〜卒業生 Oさん(30代・ASD) 就職までの軌跡〜 卒業生インタビュー
今回は、今年の春に卒業された訓練生Oさんの声をお届けします!
Oさんがどのような思いで通所を決め、どんな訓練に取り組み、どのように変化していったのかをご紹介します。
最後にはご本人から、これから就職を目指す方への温かいメッセージもいただいていますので、ぜひ最後までご覧ください♪

プロフィール
Oさん
30代 男性/事務職(保険業界)
約1年3か月の通所を経て、障害者雇用枠で就職
診断名:ASD(自閉スペクトラム症)
通所を始めたきっかけ
OさんがディーキャリアITエキスパート海老名オフィスを選んだ理由は、以下の4つです。
• ITスキルが学べる環境だったこと
• 自宅から通いやすかったこと
• 人との会話が多く、自分も話す機会が増えそうだと感じたこと
• 事業所全体の雰囲気が明るく、安心できそうだったこと
訓練での様子
Oさんは、安定した生活リズムと心身の調子を整えながら、計画的に訓練に取り組まれていました。
特に印象的だったのは、小さな目標を少しずつ達成していく“積み重ね”を大切にしていたこと。
「いきなり大きな目標を立てて苦しくなるより、できることからコツコツ取り組んだ方が楽しく続けられた」とご本人も話しており、その姿勢が訓練の継続やモチベーション維持につながっていたようです。
また、訓練の中で他の利用者さんや支援員とのやりとりを通じて、自分でも気づいていなかった考え方のクセや感情の動きに気づくことができたそうです。
通所して良かったと感じたこと
Oさんに「通所して良かったことは?」と尋ねると、次のように答えてくださいました。
• 支援員のサポートが手厚く、些細なことでも相談できた
• 自分の特性や思考の傾向を理解することができた
• 訓練を楽しみながら継続できた(目標を分割して取り組む工夫)
• 同じように悩んでいる仲間がいて、“ひとりじゃない”と実感できた
• 働くうえで必要なことを幅広く学ぶことができた
日々の訓練の積み重ねのなかで、「自分を責めすぎず、受け入れる」ことができるようになったことも、大きな変化のひとつだったと語ってくださいました。
役に立った訓練
Oさんに、特に役立ったと感じた訓練を聞いたところ、以下の4つを挙げてくださいました。
• リフレーミング(考え方を柔軟にするトレーニング)
• アンガーマネジメント(感情のコントロールを学ぶ)
• アサーティブコミュニケーション(自分も相手も大切にした伝え方)
• 自己理解(自分の価値観や得意・不得意を整理)
Oさんからのメッセージ
「自分を受け入れてくれる、あるいは自分に合う会社は必ずあります。
諦めなければ、自分がいきいきできる場所や時間はきっと見つかります。
焦らず、慌てず、諦めず、就職を目指していってください。」
就職活動中の方に向けて、温かく力強いメッセージをいただきました。
Oさんの今
現在Oさんは、保険業界の事務職として勤務されています。
勤怠は安定し、必要な場面では職場内での相談もおこなえているようです。
今後も安定して働き続けられるよう、事業所としても継続的なフォローをおこなってまいります!
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神奈川県指定 就労移行支援事業所
ディーキャリア ITエキスパート海老名オフィス
所在地:〒243-0432 神奈川県海老名市中央2丁目9−1 スタービレ海老名 201
電話:046-204-8920
E-MAIL:it-ebina@dd-career.com
執筆者:篭谷(職業指導員)
監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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