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発達障害のある方が陥りやすい「ぐるぐる思考」ってなに?

こんにちは。ディーキャリアITエキスパート田町オフィスです。

本日は発達障害のある方が陥りやすい「ぐるぐる思考」について、そのように考えやすくなってしまう理由や対処方法についてご説明いたします。

ぐるぐる思考とは?

ぐるぐる思考とは反芻思考とも言われ、ネガティブな経験などが、頭の中をずっとぐるぐるして、不安やストレスを強く感じ続けてしまう思考のことです。

ぐるぐる思考という名前は、発達障害のある方が想像しやすいように呼ばれるようになりました。ぐるぐる思考の例としては下記のようなケースが多く挙げられます。

・なんであの時にあんなことを言ってしまったんだろう

・なんでこんな行動を取ってしまったんだろう

基本的には過去の出来事なので、それについてどんなに考えても結果は変わらないのに、後悔でマイナスな思考が止められないような状態です。

そもそも発達障害のある方は成功体験が少なく、失敗や嫌な出来事が多いと認識しやすい傾向にもあるので、そのせいで不安傾向が強い方が多い印象をもちます。

向き合うための治療例

こういったぐるぐる思考を改善するためによく用いられるのが「認知行動療法」です。

認知行動療法とは、心理療法の一種であり、マイナスな思考や行動に焦点を当てて問題を解決しようとするアプローチです。この療法は、発達障害のある方や精神障害をお持ちの方に対して有効な解決手段の1つです。

認知行動療法では、問題を抱える人々が、自身の思考の癖を把握し、その思考に陥らないために、認知や行動を捉えなおしていきます。その結果、自分自身や他人に対するマイナスな思考の癖を特定し、それらの考え方が自身の感情や行動にどのような影響を与えるかを理解することができます。

また、新しい考え方や行動の模様を学び、それらを実践して問題を解決することができます。この治療法は、短期間で結果が得られることが多く、効果的な治療法として広く認知されています。

ディーキャリアでの支援内容

ディーキャリアITエキスパート田町オフィスでは、認知行動療法を使用したさまざまな支援を提供しております。例えば、リフレーミングの訓練です。リフレーミングはすでにその人が持っている意味付けや解釈を、異なる視点で捉えなおす方法です。

例えばコップに水が半分くらい入っている状況において、「半分しか入っていない」とネガティブに考える人もいれば、「半分も入っている」とポジティブに考える人もいます。

事実をどのように意味付けて解釈するかは、それを受け止める側の枠組みによって異なります。1つの方向からしか見ていなかった枠組みに、新しい意味づけをするときに有効なのがリフレーミングの考え方です。

実際の職場でどのように新しい意味づけをしていくかというと、例えば仕事でミスをしてしまったという状況があったとします。ぐるぐる思考が強い認知だと「怒られるかもしれない」「自分の評価が下がってしまったらどうしよう」というような思考に陥り、どんどんネガティブなことを考えてしまいます。その影響で報告を避けてしまったり、対処を怠った自分を責め、さらに落ち込んでしまうなどの負の循環が繰り返されてしまいます。

ですがリフレーミングを使って認知の捉え方を広げられると「自分にとって影響の大きなミスではない」「信頼回復が可能なミスだ」と前向きに捉えることができるようになります。前向きに捉えられるようになると冷静に対応できるので、速やかに報告して上司の判断を仰げたり、対処できた自分に対しての自信が湧いてきます。

ディーキャリアITエキスパート田町オフィスのオフィスの雰囲気や訓練内容に関しては下記のブログをご参考にしてください。

【就労移行支援事業所のとある1日】訓練風景のご紹介!~ディーキャリア田町オフィス~

考え方の癖を把握する

リフレーミングをうまく活用するには「考え方の癖」を把握することが重要です。考え方の癖が楽観的であれば自然と楽観的な結論を出しますし、逆に悲観的なものであれば悲観的な結論が多くなります。これは考え方の癖によって出される自然思考なので、かなり意識をしない限り、自分自身の考え方の癖に従い瞬間的に生まれてきます。

自然思考が働いてしまっても自分自身の考え方の癖を常に意識しておくことができれば、状況の捉えなおしをすることができ、それによって認知を変えていき、結果としての感情や行動をコントロールしていくことができます。

ディーキャリアITエキスパート田町オフィスでは認知の具体的なケースを出していただき、どのように捉えなおすことができるのか一緒に考え、考え方の癖を少しずつ理解していきます。

訓練を何度も受けるうちに、ぐるぐる思考の回数が減って、前向きにタスクに取り組めることができるようになった利用者が増えておりますので、ご自身の思考と向き合ってみたい方は、ぜひお気軽にオフィス見学にお越しください。

文責 就労支援員 鈴木慧南

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