派遣の話・・・IT業界ではね・・
記事タイトルについて・・・AIに聞いたら・・・こんなふうな答えを出してくれました。
IT業界における派遣社員についての話題である。IT業界においては、派遣社員が多く採用されることがあるが、その理由はさまざまである。例えば、プロジェクトごとに人員を調整できること、採用コストの削減、即戦力として活躍できることなどが挙げられる。
しかし、派遣社員が長期的に雇用されることは稀であり、プロジェクト終了後には別のプロジェクトに割り当てられることが多い。そのため、派遣社員は常に次のプロジェクトについて心配をしている状態が続く。また、派遣社員は正社員と比較して給与や福利厚生が低いことが多いため、不安定な雇用状況に加えて生活面でも不安を感じることがある。
IT業界における派遣社員については、さまざまな課題がある。そのため、業界全体で解決策を模索する必要があると言えるだろう。
「派遣社員は常に次のプロジェクトについて心配をしている状態が続く」というのは一定の真実ですが、派遣社員でなくても、ある状況の企業では「社員は次のプロジェクトについての心配」をします。
ある状況とは例えば、
- 事業が安定していない企業とか
- 組織・体制が確立していない企業とか
- 人材開発、教育など、将来を考えていない企業だったり
- 会社の今の状況だけ、企業の実績だけを考えていて、社員のことをあんまり考えない企業とか・・・
だから「派遣」であるかないかだけの問題ではないと言えます。
一応、言っておけば、AI君が出している回答は厳密には「間違い」となる場合もあります。
それで「派遣」でもあんまり心配しなくてよい場合もあります。
う〜ん、微妙な違いなんですよ、「派遣社員」という言葉の意味がね。
「登録型派遣」で雇用されている企業への所属意識が低い場合は、上記のような心配があるでしょう。
まあ、昔より今は、少々は心配な気持ちも薄れる状況があるかもしれません。
派遣法が改正されました。
改正された派遣法を”良い方向”で見れば心配が少ない・・・、”良くない”捉え方になるとやっぱり心配かな。(どっちやねん!)
「派遣契約」で働いている(派遣されてきた)社員でも、登録型派遣ではなく企業が正社員雇用していて、雇用している企業がちゃんと安定して仕事を与えている場合は、心配する必要はありません。
会社自体の経営がちゃんとしていれば仕事も安定して出てくるし、給料だってしっかり支払われ決められた分の年収を期待できます。
IT業界では、「派遣契約」で仕事をすることは一般の「登録型派遣」で働くような不安定な状況と直接は結びつきません。
勘違いしてはいけないってことです。
「派遣をどう思いますか?」と利用者の皆さんに聞いたことがあります。
多くの利用者が「不安定だから心配」と答えました。
「IT業界では技術者派遣は昔からありましたが、「派遣契約で働く=不安定」ではありませんから勘違いしないでくださいね」と話しました。
IT企業が顧客のシステム開発をする。そういう時の契約の形態が「派遣契約」なのか「請負契約」なのか・・・は、社員の雇用や身分が不安定になるとかならないとかと直接は無関係なのです。
とは言え、派遣契約のプロジェクトで働くことで、もしかしたら当事者である技術者が「心配」しても良いこともあります。
つまりね・・・「収入や雇用が不安定」ではなくて、違うところで心配することがあるかもしれない。
派遣というのは「客先に常駐して顧客の指揮命令によって働く」ことです。
それで一定期間(長くて3年)しか、同じところで働くことができません。
そうするとね、派遣先の指揮命令権者(上司みたいなものですね)が、自分の会社の社員ではなく、長くて3年したら居なくなってしまう技術者の将来を考えて仕事を割り当てたり、教育をしたり・・・しないかもしれませんね(^_^;)
人情としては・・・やむを得ないかな。
自分の会社の社員(部下や後輩)だったら、「育てよう」と思うでしょ。長く仕事をして欲しいし、会社の業績にも直結するだろうし。
もっと言えば、自分の実績にも影響する。
でもね、派遣(契約)で来ている別の会社の社員だと・・・そこまでしてもねぇ・・・って思うかもしれない。 (実際、そういうケースあります)
それと、派遣契約だと基本的には「作業時間(労働時間)に対して支払い」が発生します。
契約内容にも依りますが、原則的にはそういうことです。
そうすると、派遣先では支払い料金を抑える(コストを抑える)ことを考える。
だから、長時間の労働はさせない方向に気持ちが働く。代わりに自社社員に仕事が回る。
(本当のところ、この事は自社の正社員でも・・・本質的には同じなんですけどね。もし単なる「損得」で考えると派遣契約と自社社員の労働単価の差とか、技術力の差によるかな・・・苦笑)
ということで、「定時で仕事を終了して帰ってね」・・・と言われる(可能性が大)。
「おお、定時で帰れて良いよね」・・・と思う人には良いでしょうね。
でもね、技術者がスキルアップするためには、実は、どのくらい仕事をしたか(時間を掛けたか)が問題になることがあります。
「過剰な長時間労働」は問題であって、労基法上も制限があります。働き方改革関連法案というのでも問題視されていました。
ただ、「技術力をつける」という観点で言うと、たくさん仕事をした方が良いことがある。
聞いたことありません?
