水で通信しよう・・・
水で通信する。
・・・という話を、前職で新人研修をお願いしていた某メーカー系SI企業の教育部門の担当者さんと話をしている時にしたら・・・とても興味を持ってもらえました。
水で通信してみよう・・・と言ったら何を想像するでしょう?(^o^)
皆さんは?
興味ありますか?
前職では、通信の本質を知ってもらいたかったから、そういう話を時々していました。
そもそも、通信は時にスゴイ重要な役割を果たしてきました。
今から500年ほど昔、わたしが住んでいる愛知県は、なかなかスゴイことになっていました。 (もちろん、当時は愛知県はありません・笑)
わたしの自宅は愛知県尾張旭市というところにあります。名古屋市の隣の小さな地方都市です。名古屋市と反対側の隣は瀬戸市で、「瀬戸物」「瀬戸焼」の街です。
この辺りには、”毛受勝助(めんじょうしょうすけ)家照(いえてる)”という戦国武将がいたそうです。
毛受勝助は柴田勝家の家臣で、柴田勝家が賤ヶ岳の戦いで命を落としそうになった窮地を兄と共に救った英雄だったそうです。その時に毛受兄弟は討ち死にしました。
柴田勝家、知ってます?
織田信長の有力な家臣の一人で、羽柴秀吉(豊臣秀吉)と織田家の後継者争いをして敗れました。
戦国時代の三英傑、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は、今の愛知県(周辺)を舞台に活躍したのです。
戦国武将の話は人気あるから、三英傑は、皆さんも知ってるでしょう。
わたしの住む愛知県はそういう歴史の舞台になった地です。まあ、尾張旭のこの辺りは何もない野っ原だったとは思います(笑)
それで、戦国武将にとって非常に重要な武器の一つは通信技術です。
当時はしっかりした内容の情報を伝えるには、人が直接移動して情報をもっていった。
伝令ですね。
伝令の担当者は結構なエリートです。母衣衆(ほろしゅう)と言います。
ただ、簡単な情報をとにかく速く伝えるためには、他にも方法がありました。
狼煙(のろし)
です。もしかすると、見えやすいところに人が立って、手振りか何かで伝えることもしたかもしれません。現代でも手旗信号というのがあります。
これ、結構、重要な情報伝達手段です。
当時は今と違って高性能の望遠鏡とかないから、伝達距離はちょっと微妙ですね。(苦笑)
狼煙とか手振りとかは・・・光通信・・・だと言ったら、笑います?
現代の光通信とは違いますが、「見る」というのは光を利用している訳ですから、光通信と言ってもあながち間違いではない。
大事なことは、どういう煙の上がり方だったら、どういう意味なのかを「決めて」おくことです。 手振り(手旗)もそうです。こう振ったら、こういう意味ね・・・と決めておく。
そうすると、人が移動して情報を伝えるより、かなり速く情報が伝わる。特に移動しにくい地域だったりすると通信手段がそれしかないということもあります。
戦国時代に今の携帯電話のシステムを持っていたら・・・天下穫れる・・・かもね(^o^) 実際には通信機(トランシーバー)くらいが現実的(笑)?・・・ですが。 「戦国自衛隊」(注)の皆さん、下手打ったなぁ。俺だったら天下獲ってるよ・・・と妄想してます。
ということで、通信の本質は「決め事」です。
通信の媒体はイロイロある。水で通信するのはね・・・条件が限られますが・・・例えば、高低差のある水路を作っておく。
上から下へ情報を伝えるとして、水路に水を流します。どのくらいの水を流したら、どういう意味なのかを決めておく。
水路は途中で水が漏れたりしないようにはしないといけませんね(苦笑)
もし、同じくらいの高さの土地だったら、地面にトンネルを掘って水路にする。その両端に井戸のようなものを用意しておいて、水が一定量保持されるようにしておく。水路は閉じられていないといけません。
それで必要に応じて、井戸に水を入れたり出したりする。水の高さが両方の井戸で変わります。どのくらいの高さになったら、どういう意味か・・・を決めておく。(テキトーです。すみません)
大量の情報をやり取りするのは難しいかな・・・(^_^;) ちなみに雨に弱い(通信手段)です(笑)
まあ、そういう事です。通信の本質は媒体の性質を利用した「決め事」です。
この決め事のことを「通信プロトコル」(通信規約)と言います。
ネットワークや通信の勉強していて、時々、出てくるでしょ。
プロトコル
インターネットプロトコル・・・難しいなあとか思うかもしれませんが、本質的にはこういう事です。どういう意味かを「決めて」あるのです。
もし、どこか無人島とか荒野の中に何人かで取り残されて、お互いの意志のやり取りが必要な時に思い出してください。(笑)
良さそうな通信手段・媒体を見つけて・・・決め事です。
それで通信できます。
これはさすがに、ディーキャリアITエキスパートでも、雑談レベルでしかないネタ話かな・・・わたしはこういうネタ話、結構好きなんです(^o^)
それでは、ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスよろしくです。(^_-)-☆
(注)半村良「戦国自衛隊」・・SF小説です。映画になりました。千葉真一主演
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