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特例子会社ってどんなところ? ― 障がい者雇用のひとつの形
わたしが就労移行支援の仕事に就いたとき、初めて「特例子会社」という言葉を知りました。
特例子会社は、大手企業(グループ)が障がい者を雇用するために設立する会社です。
障がい者雇用では「法定雇用率」が定められていて、すべての企業には障がい者を一定割合以上雇用する義務があります。
そのため、大手企業になると雇用しなければならない人数も多くなるため、障がい者雇用を専門におこなう子会社を設ける仕組みがあるんですね。
それが「特例子会社」です。
こんにちは。ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスの志村です。
特例子会社でも、いろんな会社がある
特例子会社の特徴は、とにかく幅が広いことです。
- 軽作業を中心におこなう会社もあれば、
- IT・デザイン・研究補助といった専門性の高い仕事をする会社もある。
また、親会社がメーカー系か、金融系か、IT系かによっても雰囲気が大きく違います。
最近では、専門性を高めてキャリアにつなげようとする“挑戦的な”特例子会社も増えてきています。
議論されるところもある
一方で、こんな課題もよく言われます。
- 「守られた環境」にとどまって、キャリアアップが難しいことがある。
- 親会社からの下請け的な仕事に依存してしまうケースがある。
これは“単なるデメリット”と考えるよりも、「前もって検討しておくポイント」として捉える方が正しいかもしれません。

選択肢のひとつとして
障がい者にとって、就職は不安が大きいものです。
「社会に出て働けるだろうか」「その仕事を続けられるだろうか」――
これは、家族も同じ思いを抱えています。
その意味で、配慮された環境で安心して働ける特例子会社は、希望を持ちやすい選択肢ですね。
同時に、「もっとキャリアを広げたい」と考える人には、会社のスタイルをよく見極める必要もあります。
結局のところ――
「自分に合った選択肢のひとつとして、知っておく価値がある。」
それが特例子会社ですね。
ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスでは、特例子会社を意識した就活もサポートしています。
どうぞよろしくお願いします。
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