仕事で必要なコミュニケーションとは~発達障害のある方が感じるコミュニケーションの苦手~
目次
ディーキャリアワークでの事例
ここではディーキャリアワーク柏スタジオで現在実際に
「職場で必要なコミュニケーションの取得」を取り組んでいる方たちの事例を紹介したいと思います。
【自己判断で進めてしまい、報連相ができないAさん】
前のページでも少し触れましたが、「自己判断」をしてしまうケースについてのご紹介です。
Aさんは基本的にはマニュアルに記載されているやり方通りに作業が進められる方です。
ただ、マニュアルに記載がされていなくて、「こっちのほうがいいんじゃないか?」と
ご自身が思ったことは相談もなく勝手にやってしまうことがありました。
そういう時は「こうやってもいいですか?」と相談がまず必要だよと伝えたのですが、
その後も改善する様子が見られないので、理由を聞きました。
「こっちのほうが効率がいいと思った」と、詳しく聞くと自分は良いことをしたつもりでいて、
なんで注意されているのかがよくわからないと話されていました。
そのため、何がいけなかったのか詳しく説明すると本人も納得できたと仰っていたので、
「なぜダメなのか理由も教えてほしい」という配慮事項を設定して、現在は日々の訓練に参加されています。
【自分のタイミングを優先してしまうBさん】
Bさんは報連相をしなくちゃという意識は高いのですが、報連相したいことがあると
相手の都合お構いなしで話しかけてしまうことがありました。
話す内容は、わざわざ話に割り込んでまで話す内容ではなく、
また、言いたいことがまとまらず、相手に伝わりづらいこともあったので、
緊急性の低いことは、話したい相手が誰かと話している時は話し終わるまで待つよう伝えました。
緊急性が高いか低いかの判断が難しいとのことだったので、
・期日が迫っていること ・ケガや火事など安全ではない事が起こっているとき
は緊急性が高い、それ以外のことはひとまず緊急性が低いとスタッフと設定をしました。
そして、ご自身が報連相するタイミングを待っている間に伝える内容を整理するようにお伝えし、
今では話しかけるタイミングは良くなってきました。
伝え方はわかりづらいときもあるので、話が終わった後に言い方の例を伝えるなどして、
相手がわかりやすい言い方を取得中です。
まとめ
今回は職場で大事なコミュニケーション、報連相についてお伝えしました。
もちろん、今回お伝えした報連相や、挨拶以外にも大事なことはあります。
例えば、相手の話を聞く「傾聴」スキルもあると良いです。
今回のブログでは「話す」ことをメインにお伝えしましたが、「聞く」ことも
仕事をしていく上では大事なスキルです。
「ちゃんと聞いてる!?」なんて言われちゃったことがある方いませんか?
ディーキャリアワーク柏スタジオでは、「傾聴」の座学プログラムがあり、
傾聴とはどのようなことかをお伝えしています。
またプログラム内では実際に話す人、聞く人に分かれて実践もしています。
先ほどもお伝えしましたが、作業訓練のプログラムを通して、
実際に働く環境と同じような状況での報連相を実践していく場面も多くあるので、
「話す」と「聞く」を両方練習することができます。
コミュニケーションが苦手に感じる方、
特に働く上でご自身のコミュニケーションについて
心配事や不安なこと、悩んでいる方がいらしたら、お気軽にご相談ください。
また、このブログを読んでディーキャリアワークに興味を持ってくれた方がいらしたら、
見学会も随時おこなっていますので、お気軽にお問い合わせください。
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ディーキャリアワーク柏スタジオは、
大人の発達障害の方を中心とした
「作業体験型・就労移行支援事業所」です。
就職に向けての訓練や、
就職活動の支援をおこなっています。
「また仕事に復帰したい…」
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