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発達特性と自己紹介。人前で話すのが苦手な人が実践する3つの確実な工夫

ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフのかまちです。

発達障害私が人前で話すことの「予測不能な恐怖」

人前で話すこと、特に新しい環境での自己紹介は、誰でも緊張します。しかし、発達特性(ADHD/ASDなど)を持つ私たちにとっては、その緊張が「予測不可能な状況への恐怖」へと変わることが少なくありません。

なぜこんなに緊張するのだろう?

以前の私は、「発達障害の私、かまちはなんで自己紹介が緊張するのかな?」とギモンでした。

練習すればよくなるのかなと思ったけれど、練習しても、よくはなるけど、完璧にはならない。それ自体、完璧主義であることも知っています。

でも、緊張しやすいのはなぜか?

ピアスタッフ、発達障害当事者として考えた時

それは感覚がするどい、つまり他の人より感受性のアンテナが強いということではないかと私見ですが考えています。

大勢の視線や声、場の空気を通常よりも強く感じ取ってしまうことが

緊張の大きな原因ではないでしょうか。

この特性(聴覚・視覚情報の過負荷、予測不可能な状況への不安など)を持つ方にとっては、自己紹介は大きなストレスとなり得ます。

しかし、自己紹介は

「自分の情報を正確に伝えるためのツール」

だと割り切れば、準備でその恐怖を最小限に抑えられます。

今回は、私が不安を解消するために実践している、安心で確実な自己紹介術をご紹介します。


1. 【確実な土台】不安を徹底的に減らす「完璧な台本」

予測不可能な状況が苦手な特性を逆手に取り、話す内容を完璧に準備し、暗記することで、当日の安心感を最大限に引き上げます。

① 「何を話すか」を構造化する(台本作成)

話す内容を箇条書きで明確に構造化し、それ以外のことを話す必要はないと自分に言い聞かせましょう。

項目話す内容の目安(必ず短く)目的
名前・所属部署とフルネーム(例:〇〇部署の〇〇です。)基本情報の提示
得意業務得意なスキルや資格(例:データ分析の経験が3年あります。)最も重要な「貢献できること」の提示
特性・配慮簡潔な業務上の配慮点(例:一度に複数の指示があると混乱しやすいです。書面でいただけると助かります。)安全に働くための自己開示
結びの挨拶前向きな言葉(例:精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。)前向きな姿勢を示す

② 読むスピードと時間を「正確に」把握する

話すスピードがバラバラになる、または早口になるのを防ぐために、時間を計測して練習します。

実践のコツ

  1. 作成した台本を声に出して読み、スマートフォンなどで録音し、時間を計りましょう。
  2. 目標は30秒以内に収めることです。

メリット: 「30秒で終わる」という確実な予測は、不安を大幅に軽減します。本番で多少緊張しても、時間内に収まるという自信につながります。


2. 【本番の対処法】発話と視線の不安を解消するコツ

人前での発話や視線合わせの困難を避け、冷静に話すための具体的なテクニックです。

① 視線は「特定の一点」に固定する

アイコンタクトは無理にする必要はありません。苦手な場合は、以下の方法を試しましょう。

実践のコツ

聞き手の顔を見る代わりに、部屋の後ろの壁の一点(時計や絵画など)や、聞き手の頭上など、特定の一点に視線を固定して話しましょう。

メリット: 相手からは「全体を見ている」ように見えたり、「資料を見ている」と解釈されたりするため、不自然さが軽減され、視線合わせのストレスから解放されます。

② 声のトーンは「低め・ゆっくり」を意識する

緊張すると、声が高くなったり早口になったりします。これを防ぐために、意識的に声をコントロールしましょう。

実践のコツ

  1. 話し始めに、深呼吸を一つ入れます。
  2. 少し低めの声で話すことを意識します(声が震えにくくなります)。
  3. 句読点や区切りの良いところで、必ず一呼吸入れることを台本に書き込んでおきましょう。

メリット: 声が落ち着いていると、内容が聞き取りやすくなり、あなた自身も落ち着いて話すことができます。


3. 【最も大切なこと】合理的な配慮としての「自己開示」

自己紹介の場で、業務上の特性や配慮点を簡潔に開示することは、今後の働きやすさに直結する最も重要な行動です。

「助けてほしいこと」をプロフェッショナルに伝える

曖昧な表現ではなく、具体的な行動として「助けてほしいこと」を伝えます。

  • 例: 「私は聴覚情報処理が苦手なので、複雑な指示は口頭ではなく、メールかチャットでいただけると助かります。
  • 例: 「集中力にムラがあるため、タスクの進捗を毎日1回、簡単な報告書で確認していただけるとありがたいです。

これは、あなたの弱みを晒すことではなく、あなたが最高のパフォーマンスを発揮するための「取扱説明書」を周囲に提供する、プロフェッショナルな行為です。この配慮を求めることで、後の業務における不要なストレスやミスを大幅に減らすことができます。


不安の捉え直し:「不安は、生きている証拠」

ここで、不安に対する考え方を少し変えてみましょう。

大切なことは、不安があるから生きている。不安は生きている証拠であると捉えなおしが大切です。

不安を感じるということは、あなたが周囲の状況を敏感に察知し、「どうすればより良くできるか」を深く考えている証拠です。その感受性こそが、あなたの強みとなり得ます。

「準備」と「正直さ」が強みになる

自己紹介が苦手なのは、あなたが持つ特性の一つです。それを否定せず、**「徹底的な準備」**という形で自分の強み(構造化能力、集中力)に変換しましょう。

完璧なスピーチではなく、「この人となら安心して働ける」という安心感を相手に与えること。それが、あなたにとって最高の自己紹介です。

一人で抱え込まないことが、最初の一歩

でも、どうしたらいいか、最初に何をしたらいいか、わからないですよね。

そう、だから、支援機関へ相談することが大切です。私(かまち)がいる就労移行支援事業所へ相談するのもアリです

大切なことは、不安も緊張も、決して1人で抱えこまないことです。

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就労移行支援事業所

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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  1. 「大人の発達障害」とギャンブル。自分を「数字」で守るための方法

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