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発達障害の私が思う、感覚のするどさと音の関係——「よい音」と「いやな音」が凸凹している【就労移行支援・立川】

〜全部の音が苦手なわけじゃない私の、音とのつきあい方ライフハック〜

同じくらいの大きさの音なのに、平気な音と、どうしても耐えられない音がある。「うるさいのが苦手」というより、「特定の音」だけがすごく気になる。「なんで自分の音の感じ方は、こんなに凸凹しているんだろう」と思ったことはありませんか?

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

私は、音にとても敏感です。でも、不思議なのは、全部の音が苦手なわけじゃないということ。好きな音楽は大きくても平気なのに、誰かの体のゆすりの音や、特定の話し声は、小さくても耐えられない。「よい音」と「いやな音」が、はっきり凸凹しているんです。

これは、単に「うるさいのが苦手」という話ではなさそうです。この記事では、なぜ音の感じ方が凸凹するのかを整理したうえで、音と上手につきあうための、具体的な対策をお伝えします。


1. なぜ、「よい音」と「いやな音」が凸凹するのか?

音の感じ方が凸凹するのは、あなたのわがままでも、気にしすぎでもありません。いくつかのごく自然な理由が考えられます。

  • 感覚のするどさが、特定の音を「無視できない情報」にするから。
    発達障害のある方は、感覚がするどいことが多く、多くの人が「背景」として流せる音を、いちいちくっきりキャッチしてしまいます。ただ、すべての音を同じようにキャッチするわけではなく、「特定の音」だけが強く飛び込んでくることがあります。だから、「この音は平気だけど、あの音は無理」という凸凹が生まれるのです。

  • ASDのこだわりが、音の「好き・嫌い」に表れることがあるから。
    ASDの特性がある方は、感覚に対して強いこだわりを持つことがあります。「この音は心地いい」「この音は不快」という感じ方が、はっきりしている。だから、音の好き嫌いが、人一倍くっきり分かれることがあります。これは、あなたの感覚が繊細で、こだわりが豊かだということでもあります。

  • 「意味のある音」と「意味のない音」で、反応が変わるから。
    好きな音楽のように「自分にとって意味のある・心地よい音」は、大きくても平気なことがあります。一方、貧乏ゆすりや雑音のように「意味がなく、コントロールできない音」は、小さくても強く気になります。同じ音量でも、その音が自分にとってどういう音かで、感じ方が変わるのです。

2. まず知っておく!音の凸凹は、あなたの感覚が繊細な証拠

「音の好き嫌いが激しい自分は、面倒な人間だ」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

音の感じ方が凸凹しているのは、あなたが繊細で、豊かな感覚を持っている証拠です。「よい音」をちゃんと心地よいと感じられるのも、同じ感覚のするどさがあるからこそ。決して、わがままでも、面倒な性格でもありません。

そして、大切なのは、「全部の音を我慢する」ことでも、「音を完全に避ける」ことでもありません。 自分にとっての「よい音」と「いやな音」を知って、いやな音は減らし、よい音は活かす——この工夫が、音とうまくつきあうコツです。

たとえば、いやな音を我慢し続けると、消耗してしまいます。でも、いやな音を物理的に減らして、代わりに好きな音(自分にとって心地よい音)を活用すれば、同じ環境でも、ずっとラクに過ごせます。音の凸凹を「困ったもの」ではなく、「自分の取扱説明書」として活かしていきましょう。


3. その場で試せる!音と上手につきあう対策

音の凸凹とうまくつきあうための対策を紹介します。

【対策①】自分の「いやな音」と「よい音」をリストにする

まず、自分がどんな音が苦手で、どんな音が心地よいかを、書き出してみましょう。「苦手:貧乏ゆすり、キーボードの音、特定の話し声」「心地よい:好きな音楽、雨の音、静かな環境」。ハードルを地面まで下げて、思いつくものからでOKです。自分の音の凸凹がわかると、「何を減らして、何を活かすか」が見えてきます。

【対策②】「いやな音」を、物理的に減らす

苦手な音は、我慢するより、物理的に減らしましょう。ノイズキャンセリングイヤホン、耳栓、イヤーマフ——道具を使って、いやな音をカットします。職場では「集中したいので、イヤホンを使ってもいいですか」と相談するのも一つの手です。「音に慣れる」のではなく「音を減らす」ことに徹すると、消耗が大きく減ります。

【対策③】「よい音」を、意識的に活用する

いやな音を減らすだけでなく、自分にとって心地よい「よい音」を、意識的に活用しましょう。作業中に好きな音楽や環境音(雨の音など)を流す、休憩時間に好きな音を聴く——よい音は、いやな音から自分を守ってくれる、心地よいバリアになります。よい音で、環境を自分好みに整えるのです。

【対策④】音がつらい環境は、事前に把握して備える

「どんな場所・場面で音がつらくなるか」を、あらかじめ把握しておきましょう。人の多い場所、ざわざわしたオフィス、特定の音がする場所——事前にわかっていれば、イヤホンを準備したり、静かな場所を確保したりと、先回りして備えられます。つらくなってから対処するより、事前の備えが一番ラクです。


■ まとめ:音の凸凹を知って、いやな音は減らし、よい音は活かそう

「音の好き嫌いが激しい自分は面倒だ」と一人で抱え込んで我慢するのをやめて、「いやな音とよい音をリストにする」「いやな音を物理的に減らす」「よい音を活用する」という道具を使いながら、音とちょうどいい距離でうまくつきあっていこう。

音の感じ方が凸凹しているのは、あなたが繊細で、豊かな感覚を持っている証拠です。全部の音を我慢する必要も、避ける必要もありません。自分にとっての「いやな音」と「よい音」を知って、いやな音は減らし、よい音は活かす。この工夫で、音は、あなたを苦しめるものから、うまくつきあえるものに変わっていきます。


最後に:ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで「自分に合った感覚との過ごし方」を一緒に考えよう

ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、音をはじめとする感覚の特性を整理し、自分に合った環境の整え方を、一人ひとりに合わせて一緒に考えていくプログラムに取り組んでいます。「特定の音が苦手でつらい」「音のせいで集中できない」「自分の感覚特性を職場でどう工夫すればいいかわからない」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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