考えるより動くADHD〜衝動性と上手に付き合う方法を考える〜
目次
【衝動性と上手に付き合うための工夫】
ADHDの衝動性を完全になくすことは難しいですが、
環境や習慣を工夫することで軽減、対処できます。
以下に具体的な対策を挙げます。
・環境を整える
ゲーム、スマホをベッドに持ち込まない。
課金はクレジットカードなどを紐づけせず、プリペイドカードにする。
使ってよい予算を決める。クレジットカードの上限額を設定する。
・タスク管理ツールを活用する、TODOリストを作成する
スケジュール管理アプリや付箋を活用して、優先順位を視覚的に確認できるようにする。
また今日中に終わらせればよいと「やる」が余剰を少し設けることも大切。
・すぐに取捨選択しない
大きな決断や行動をする前に「5分待つ」というルールを設けることで、衝動的な行動を減らす。
特に体調がよくない時、ストレスが大きい時は良い決断ができないので決断しないようにする。
・薬物療法の活用
ADHDの症状改善に役立つ薬を服用することで、衝動性を軽減する事例もあります。
その際は必ず医師に自身の困っている症状を伝え、相談の上、適切な治療を一緒に検討してもらう。
・支援者を見つける
就労移行支援事業所のような支援機関や家族など周囲に信頼できる人を見つけて、
行動を相談したり、一緒に対策を考えたりする。
人によって衝動の現れ方やそれによる困りことは違う為、それも踏まえ考えていく。
【衝動性を理解して前向きに】
ADHDの特性を持つ人にとって、衝動性は時に「失敗」を招くこともありますが、
一方で「行動力」や「好奇心」といったポジティブな側面も持ち合わせています。
実際に私が一緒に働いていたADHD当事者の方は誰よりも会議で意見を出してくれ、
仕事もたくさん手伝ってくれる方でとても信頼できる同僚の一人でした。
重要なのは、特性を否定するのではなく、適切にコントロールする方法を見つけることです。
そうすることで「衝動性」のマイナスの部分よりもプラスの部分の方が
自分も周囲も目に付くようになります。
日常生活での具体的な対策や工夫を通じて、衝動性とうまく付き合いながら、
自分らしい生活を送るヒントを探していきましょう。
ディーキャリアワークでは随時見学や体験を受け付けておりますので
気になった方はぜひ一度お問い合わせください。
【執筆】
管理者/サービス管理責任者
氏名 高野 翔平
保有資格：社会福祉士、精神保健福祉士
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ディーキャリアワーク柏スタジオは、
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