2024年07月22日

障害者雇用の働き方～時短勤務について～

時短勤務の事例

Bさんは前職の勤務中に体調を崩し離職しました。
理由はやりがいを感じていたものの、体力仕事であったことや、
トラブル、勤務の忙しさなどが重なったことで
自身の症状が悪化してしまったことでした。

就労移行支援を利用開始する際に、
ご家庭の都合もあり、早めの就職を希望されていました。
日中は就労移行支援事業所に通い、
ご自宅では家事や介護に追われる日々が続きました。
それにより、仕事からは離れたものの体調不良が続く日もありました。

そこで自身のかかりつけの病院にスタッフも同行し、
担当医の先生から服薬や次の仕事に関しての
アドバイスをもらうことにしました。
先生にも早期の就職がしたいことを相談すると、
希望を汲んでくれ、早期の就職を第一とするなら
「時短からの勤務」と「前職とは違う仕事」
にしてみてはとアドバイスをくれました。

そのためBさんと、事業所のスタッフとで
今後の方向性を話し合い、Bさんが優先したいことを整理し、
「長く働きたい」「早く就職して家族を支えたい」
を優先するために先生のアドバイス通り
「時短勤務」「前職とは違う仕事」を選択しました。

その後、就職活動経て就職し、時短での勤務が始まりました。
企業に体調や、自身の家族を支えたいという気持ちを伝えてあり、
理解が得られたことや、時短での勤務の為、勤務による日常的な疲労や、
休んでしまった時の心理的な負荷も前職に比べ和らいだとのことでした。
現在は時短勤務の日と時短勤務の日ではない勤務日を設定し、
段階的に勤務時間を伸ばしている最中です。
今後も企業、病院と相談しながら勤務時間を考えていくこととしています。

まとめ

以上が、「時短勤務」という選択をしたBさんの事例でした。
障害特性により、環境の変化が苦手、慣れるまでに時間がかかることや、
生活のことを考えるとたくさん働かなくてはという気持ちもありますが、
自身の状態の理解や、障害特性との付き合い方を理解し選択肢を増やすことが、
長期的な視点で働くことに繋がると感じました。

就労移行支援事業所では、事業所だけでなく、
ご本人と、ご本人を支える関係者と共に支援をおこなっています。

気になる方はぜひお気軽にご相談、見学にお越しください。

【執筆】
管理者/サービス管理責任者
氏名高野翔平
保有資格：社会福祉士、精神保健福祉士

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ディーキャリアワーク柏スタジオは、
大人の発達障害の方を中心とした
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就職に向けての訓練や、
就職活動の支援をおこなっています。

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