オフィスブログ
発達障害と手帳の使い方
こんにちは。ディーキャリアワーク柏スタジオです。
仕事や就職活動をするのに手帳を使っていますか?
発達障害の方の中には「忘れやすい」「やることを順序だてて考えることが苦手」「マルチタスクが苦手」という特性を持っている方がいますが、これらに対して手帳を活用することも一つの対策になります。
今はスマートフォンのアプリで予定の管理をするという人も増えていますが、アプリでうまく管理できなかったという方はぜひ紙の手帳を試してみてほしいです!「買ったはいいけど続かない…」「メモはしているけどどこに書いたのかわからなくなってしまう…」という方、ぜひ自分に合った手帳で、自分に合った使い方を見直して、手帳を有効に使っていきましょう!
・大事な予定を忘れてしまう。
・締め切りや期限に間に合わない。
・仕事を始めるのに何からとりかかったらいいかわからない。
・忘れ物が多い。
・今やりたいことを優先してしまう(やりたくないことを先送りにする)
・頼まれたことを忘れてしまう。
・先の見通しを立てることが苦手
など、発達障害の方が仕事で困ることが多い場面への対策へつながり、仕事がよりやりやすくなりますよ。

紙の手帳をすすめる理由
紙の手帳をすすめる理由は、紙の手帳は用途が手帳だけだからです。
「気が散りやすい」「気になることがあると他のことを忘れてしまう」などの特性がある人がスマートフォンに予定を入れようとしたときに、他の情報が目に留まりそちらに気をとられているうちに予定を入れるのを忘れてしまうことがあります。スマートフォンは1台でいろいろなことができますが、情報が多い分、集中の妨げになるものも多くなってしまいます。
紙の手帳の用途は、手帳のみです。そのため、予定を書こうと手帳を開くまでに余計な情報がありません。スマートフォンでの予定管理がうまくいかなかった理由が当てはまる方は、紙の手帳も一度試してみてください。
手帳を使う目的を決める
手帳を選ぶ前にまず考えたいのが、手帳を使う目的です。
・スケジュール管理
・時間の管理
・段取りの組み立ての管理
・タスクの管理
・教わったことのメモ
・仕事でやったことの記録
など、自分が何のために手帳を使うのかを明確にしましょう。複数の目的で使いたいと考えている場合でも「なんでも書く!」ではなく、何と何と何のためと目的をはっきりさせておきましょう。
目的がはっきりしていないと、何をどこにかいたらいいのかわからない、書くスペースが足りなくなるなどの手帳を使いこなせない原因につながります。
目的が明確になっていることで、それに合わせたフォーマットの手帳を選ぶことができます。
手帳を使う場面を考える
手帳を使う目的を決めたら、使う場面も考えてみましょう。
・事務職で自分のデスクがあり、机に置いて使う。
・倉庫や工場での仕事でポケットに入れて、仕事中はいつでも取り出せるようにしたい。
・シフト制の仕事なので予定を確認するために、プライベートでも持ち歩きたい。
職場に置いておくのか、家に置いておくのか、仕事中持ち歩くのか、プライベートで持ち歩くのかなど、職種や手帳を使う目的によって変わってきます。
手帳を使う目的と合わせて、使う場面が明確になっていることで、それに合わせた適切な手帳のサイズや形(ポケットやペン差しの有無など)を選ぶことができます。
手帳を選ぶ
目的と使う場面が決まったら、いよいよ手帳を選びます。
売場に行くと本当にさまざまな種類の手帳が並んでいます。手帳を使う目的と場所に合っているかを考えながら、手帳のフォーマットやサイズを見て選んでいきましょう。
いくつかの目的ごとに例をあげていきます。
〈スケジュール管理〉
スケジュールの管理には、月間(マンスリー)タイプの手帳が向いています。基本的なタイプなのでいろいろな種類から選ぶことができます。
1日分の1枠に罫線が引かれていると予定をまっすぐ書けて見やすいですし、複数の予定があるときに一行ごとに予定が書けます。
1枠のなかが無線だと、予定だけでなく待ち合わせ場所や持ち物なども書きやすいですし、重要な予定は枠いっぱいに大きく書くなどのアレンジもしやすくなります。
1枠の中央に線が引かれているものは午前と午後の予定をわけて書けるほか、上の枠に予定、下の枠に持ち物を書くなど、パッと見たときにわかりやすくなります。
1枠が自分の書きやすい字の大きさに合っているか、月間の枠の外にメモを書きたい場合は外枠のスペースの広さはどのくらいなのかなども確認して選ぶと使いやすいですね。
〈複数の予定の進捗管理〉
仕事で数週間以上にわたる企画にかかわる際や、就職活動などで複数の進捗を管理する際には、月間のガントチャートタイプの手帳がおすすめです。
通常の月間タイプで同時に進行する複数の予定を書いていると、どれがどこのことかわからなくなる、色分けしてみたけど面倒くさいという方はぜひガントチャートタイプを使ってみてください。
ガントチャートタイプはページの上に1ヶ月の日付が横一列に書かれていて、ページの左側に複数の枠があります。
就職活動を例にすると、左の枠に受ける企業名を書きます。
企業名を書いた行を横に見ながら、応募書類の提出期限や面接日など日にちの決まっているものを記入します。
予定の記入ができたら、それに合わせて準備をしなくてはいけないものを記入していきます。「履歴書作成」「紹介状発行」「面接練習」など、いつまでに何を終わらせる必要があるのか、今どこまで終わっているのかが横一列になり、把握しやすくなります。
また、思い付きでメモしてあとからどこに書いたのかわからなくなりやすい方は、フリーページが多いものよりもどこに何を書くのかフォーマットが決まっているものを選ぶと、予定の見落としを防ぐことになります。
手帳をうまく使えないと感じている人は、手帳のフォーマットと使い方の相性がずれていることが多いです。フォーマットが変わるだけで、予定の管理がぐんとしやすくなりますよ。
また、紙の色合いや枠線の濃さなども確認しましょう。とても些細なことですが、そこが合っていないと手帳を見ることが疲労につながり、手帳を開くことが減っていき、やっぱり使えなかったということになりやすいです。
手帳を手に取って、ページは見やすいか、自分の目的に合わせた使い方がイメージできるかをチェックして選んでみてください。
まとめ
発達障害の特性による仕事の困りごとへの対策の一つとして手帳の使い方を紹介しました。
新しい手帳で特性との新しい付き合い方を探っていってみるのはいかがでしょうか。
ディーキャリアワーク柏スタジオではビジネスマナーとしてのスケジュール管理、メモの取り方などの座学をはじめ、仕事をするうえで必要となる特性への対処や配慮事項の検討も一緒に取り組んでいます。
もしブログを読んで興味を持っていただけましたらぜひお気軽にお問い合わせください。見学や体験も随時受け付けています。
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
ディーキャリアワーク柏スタジオは、
大人の発達障害の方を中心とした
「作業体験型・就労移行支援事業所」です。
就職に向けての訓練や、
就職活動の支援をおこなっています。
「また仕事に復帰したい…」
「仕事がなかなか続かない…」
「働くことに自信がない…」など、
就職に向けて何かお悩みのことが
あれば、お気軽にお問合せください。
お問合せフォームはこちら↓
https://dd-career.com/ad/dcwork/#dcareer_contact
◇ディーキャリアワーク柏スタジオ ◇
住所:柏市中央町6-19 コープビル柏7階
T E L: 04-7160-1170
メール: k.job_info@happy-terrace.com
営業日: 月~金 (土・祝は不定期開所)
営業時間: 9:00〜18:00
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹


