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特性を活かして働く―発達障がいの特性をお持ちの方の “心地よいデザイン職の形”
こんにちは!
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです!
デザインに興味があって「IllustratorやPhotoshopを使ってみたい」と思う方は多いのではないでしょうか。
特に発達障がいの特性をお持ちの方の中には、視覚的な感性が鋭かったり、独自のこだわりを持って作品づくりに没頭できる方も多くいらっしゃいます。
一方で、「ミスが多い」「時間配分が苦手」「操作の手順を覚えにくい」といった課題を感じることもあるでしょう。
でも大切なのは、「できない部分」ではなく「自分に合ったやり方を見つけること」です。
この記事では、Illustrator・Photoshopを使ううえでの「得意な部分」「苦手な部分」、そして「対策方法」を分けて紹介しながら、特性を活かすヒントをお伝えします!

Illustratorが得意になりやすい特性は?
① 細かい作業に集中できる
ミリ単位で位置を整えるなど緻密さが求められるIllustratorでは、集中力が高まりやすい特性が強みになります。
② 規則性やパターン化に強い
反復作業や整列など、一定のルールで進む工程に安心感を覚える方に向いています。
③ 視覚的な理解が得意
空間のバランス感覚に優れ、形や配置を直感的に掴めるタイプの方はIllustratorとの相性◎。
④ こだわりを追求できる
「もっと綺麗に整えたい」という探究心は、作品の完成度を高める大きな武器です。
⑤ 発想力が豊か
一見「注意が散る」ように見えても、実は視野が広く、多角的に物事を捉えられるタイプ。
他の人が見落とす発想を形にできる強みがあります。
Illustratorで苦手になりやすいポイント
• レイヤー管理が複雑になりやすい
• バージョンや保存ミスが起きやすい
• 全体のバランスが取りづらい
• マルチタスクが苦手で混乱しやすい
• 指示があいまいだと対応に困る
これらは決して「向いていない」ということではなく、対策を知っておくことでスムーズに作業を進めることができます。
Illustratorを使うときの対策はこれ!
① レイヤー名を必ずつける習慣をつける
作業の最初にフォルダ構造を決め、「背景」「文字」「装飾」などと名前を付けておくと混乱しません。
② 保存ルールを統一する
「日付+案件名」など、自分でフォーマットを決めておくことでバージョン管理が楽になります。
③ 見直しタイムをつくる
細部にこだわるほど全体が見えにくくなります。10分休憩してから見直すとバランス調整がしやすくなります。
④ 一度に一つの作業に集中する
複数工程を同時に進めず、チェックリストに沿って一つずつ丁寧に進めると、マルチタスクになることなく混乱を防ぎやすいです。
⑤ 言葉よりも「見本」をもらう
「おしゃれに」「明るく」など抽象的な指示は、サンプル画像を共有してもらうことで誤解を防げます。
Photoshopが得意になりやすい特性は?
① 色や質感への感覚が鋭い
微妙な光や色合いの違いに気づける方は、写真のレタッチや色調補正が得意です。
② 集中して没頭できる
細かな修正やブラシ操作に集中できるため、丁寧な作業が求められる場面で力を発揮します。
③ 発想力が豊かで想像を形にできる
合成やコラージュなど、自由な発想を楽しめる方に向いています。
④ 一つのテーマを突き詰められる
「世界観」を大切にした作品づくりができるのは大きな魅力です。
⑤ 繰り返し作業が苦にならない
明るさ調整やリサイズなど、コツコツした工程も安定して進められます。
Photoshopで苦手になりやすいポイント

• ショートカット操作が複雑で覚えづらい
• レイヤーのコピーを忘れて上書きしてしまう
• 集中しすぎて時間を忘れる
• 抽象的な指示への対応が難しい
• ファイル形式や容量の管理が苦手
これらは決して「向いていない」ということではなく、対策を知っておくことでスムーズに作業を進めることができます。
Photoshopを使うときの対策はこれ!
① よく使う操作をメモ化する
自分専用のチートシートを作り、必要なショートカットをすぐ確認できるようにしておきましょう。
② “複製してから編集”を徹底する
原本を守る習慣をつけることで、ミスを減らせます。
③ タイマーを活用して時間を区切る
作業に没頭しすぎないよう、1時間ごとに区切りを設けるとバランスが取りやすくなります。
④ イメージをビジュアルで確認する
言葉よりも画像・参考資料を共有して「これに近い雰囲気」と合わせるのが◎。
⑤ 保存形式をルール化する
「印刷用=PSD」「Web用=JPG」など、用途ごとにテンプレートを決めておきましょう。ルールを決めることで管理がしやすくなります。
自分の特性を理解することが「働きやすさ」につながる

IllustratorやPhotoshopを使いこなすために大切なのは、「自己理解」です。
発達障がいの特性をお持ちの方にとって、不注意や衝動性、多動性などの傾向は“できない理由”ではなく、“自分らしい働き方を知るヒント”です。
• 不注意 → 視野が広く、さまざまなアイデアを出せる
• こだわり → デザインのクオリティを追求できる
• 多動性 → 行動力や発想のスピードに活かせる
自分の強みと課題を整理し、「どうすれば働きやすくなるか」を考えることで、ストレスを減らしながら自分らしい仕事のスタイルが見えてきます。
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは何ができる?
「PCを使った仕事に興味がある」
「障がいがあるけど、デザインやIT業界で働いてみたい」
そんな思いを持つ方をサポートしています。
IllustratorやPhotoshopなど、デザインに関わるソフトにも触れられる環境があり、
「やってみたい」「ちょっと気になる」といった気持ちから始める方も多いです。
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執筆者:大木(生活支援員)
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