大人の発達障害と「モロー反射」——原因のラベルより、今の自分がラクになる方法【就労移行支援・立川】
〜音や刺激にビクッとする私が見つけた、体と脳をゆるめるライフハック〜
不意の物音にビクッと過剰に驚いてしまう。気づくと体がいつもガチガチに緊張している。ちょっとした刺激で、心臓が跳ね上がるように反応してしまう——そんな経験、ありませんか?
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
私は昔から、刺激にとても過敏でした。「なんでこんなにビクッとするんだろう」「なんで常に体が緊張しているんだろう」——その理由を探していたとき、ある仮説に出会いました。それが「モロー反射」です。
赤ちゃんが見せる、あのビクッとする動き。あれが大人になっても残っているのではないか、という説です。この記事では、この仮説との向き合い方を整理したうえで、原因の正体探しよりも大切な、今の自分がラクになるための具体的な対策をお伝えします。
1. なぜ、刺激にビクッと反応してしまうのか?——モロー反射という仮説
刺激に過敏なのは、神経質だからでも、大げさだからでもありません。私が調べた中で出会った、いくつかの考え方を紹介します。
- 仮説①:赤ちゃんの「モロー反射」が残っているのかもしれない。
モロー反射とは、赤ちゃんが大きな音や刺激に反応して、手足をビクッと広げる原始反射のことです。通常は成長とともに消えていきますが、「これが大人になっても残っているのではないか」という説があります。もしそうなら、私のこの過敏さは「防衛システムがまだ働いている状態」と考えられます。
- 仮説②:脳の感覚処理や自律神経の働きによるものかもしれない。
現代医学では、発達障害のある方の刺激への過敏さは、感覚処理の特性や、脳の一部(扁桃体など)が刺激に強く反応することで説明されることが多いです。「危険を察知する部分」が敏感に働いているために、小さな刺激にも大きく反応してしまう、という考え方です。
- 大切な前提:どちらも「はっきり立証されている」わけではない。
正直にお伝えすると、「大人の発達障害の原因=モロー反射の残存」は、現代医学ではっきり立証されているわけではありません。海外の研究や整体・カイロなどの分野では注目されていますが、白黒はついていません。だからこそ、次に大切な視点が出てきます。
2. まず知っておく!原因の「ラベル」は、自分がラクになるための道具
「本当の原因はどっちなんだ」と正体探しに迷い込む前に、視点を切り替えてみましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。
発達障害の生きづらさは、原因が白黒つけにくいことが多いです。だからこそ、「どちらの説が正しいか」を突き止めることよりも、「その考え方が自分を助けてくれるか」で選んでいいのです。原因のラベルは、自分がラクになるための道具として、都合よく使えばいいのです。
- 「原始反射が残っている」というラベルを使うと:「自分の心が弱いからじゃない、体の防衛システムが動いているだけだ」と考えられて、自己否定が減り、体をゆるめるケアに目を向けられます。
- 「脳の感覚過敏・自律神経」というラベルを使うと:ノイズキャンセリングイヤホンや環境調整など、現代医学の知見にもとづいた対策を素直に取り入れられます。
どちらのラベルも、自分を助ける道具です。「正しいほう」を探すのではなく、「今の自分に役立つほう」を選ぶ——この発想の切り替えが、生きづらさをラクにする第一歩です。
※モロー反射の残存については医学的に確立された説ではありません。体調や過敏さがつらい場合は、自己判断だけで抱え込まず、医療機関に相談することをおすすめします。
3. その場で試せる!体と脳をゆるめる具体的な対策
原因が体でも脳でも、「今ここにある過敏さ」をやわらげる対策を紹介します。自分に合うものを試してみてください。
【対策①】体をゆるめる——深い呼吸と「セルフハグ」
体の緊張が強いとき、ゆっくりした深い呼吸が有効です。3秒で吸って、6秒かけて吐く。これを数回繰り返すだけで、体の緊張がやわらぎます。また、自分の両腕で自分の体を軽く抱きしめる「セルフハグ」も、安心感を得やすい方法です。体を包む感覚が、過剰な緊張をゆるめてくれます。
【対策②】刺激を物理的にカットする
脳への刺激が多すぎると感じるなら、刺激を物理的に減らすのが一番シンプルです。ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓で音をカットする、サングラスや帽子で光をやわらげる——「気合いで慣れる」のではなく、「そもそも刺激を入れない」環境を作りましょう。これは逃げではなく、賢い環境調整です。
【対策③】重さや圧で安心感をつくる
体に程よい重さや圧がかかると、安心して緊張がゆるむことがあります。重めのブランケットにくるまる、クッションを抱える、少しタイトな服を着る——「包まれている感覚」が、ビクッとしやすい体を落ち着かせてくれる場合があります。自分が心地よいと感じる重さを探してみましょう。
【対策④】自分で仮説を立てて「実験」してみる
一番大切なのは、原因の正体解明ではなく、「今の困りごとをやわらげること」です。「体が原因かも」と思ったら体をゆるめるケアを、「刺激が原因かも」と思ったら刺激カットを——自分で仮説を立てて試し、心地いい着地点を見つけていきましょう。「これをやったらラクになった」という自分だけのデータが、何よりの答えになります。
■ まとめ:原因探しより、「今の自分がラクになるか」がすべて
「本当の原因は何なんだ」と一人で抱え込んで正体探しに迷い込むのをやめて、「体をゆるめる」「刺激を物理的にカットする」「自分で試して心地いい着地点を見つける」という道具を使いながら、自分の過敏さとちょうどいい距離でスマートにつきあっていこう。
刺激にビクッと反応してしまうのは、あなたの心が弱いからではありません。原因がモロー反射でも、脳の作用でも、大切なのは「今の自分がラクになること」です。原因のラベルは、自分を助けるための道具として都合よく使いましょう。自分で仮説を立てて実験し、心地いい着地点を見つけていくこと——それが、生きづらさを生き抜く一番の力になります。
最後に:ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで「自分に合った過ごし方」を一緒に見つけよう
ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、感覚の過敏さや緊張しやすさなど、自分の特性とのつきあい方を、一人ひとりに合わせて一緒に整理していくプログラムに取り組んでいます。「刺激に過敏で疲れやすい」「常に体が緊張していてしんどい」「自分に合った環境調整を見つけたい」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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