発達障害は隠して働くことが可能?オープンにすることのメリットについて|大人の発達障害
こんにちは!
ディーキャリア IT エキスパート海老名オフィスです。
今回のテーマは
「発達障害を隠して働くこと」 です。
このブログが、発達障害をお持ちの方にとって少しでも気づきやヒントになれば嬉しいです。当事者の方はもちろん、ご家族の方にも参考にしていただければ幸いです。ぜひ最後までご覧ください!

発達障害を職場に隠して働くことについて
発達障害の特性がある方の中には、職場に特性を開示せずに働く「クローズ就労」を選ぶ方がいます。一方で、企業に伝え、配慮を受けながら働く「オープン就労」という選択肢もあるのです。
今回はクローズ就労のメリット・デメリット、職場定着率について、向いている働き方について解説します。
クローズ就労を選ぶ理由
発達障害の特性がある方が職場に隠す主な理由は以下のとおりです。
•一般雇用の方が求人数が多いから
•給料が高いから(障害者雇用枠より一般雇用枠の方が給与水準が高い)
•周囲の偏見や誤解を避けられるから
•業務に大きな支障はないと考えているから
給料やキャリアを重視し、特性を隠して働く選択をする方も少なくありません。
しかし、厚生労働省のデータによると
「一般雇用で障害を開示せずに就職した場合の職場定着率は1年で30.8%」
と低く、
「障害者雇用では70.4%」
と大きな差があります。
クローズ就労では配慮が受けられず、働きにくさが原因で退職するケースが多いと考えられます。
働きにくさの要因は以下のとおりです。
「仕事上の困難が増える」
•ASDの特性がある方:曖昧な指示や暗黙のルールが理解しづらい
•ADHDの特性がある方:ミスが多く、業務の抜け漏れが発生しやすい
特性が影響し、仕事の評価が下がったり、解雇されるリスクが高まります。
「相談しづらく、孤立しやすい」
特性を開示していないため、職場で困ったときに相談しづらいというデメリットがあります。
•業務についていけないが、周囲に助けを求められない
•ストレスがたまり、転職を繰り返してしまう
適切な支援が受けられず、働き続けるのが難しくなるケースもあります。
オープン就労のメリットとデメリット
〈メリット〉
オープン就労では、企業に特性を伝えたうえで、適切な配慮を受けながら働くことができます。
•指示を明確にしてもらえる
•業務の調整が可能になる(苦手な業務を減らし、得意な業務に集中できる)
•職場の理解が得られ、相談しやすい
特に、サポート体制が整った企業では、長く安定して働ける可能性が高いです。
〈デメリット〉
•一般雇用に比べて給与が低い傾向がある
•障害者雇用枠の求人が少ない
•職場によっては偏見を受ける可能性がある
給与面を重視するか、働きやすさを優先するかが大きなポイントになります。
どちらを選ぶべきか?
いずれにせよ、重要なことは自分に合った職場を考えることです。
変化が苦手な方は、安定した業務のある職場、マルチタスクが苦手な方は1つの作業に集中できる業務、コミュニケーションに不安がある方は指示が明確な環境だと不安は少ないでしょう。
ただ、クローズ就労となると必ずしも環境が変わらなかったり、条件が変化しないとも限りませんし、全て自分で問題を解決していかないといけません。障害について誰かに理解を求めることもできません。
面接時の対応
クローズ就労を希望する場合は、業務ができそうにないものでも「業務に支障はありません」と伝えないといけなくなります。その中でも自分の強みをアピールすることが重要です。
オープン就労を希望する場合
自身の障害の特徴と対処、必要な配慮を具体的に説明することが求められます。
また、どのような環境なら自身として働きやすいかを具体的に伝える必要があります。
どちらの選択肢でも、自分の特性を理解し、適した職場を選ぶことが重要です。
まとめ
発達障害の特性がある方が職場で特性を隠すことには、メリットもありますが、デメリットが多く存在します。
長く安定して働きたいのであればオープン就労での就職をおすすめします。短期離職を繰り返すより、長期に安定して働くことで業務経験の機会が増え、スキルアップを図れるという考え方もあります。
またどちらを選ぶにしても、自分の特性に合った職場環境を見極めることが大切です。
もし悩んでいる場合は、就労支援機関やハローワークの窓口などに相談しながら、自分に合った働き方を見つけていきましょう。

ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、自分の障害の特性を含むたくさんの視点から自分を分析し、自己理解を進めることができます。
なぜ今までうまくいかないことが多かったのか、どんな困りごとが起こるのかを、支援員の視点もお伝えしながら分析していきます。また困り事に対する有効な対策を、一緒に考え、実際にやってみながら検証をすることもできます。模擬職場の環境を整えているので、社会で自分の考えた対策が効果的か検証し、うまくいかなければ次の策を…と仕事を始めてから困らないための準備をすすめていくことも可能です。
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執筆者:篭谷(職業指導員)
監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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