人と関わるのってしんどい・・~発達障害あるある?~
みなさん、こんにちは!
ディーキャリアワーク柏スタジオです🙋
今日は発達障害のある方で「人と関わるのがしんどい」と感じる方に向けた記事です。
発達障害のある方にとって、人と関わることが「しんどい」と感じるのは珍しいことではありません。
特性によるコミュニケーションの難しさや過去の失敗体験が原因となり、
普段の対人関係でストレスや不安が高まるケースが多く見られます。
本記事では、発達障害の特性がどのように対人関係に影響するのか、
そして無理せず人と関わる方法や対策について紹介します。
目次
【発達障害と対人関係の難しさ】
発達障害には自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠如・多動性障害(ADHD)などがあります。
それぞれ異なる特性がありますが、共通して人とのコミュニケーションが難しさにつながることが多いです。
代表的な特性と対人関係への影響
・自閉症スペクトラム障害(ASD)
<主な特徴>
社会的相互作用の困難:他人の感情や意図、言語化されていない、ルール化されていない事を理解、
察するするのが難しい、目を合わせないなどの非言語的なコミュニケーションが困難苦手。
限定された興味/繰り返しの行動:特定の対象や活動への強い興味や、
こだわりと言われるような同じ動作や活動の繰り返しなどがある。
感覚過敏/鈍麻:五感のいずれか、複数が通常よりも過敏だったり、鈍感である。
ASD特性があると自身の興味のないことに取り組むことが苦手な為、やらないといけないことでも継続が困難だったり、
他者の背景を想像することをはじめとした、複数の可能性や情報を踏まえた上での判断が苦手な為
対人コミュニケーションでのトラブルやその場に適さず浮いてしまうなどの困りごとが起こり得ます。
・注意欠如・多動性障害(ADHD)
<主な特徴>
注意欠如:集中力が続かない、忘れ物が多い、注意(注目する場所、意識する事)の切り替え、コントロールが難しい。
多動性:じっとしていられず、過度に動き回る。貧乏ゆすりやそわそわ。
衝動性:考えよりも行動が先になる、物事の順序を守ることが苦手。
ADHD特性は学齢期の子どもに多く見られますが、成人にも影響を及ぼすことが多く、特に集中や注意が続かない切り替わりやすい、
衝動的に行動してしまう事で失敗を繰り返す場面が多くなることから、自信を持てないという状態が慢性化することもあります。
こうした特性が起因して「人と関わるのがしんどい」と感じる例を紹介します。
① 雑談場面
ASDのある方は、会話の流れを読み取るのが難しい場合があり、話題の選択や空気を読むことが苦手で、
「何を話せばいいのかわからない」と感じやすいです。
その為、「無理に会話を続けようとして疲れてしまう。」
「自分が話しているときと、他の人が話しているときの周囲の反応が違う等と比べてしまい強いストレスを感じる。」ということが起きます。

② 相手の感情を読み取りが必要な場面
相手の表情や言葉の裏に隠された感情を察することが苦手な場合があります。
特に職場や恋愛など、複雑な人間関係で困難を感じやすいです。
その為「相手の真意がわからず不安になる。」
「誤解が生じやすくトラブルになることがある。」ということが起きます。
③ グループでの活動や会議の場面
ADHDの方は、注意が散漫になりやすく話が飛びやすいです。
ルールの多い場面では混乱しやすく、場に馴染むのが難しいことがあります。
その為、「会議中に集中が切れて内容がわからなくなる。」
「発言のタイミングや内容で相手を傷つけてしまったり、不快にさせてしまう」
ということが起きます。
④ 職場での上司や同僚とのコミュニケーション
説明が回りくどくなったり、逆に簡潔すぎて誤解されることがあります。
他にも冗談や皮肉を真に受けてしまう場合もあります。
「ニュアンスなどの抽象的な表現が分からず理解するのに時間がかかる」
「上司や同僚のその日の気分に左右されてしまい、対人関係を負担に感じる。」
ということが起きます。
【無理に人に合わせすぎないことも大切】
「相手の気持ちを考えなければ」と過剰に意識しすぎると、自分を抑え込んでしまい、過剰適応に陥る可能性があります。
過剰適応とは自分を無理に押し殺し、周囲の期待に応えようとし続ける状態を指し、
この状態が続くと、強い疲労感やうつ病、不安障害などの二次障害につながる可能性があります。
無理に「普通」を目指す必要はなく、一定の距離を保ちながら無理のない自分のペースで関わることが大切です。

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