職人の世界でね、時間を気にせず(長時間)働いて、そうやって技術を付けてきたって話を。
「時間を気にする職人は力が付かないのだよ」・・・と言われることもあります。
天才はね、短時間でスゴイ技術力が付くのかもしれません。
でもね、わたしのような凡人はね・・長時間仕事をする中で・・・人よりたくさんやったから、少々、人より実績を積んでスキルアップしてきたという事実があります。
「派遣(契約)」で仕事をしていると、そういう機会は減るかも・・・ね。
そこを心配してほしいなぁ(笑)
派遣の話をしましたが、SES(準委任契約)という契約形態だと・・・同じ客先常駐ですが、ちょっとは違うかもしれません。指揮命令をするのが顧客ではなくて、自社の上司ですからね。
ちゃんとした考えの上司だったら、教育・指導を徹底してくれるかもしれません。
ただ、SESでも派遣でも、顧客の目に常に晒されているということは同じです。
それが良い方向に働くか、それともヨクない方向に働くか・・・その人次第でしょう。
気は遣うよね。お客さんがいつも見ている。ストレスに感じてマイナスだと。
逆にお客さんに見られていて気合が入り、しかも「良いところ」を見せられたら・・・営業的にもプラスに働くということもあります。(^o^)
常駐型(SES、派遣)を嫌う人には、一つ、前職でわたしが経験した事を紹介しましょうか。
前職の名古屋支社では、ある大手の電力会社(どこかは分かりますね・笑)の仕事をしていました。そのお客さんを担当するすごく優秀な管理職がいてね・・・技術力で高く評価されている。
ちなみに「派遣契約」ではありませんが、客先に常駐しての作業でした。
彼は技術者として優秀なだけじゃなくて、仕事を取ってこれる社員でした。
つまり、技術者だけれど「営業」ができる。
お客さんが「協力会社」(わたしの前職はその一社です)を集めておこなう年次の会合のようなものがあるのです。そこではいろいろな発表や調整の会議の後に、懇親会がある。協力会社を労ってくれるわけです。
それで、そのお客さんの幹部社員、役員が揃って出てきて、わたしたち協力会社の幹部社員と歓談したりする。
その場でね、彼は顧客の部長・次長とか事業部長とかと親しげに話ができる。
「◯◯君は、スゴイね。お客さんから仕事が出てくるわけだ・・・」というような話をしたらね・・・
「志村さん、そりゃそうですよ。だって20年以上一緒に仕事してますからね・・・」だって(^o^)
そういう事なのです。
20年程前は、彼も、そのお客さんも若かった。多分、若手から中堅になるくらいです。
それで一緒に仕事をし、一緒に飲みにも行き・・・ということをしていた訳です。
それでね、彼がこちらの会社で管理職(部長)になったけれど、その一緒にやっていたお客さんの方も、あちら(顧客)の会社で管理職(部長、課長クラス)になっている。
仕事が出てくるワケです。強力な営業コネクションになっていました。
ほらね・・・常駐型で、そういう事、あるんですよ。お客さんとの関係が築ける。
皆さん、キャリアパス、考えてますか?
こういうの、良くないですか?
営業できるエンジニアで、マネージャーになるのです。
登録型派遣の仕事をしていたら、ちょっとこういう事はありませんが、IT企業で「派遣契約・SES」で仕事している場合は、似たようなチャンスがあるのですよ。
いろいろ考えて就活しましょうと、利用者の皆さんにお話をします。
そういう話も聞きたい人は、ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィス、よろしくです。(^_-)-☆
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