【大人の発達障害】モチベーションにAIは不要?AIも「環境のひとつ」として整えるという考え方【AI×IT就労移行支援・立川】
〜やる気はAIで作るものではない。AIも含めて、動きやすい環境を整える〜
「AIに励ましてもらえば、やる気が出るかも」「AIでモチベーションを上げる方法を知りたい」。そんなふうに考えたことはありませんか?
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィス/立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
私は、普段からAIを使っています。ムダ話の8割をAIに話してスッキリしたり、チャットの指示で分からない部分をAIで推測したり。AIは、私の働き方を支えてくれる道具の一つです。
では、モチベーションにも、AIは必要なのでしょうか? この記事では、私なりの答えと、AIを上手に使うためのポイントをお伝えします。
1. そもそも、モチベーションは考えるほど上がらない
ディーキャリア立川オフィスのブログでも書いたのですが、私は「モチベーションは、考えるほど上がらない」と思っています。
「どうすればやる気が出るだろう」と考えれば考えるほど、意識は「やる気がない自分」に向いてしまいます。だから私は、モチベーションのことを一旦考えずに、「何をすると将来の自分にメリットがあるか」だけに焦点を当てて行動するようにしています。うまくいかないときは、気持ちの問題にせず、問題として解決していきます。
2. 私の答え:AIは「環境のひとつ」。AIも含めて環境を整える
では、モチベーションにAIは必要か。私の答えは、「AIは環境のひとつ。だから、AIも含めて環境を整えるしかない」です。
やる気は、気合いではなく「環境」で変わる
やる気は、自分の気持ちだけで何とかできるものではありません。机の上が散らかっている、スマホの通知が鳴り続ける、作業の手順が分からない。こうした環境があると、どんなにやる気があっても、行動は止まってしまいます。
反対に、動きやすい環境が整っていれば、やる気がそれほどなくても、自然と手が動くことがあります。発達障害の支援では、本人が無理に頑張るのではなく、周りの環境を整えることで力を発揮しやすくする「環境調整」という考え方が大切にされています。
AIも、机や時間帯と同じ「環境の一部」
私は、AIもこの「環境」の一部だと考えています。
たとえば、作業の場所や時間帯を選ぶように、AIをどんな場面で使うかを選ぶ。静かな場所を選んで集中するように、AIに手順を整理してもらって、迷わない状態をつくる。AIは、やる気を直接生み出すものではなく、動きやすい環境をつくるための材料の一つなのです。
だから、AIが「動きにくい環境」になることもある
環境の一部だからこそ、AIが行動の邪魔になることもあります。やる気を出すためにAIを開いたのに、気づいたら別の話で盛り上がって、時間が過ぎていた。AIに励ましてもらっても、行動そのものは進んでいなかった。
そんなときは、AIを「使わない」ことも含めて、環境を整え直します。AIを使う時間や目的を決めておくのも、立派な環境調整です。
3. AIを「動きやすい環境」にするための使い方
ここでは、私の考え方の3つのステップ(将来のメリットに焦点を当てる、小さく行動する、うまくいかないときは問題として解決する)に合わせて、AIの使い方を紹介します。
※ここで紹介する使い方は、執筆時点で多くの生成AIツールで試せる一般的なものです。ツールによって、できることや使い方は異なります。
使い方① 「将来のメリット」を言葉にしてもらう
何のためにその行動をするのか、うまく言葉にできないときは、AIに手伝ってもらいましょう。
「今日、〇〇の作業をやるつもりです。これをやっておくと、将来の自分にどんなメリットがありますか?3つ挙げてください」
メリットが言葉になると、やる気がなくても、行動する理由が見えてきます。
使い方② 行動を、小さく分けてもらう
「何から始めればいいか分からない」ときは、AIに行動を小さく分けてもらいましょう。
「〇〇の作業を、5分でできる小さなステップに分けてください。最初の1ステップだけ教えてください」
最初の一歩が具体的になると、動き出すハードルがぐっと下がります。
使い方③ うまくいかなかったときの「問題」を整理してもらう
行動がうまくいかなかったときは、気持ちではなく問題として整理するために、AIを使えます。
「〇〇をやろうとしたけど、うまくいきませんでした。何が原因として考えられるか、次はどうすればいいかを一緒に整理してください」
自分を責める代わりに、次の一手を考える時間にできます。
4. AIも含めて環境を整えるときのポイント
AI以外の環境も、あわせて見直す
AIだけで環境が整うわけではありません。机の上を片づける、スマホの通知を切る、集中しやすい時間帯に作業する。AIは、こうした環境調整の一つとして組み合わせるのが効果的です。
AIを使う「時間」と「目的」を決めておく
AIとの会話が長くなりすぎないように、「この作業の手順を整理するときだけ使う」「10分だけ使う」など、使う時間や目的を決めておきましょう。AIが寄り道の原因にならないようにするための、大切な環境調整です。
体調が悪いときは、休むことを優先する
体調が悪いときは、環境を整えて行動しようとするより、休むことがいちばんの「将来のメリット」になることもあります。
個人的な情報や職場の情報は、入力しない
AIに相談するときは、自分や他人の個人情報、職場の情報を入力しないように気をつけましょう。
まとめ:やる気はAIで作らない。AIも含めて、環境を整える
モチベーションは、考えるほど上がらないものです。そして、やる気は気合いではなく、環境で変わります。
AIは、やる気を直接生み出すものではなく、環境のひとつです。だからこそ、AIも含めて環境を整える。将来のメリットを言葉にする、行動を小さく分ける、うまくいかなかった問題を整理する。そんな「動き出す」場面でAIを使い、ときには使わないことも選ぶ。それが、私なりのAIとモチベーションの付き合い方です。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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