発達障害の私が思う、あいまいについて
「え、よくわからない」
それが、発達障害を持つ私、かまちの率直な気持ちです。「あいまい」。この一言ほど、私を立ちすくませ、混乱させる世界のルールはありません。
あなたは、仕事や人間関係の中にある「あいまいさ」について、どうお考えですか?
おはようございます。就労移行支援事業所ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで障害者雇用として働いている、かまちです。今日は、私自身が日常でぶつかる「あいまいさ」の壁と、それを乗り越えるための具体的な「手立て」についてお話しします。
発達障害を持つ私にとって、「あいまいさ」は日常生活の中で最も大きな壁の一つです。この世界は、健常者の方々にとっては当たり前のニュアンスや行間を読むことで成り立っていますが、私たちにとっては、まるで霧の中を歩くような感覚なのです。
「あいまいな指示」が引き起こす混乱
仕事やプライベートで「適当にやっておいて」「なるべく早く」「いい感じに」といったあいまいな指示を受けるたびに、私の頭の中はフリーズしてしまいます。
例えば、「適当に資料をまとめて」という指示があったとします。
| 指示の解釈 | 私の疑問 |
|---|---|
| 適当(適切なこと) | 適切な資料とは、どの範囲、どの深さの情報か? |
| 適当(大雑把) | どの程度、手を抜いて良いのか?見栄えはどこまで考慮すべきか? |
| まとめる | Word, Excel, PowerPointのどれを使うべきか?ページの制限はあるか? |
このように、たった一つのあいまいな言葉から、無限の選択肢と疑問が生まれ、結果として何も手につかなくなることがあります。私に必要なのは、「Aというファイルを使って、Bの情報をCの形式で、本日中に提出してください」という、具体的で明確な指示なのです。
感情のニュアンスが読み取れない
言語的なあいまいさだけでなく、非言語的なコミュニケーション、つまり「感情のあいまいさ」も私たちを悩ませます。
- 表情: 複雑な表情から、「戸惑い」と「怒り」の区別がつかないことがあります。
- 声のトーン: 社交辞令としての「ありがとう」と、心からの感謝の「ありがとう」の区別が、トーンだけでは判断しにくい場合があります。
そのため、相手の意図を誤解してしまい、人間関係でつまずくことも少なくありません。これは、悪意があるわけではなく、脳の情報処理の特性上、情報が「ノイズ」として処理されてしまうためです。
あいまいさへの「対処法」
しかし、社会で生きていく以上、すべてが明確になるわけではありません。あいまいな世界を生き抜くために、私が実践している対処法をいくつかご紹介します。
「言語化」と「明確化」の徹底
あいまいな指示を受けたら、すぐにその場で具体的な言葉に置き換えて確認します。
- NG例: 「はい、わかりました」
- OK例: 「『なるべく早く』というのは、今日の終業時間まででよろしいでしょうか?」
これにより、私自身の誤解を防ぎ、指示を出した側も自分の意図を再認識することができます。
ルールとパターンを「視覚化」する
仕事の手順や人間関係で起こり得るパターンを、メモやフローチャートとして視覚化します。

例えば、「上司が眉間にしわを寄せている場合は、話しかけるのを一旦やめる」といったルールを明確にすることで、感情のあいまいさに頼らずに対応できるようになります。
理解者を探し、伝える
最も重要なのは、自分が「あいまいさ」を苦手としていることを、信頼できる上司や友人に伝えておくことです。
「指示はできるだけ具体的にしてほしい」「表情で判断できない時は、言葉で伝えてほしい」とお願いすることで、不要なストレスを減らすことができます。この共有によって、相互理解が深まることが、私にとっては一番の心の支えになります。
おわりに
あいまいさのない世界は存在しませんが、私はその世界で生きないといけません。
その世界で、いきる日々、自分なりの手立てを見つけ続けています。もし身近に、曖昧な指示に戸惑っている人がいたら、それはその人が怠けているのではなく、脳の情報処理が異なるだけかもしれません。少しだけ具体的に、優しく言葉をかけていただけると、私にとって大きな助けになります。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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