発達障害 ～ コントロールできることに注意を向ける
ネットなどで､｢自分でコントロールできないことは考えない｣のようなことを聞くことがありませんか？
実際にはどのようなことなのか､少しお話ししたいと思います。
まずは､｢コントロールできること／できないこと｣とは何でしょうか
人間個人では､
●行為(動作や表情)／思考(頭の中で考えること)
→コントロールできる
●感情(気分や気持ち)／生理(身体反応や心身のコンディション)
→コントロールできない
もう少し範囲を広げると､
●自分／現在
→コントロールできる
●他人／他の生き物／自然現象／過去・未来
→コントロールできない
などが挙げられると思います。
そして、｢コントロールできないことは考えない｣とは何でしょうか
一見すると､コントロールできないことは諦める､のようにも聞こえますが､そうではありません。
コントロールできないことの中には､直接はコントロールできないけれど
間接的にコントロールできる(可能性がある)ものが含まれていると思います。
例えば､
👆自分の｢怒りという感情｣は､直接は変えられないが､相手にも事情があるというように考えて
｢怒りという感情｣が生まれないように､チャレンジしてみる
👆店員の｢悪い態度｣は､直接は変えられないが､自分から笑顔で接することで
｢悪い態度｣が改善するように､チャレンジしてみる
👆このままだと｢試験に不合格｣になる未来は､直接は変えられないが､さらに勉強を頑張ることで
｢試験に不合格｣にならないように､チャレンジしてみる
つまり､コントロールできないことを､無理やりコントロールしようとして苦しまないで
コントロールできることに注意を向ける。
さらに(可能であれば)､コントロールできないことも､コントロールできることから間接的に
コントロールできるようにチャレンジしてみる。
そんな風に捉えています。
参考になりましたでしょうか💦
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