法を一緒に考えてもらえますか」と別案を相手と一緒に検討する事も有効です。
対処法②:自己理解を深める(イライラのサインとタイミングの把握)
自分がイライラし始めるサイン(例:感覚過敏が強くなる、倦怠感が出る、腹痛がする)や、
イライラが発生しやすい時間・状況・環境を徹底して観察し、記録してください。
・原因の把握は対処の第一歩です。イライラが「爆発」する前に、自分自身の不調を認識し自身を
コントロールできていると感じることが重要です。
対処法③:クールダウンやリフレッシュの方法を決める
怒りの感情が発生した際、その場で反応せずに心身を落ち着かせる方法を複数決めておきましょう。
・リラックス方法: 深呼吸をする、一時的に一人になれる環境に移動する、運動や趣味の活動に
集中力を向ける、など。
・ルール化:「イライラしたら3分間席を離れる」といったルールを周り(家族や職場)に説明し、
理解と配慮を求めることも効果的です。
・自身へのご褒美を用意する:トラブルを無事乗り切ったら帰りに外食をして帰ろう。
と事後に実現可能な小さな報酬を用意する事で気持ちの切り替えや、
できごとに対してネガティブな感情で終わらせないようにすることができます。

考え方のクセを知る「ディ―キャリアワークの訓練」のススメ
ASDの特性からくるイライラは、「物事は完璧でなければならない」「自分の想定通りであるべき」といった考え方のクセ(認知の歪み)に影響されている可能性があります。
ディ―キャリアワークの訓練の中には「リフレーミング」という訓練があります。
このリフレーミングはネガティブな考え方のクセを把握し、現実により適応障害的な、柔軟な考え方へと改善していく方法を習慣化する訓練です。
「90点でも十分な結果だ」「相手にも意図や背景がある可能性がある」など、合理的な考え方を意識的に訓練することで、
イライラの頻度や程度を軽減し、社会生活における困難さを改善できる可能性があります。
ディ―キャリアワークの訓練は、自分だけでなく他の方と日常生活、就労時に困りそうな場面を検討したりロールプレイをおこないます。

ASDの困りごとを専門家に相談する
ASDの特性によるイライラや怒りの感情のコントロールの問題は、自分自身の努力だけで対処することが困難な場合があります。
ディーキャリアワークでは、大人の発達障害の特性を理解したスタッフが、個別の困りごとを把握し、認知行動療法などの考え方も活用した就労支援プログラムを提供しています。
イライラを軽減し、安定して仕事に取り組むためのセルフケアの方法や、職場での合理的配慮を一緒に検討したりなど、様々なサポートが可能です。
まずは無料相談で、あなたが日常生活で直面している困難についてお聞かせください!
【執筆】
管理者/サービス管理責任者
氏名 高野 翔平
保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士
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ディーキャリアワーク柏スタジオは、
大人の発達障害の方を中心とした
「作業体験型・就労移行支援事業所」です。
就職に向けての訓練や、
就職活動の支援をおこなっています。
「また仕事に復帰したい…」
「仕事がなかなか続かない…」
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