2023年12月20日

なぜ発達障害のある方は身だしなみが苦手なのか？～原因と対策～

【気を付けるポイント】

次は服装を選ぶ際に気を付けるポイントを紹介していきたいと思います👔👖👗👠

・髭剃り、散髪、爪切りはルーティン化する
定期的な手入れの必要がある身だしなみに関しては
毎日、週1、月1とルーティン化していく事がお勧めです。
自分ではこのくらい良いだろう、気にならないからという考え方が
一番危険ですので定期的にやる事ととして取り組みましょう😊
朝の洗面（寝ぐせ直し、鼻毛のチェック、洗顔など）も
時間があればではなく「朝必ずやること」としてルーティン化したほうが、
身だしなみの乱れを防ぐことができます！

・手鏡、毛抜き、爪切り、クシ、電気カミソリを持ち歩く
どうしても忘れてしまう方には外出先でも
身だしなみを整えることができるようにこれらをセットとして持ち歩き、
必要に応じて整えることも有効です。清潔感の無い印象を一度与えてしまうと、
それを払しょくするにはとても長い時間がかかります。

・服の色は2～３色に収める/同色を心掛ける
まず洋服の色選びに関してですが、多くの色を使わないことがポイントになります💡
多くの色を使うことで派手になりすぎる、まとまりのない印象ことを与えてしまうことが考えられます。
できれば、全身で2～3色に抑えるとよいでしょう。
逆に単色にすることで目立つ場合もあるので、できれば同系色（暖色、寒色、アースカラーなど）で
2～3色もしくは白と黒を合わせてまとめることをお勧めします✨

・しわ、よれ、汚れを確認する
これだけでだらしなさ、不潔な印象を与えてしまうため、気を付けたいポイントです。
シワを伸ばすにはアイロンが一番ですが、手間がかかる為、
シャツはノンアイロンのものを購入する、洗濯時にシワを伸ばす、
ハンガーにかけて収納する事でシワを防ぐ事ができます。
襟や袖はどうしても伸びたり、汚れるので、襟袖用の洗剤を使用したり、
伸びたものは捨てるようにしましょう。

・自分のサイズを把握する、余計な情報で買わない、わからなければ試着、裾上げを利用する
とても基本なことになりますが、自分の今のサイズを把握しておくことも大切になります。
わからなければ手間でも試着、裾上げをするようにしましょう。
これから痩せる、もしかしたら太るかもという先々のことを考え
購入するとサイズの合わない服を着ることになり、
だらしない印象やTPO上着れない服になってしまいますのでやめましょう！

・あいまいさ回避の為、お決まりのパターンを決めておく、他者と服を選ぶ
身だしなみに関しては、相手が受ける印象がポイントとなる為、どうしてもあいまいさが発生します。その為、この身だしなみなら問題ないというコーディネートパターンを参考画像や、
店頭のマネキンを見てセットで購入してしまう、店員さんや友人などの
他者に協力してもらい一緒に服を決める事で他者視点を入れた服装を心掛けるとよいでしょう。

以上が、発達障害のある方が身だしなみを整えることが苦手である理由と
それに対する対策になります。
ぜひ自身の苦手を「できない」と捉えてしまうのではなく、
「サポートをしてもらえばできる」という視点、
発達障害だからと相手に「できない」というレッテルを張るのではなく、
「どうすればできるようになるのか」を一緒に考えるという
当事者と周囲のそれぞれの視点が必要になります。

ディーキャリアワーク柏スタジオではスタッフが、
「どうすればできるようになるのか」を一緒に考えて、
身だしなみを整えてきた方々が実際にいました。
就職するうえで大事な身だしなみ、
でもその身だしなみに自信がない方は、
ぜひ一緒に考えてみませんか？？