【発達障害あるある】話が長い?「つい話しすぎてしまう人」が今すぐやるべき対処法とは【解決編】
こんにちは、ディーキャリアITエキスパート中野オフィスです!
おしゃべりがなかなかやめられない・話が長いと怒られてしまう、
そんなお悩みはありませんか?
前回は、発達障害の特性を踏まえ、
なぜそれが起こってしまうのかという原因についてお話してきました。
今回は、「ではどのように対処すればよいのか?」というところをご紹介していきます。
ディーキャリアは、なんと言っても発達障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援事業所!
発達障害の診断を受けているあなた、あるいは「発達障害かも?」と思っているあなた、
ぜひこの記事を読んでみてください!
◆前回のおさらい
それでは、前回の内容です。
前回は、「つい話しすぎてしまう」という同じ現象一つ取っても、
ADHD(注意欠如・多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)で
原因が異なることをご紹介しました。
ADHDのある方が話しすぎてしまう原因としては、
多動性により思考がどんどん移り変わってしまい、
そもそも何を聞かれていたのかを忘れて、
思いつくことをそのままに話してしまうことにより、話しすぎになっていました。
ASDのある方が話しすぎてしまう原因としては、
二つの障害特性が関係していました。
・こだわりにより、自分の興味のあるキーワードについては
正確な情報をたくさん伝えたくなってしまう
・相手の気持ちや空気を読むことが苦手なので、
相手が望んでいないことに気づかず、話し続けてしまう
この二つが合わさって、
相手が「もうやめて~」というサインを出していたとしても気づかず、
話し続けてしまうのですね。
前回の詳しい内容については、こちらをご覧ください!
▼【発達障害あるある】話が長い?「つい話しすぎてしまう人」が今すぐやるべき対処法とは【原因編】
◆ADHDタイプの方の対処法 ~仕事編~
それでは、それぞれ具体的な対処法をご紹介していきたいと思います。
お仕事での対処法、プライベートの場面での対処法にわけてご紹介していますので、
ぜひ実践してください!
①ちょっとした立ち話は、「いち話いちアジェンダ」
長い立ち話は嫌なもの。
障害特性上、「あれも話したい、これも話したい……!」と
ついつい長くなってしまいがちですが、
そこは気持ちをグッと抑えて、一回の話につき、一つのアジェンダにとどめましょう。
「今回は、この話だけしよう」と最初から決めておくことで、
話が脱線したり、長くなったりすることを防ぐことができます。
②面談の場合、「発散目的」の面談と「解決するため」の面談をわける
ADHDのある方の場合、
何か悩んでいることがあり、いざ上司に相談しよう!と面談をしても、
話しているうちに過去のいろいろなできごとが連鎖的に思い出されて、
気づけばただ延々と悩みを話し続けただけで時間が終わってしまった、
ということがあったりします。
その上、とりとめのない話になってしまい、
上司から「結局何を相談したかったの?」と尋ねられる結果になることもあるかもしれません。
忙しい仕事の中では、相談しようと思ってもなかなか時間が取れないことも多いです。
せっかく相談するのなら、有効活用したいですよね。
そこでおすすめなのが、
ひたすら聞いてもらう「発散目的」の面談と、
悩みを解決するための「問題解決」の面談をわけることです。
そして、面談するときは、
「今日はとりあえず悩んでいることを聞いてほしいです」
「悩んでいることをまとめてきたので、どうやったら解決できるかアドバイスをください」など、
この面談であなたが何を望んでいるのかを先に相手に伝えるようにしましょう。
できるのであれば、
先に「何を相談したいのか」を自分で言語化し、雑でもいいので書き出しておくと、
自分が何に悩んでいるのか・困っているのかが明確になり、
面談も有意義なものになるはずです。
◆ASDタイプの方の対処法 ~仕事編~
①「Time is money!」時間で区切る
「進捗報告は2分で」など、時間で区切りましょう。
相手の顔色や空気を読んで「そろそろ切り上げたほうがいいな……」などと
調整することは、特性上苦手なことに入るため、
時間で管理するのがもっとも楽で、確実です。
②「業務上必要」だから伝えているのか「こだわり」なのかを見極める
例えば、後輩の仕事ぶりなどを見ていて、
「ああ、そこはこうじゃないのに……!」と口を出したくなることがあるかもしれません。
そういったときに、ふと立ち止まって考えてほしいのが、
あなたが伝えようとしていることは、
「業務上必要な知識」なのか、それとも「自分の仕事のこだわり」なのかということです。
ASDのある方は、ある一定のやり方にこだわりがある場合がありますが、
それが「業務上必要な知識」ではない場合には、伝える必要がありません。
もし、「業務上必要」か「こだわり」かを自分で判断できないことがあれば、
周りの同僚や上司に確認してみると良いでしょう。
◆プライベートでの対処法
プライベートにおいては、
友達が気にしないのであれば、「長話になってしまう……」と不安になる必要はありません。
気のおけない友人同士で長々と話をするのは楽しいものですよね。
ただ、発達障害の特性として、「切り替えが苦手」というものがあるため、
仕事とプライベートで分けて対処をしようとすると、失敗することがあります。
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◆ADHD→いつもやっていないと忘れてしまう
◆ASD→環境ごとに臨機応変に切り替えるのが苦手
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そのため、もし対処を徹底したいのであれば、
上記の対策をできる限りプライベートでも取り入れると良いと思います。
また、友人であれば忌憚のない意見をくれるので、
「話し方について、何か気になったり、あなたの負担になることがあれば言ってね」と
伝えておくと、客観的な意見をもらえるかもしれません。
とくに、ASDのある方にとっては、
自分を客観視することが特性上難しいため、
友人など親しい人からの指摘や意見が参考になることが多いです。
ただ、いつもセルフケアに必死になっているとしんどいですよね。
たまには羽を伸ばして、何も気にせず友人と過ごす時間も持ちましょう。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「ついつい話しすぎてしまう」というお悩みについて、
障害特性を踏まえて原因と対策をご紹介しました。
ディーキャリアITエキスパート中野オフィスでは、
このように、障害特性から困りごとの原因を紐解き、
「生きるのがラクになる」ちょっとしたコツをお伝えしています。
「ディーキャリアITエキスパート中野にオフィスに通うようになって、
自分のこと、自分の障害のことがよりわかるようになった」
「自分に自信が持てるようになった」という声もありますので、
障害のことでお悩みなら、ぜひ面談・見学に来てください!
いつでもお待ちしております。
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