2025年02月17日

発達障害は人に騙されやすい？理由と対策をお伝えします！｜大人の発達障害

こんにちは！
ディーキャリア IT エキスパート海老名オフィスです。
今回のテーマは
「発達障害と騙されやすさ」 です。
このブログが、発達障害をお持ちの方にとって少しでも気づきやヒントになれば嬉しいです。当事者の方はもちろん、ご家族の方にも参考にしていただければ幸いです。ぜひ最後までご覧ください！

発達障害の特性と詐欺被害

発達障害の特性がある方を支援していてたまに聞くのが、
「ネットショッピングで詐欺にひっかかってしまった」
「甘い話に乗りやすい」
といった話です。

実は発達障害の特性がある方は、詐欺被害に遭いやすい傾向があるとされています。
特に、ASD（自閉症スペクトラム障害）の特性を持つ方は、言葉の裏を読むのが苦手で、人を信じやすい傾向があります。また、ADHDの特性がある方は、衝動的な行動をとりやすく、冷静な判断が難しいことがあります。

詐欺被害に遭うと、借金を抱えてしまったり、債務整理が必要になったりするなど大変なことになります。
さらに、仕事や生活に支障をきたし、職場でのトラブルにつながることもありますよね。
今回は大人の発達障害の特性がある方が詐欺に遭いやすい理由と、その対策について解説します。

発達障害の特性がある方が詐欺被害に遭いやすい理由

1.言葉を文字どおりに受け取りやすい

ASDの特性の一つに、「曖昧な言葉や比喩表現を理解しにくい」ことがあります。そのため、「絶対儲かる」「今だけ無料です！」といった大げさな表現を信じてしまい、詐欺に巻き込まれることがあります。

2.コミュニケーションが苦手で相談しにくい

詐欺を回避するためには、周囲の人と話し合い、相談することが重要ですが、発達障害の特性がある方は、人に頼るのが苦手になりがちです。
そのため、詐欺被害に気づいても、誰にも相談せず、一人で悩み続けてしまうことがあります。

3.衝動的な行動をとりやすい

ADHDの特性がある方は、じっくり考える前に行動してしまうことが多く、冷静な判断ができないことがあります。「今すぐ申し込めば特典がつく！」といった宣伝に反応し、契約を急いでしまうケースもあります。

4.不安を煽る言葉に敏感

詐欺師は、「このままだと大変なことになる！」といった不安を煽る言葉を使い、相手を焦らせます。発達障害の特性がある方は、そうした言葉に強く反応しやすく、冷静に考えられなくなってしまうことがあります。

詐欺被害を防ぐための対策

ではどのように詐欺から身を守っていけばいいのでしょうか？

詐欺師は、相手に考える時間を与えず、すぐに契約させようとします。そのため、「一度考えてから決める」というルールを作ることをおすすめします。
大人になってから発達障害と診断された方も、焦らず慎重に判断することが大切です。

あと単純に、「おいしい話」や「不安を煽る話」は疑うこと、「簡単に儲かる」「このままだと危険」といった言葉に惑わされず、本当に信じられる情報かどうかを確認しましょう。
支援者や職場の上司、周囲の人と話し合うことも大切です。

さらにお金の管理をしっかりすることも重要です。
詐欺に遭うと、最悪の場合借金を抱え、債務整理をしなければならなくなることもあります。金銭管理が苦手な場合は、以下のような方法で対策をしましょう。

・クレジットカードの限度額を低くする
・大きな買い物をするときは家族や支援者に相談する
・家計簿アプリを使って収支を把握する

また、障害年金を受給している方は、適切にお金を管理し、不要な出費を避けることが大切です。

これはできることであれば、一番重要なのですが、信頼できる人と情報を共有することが大事です。
詐欺被害に遭わないためには、周囲の人と情報を共有し、何か不審なことがあればすぐに相談することが重要です。特に、就労や職場での人間関係が苦手な方は、支援者と密にコミュニケーションを取ることが大切です。

もし詐欺に遭ってしまったら？

どんなに注意していても、詐欺被害に遭うことはあります。その場合は、一人で悩まず、すぐに弁護士や専門機関に相談しましょう。

借金を抱えてしまった場合は、債務整理の相談ができる弁護士に連絡するのも良い方法です。

まとめ

発達障害の特性がある方は、詐欺のターゲットになりやすい傾向があります。しかし、適切な対策を取ることで被害を防ぐことが可能です。

・すぐに決めず、誰かに相談する
・「おいしい話」や「不安を煽る話」は疑う
・お金の管理を徹底する
・困ったら専門機関に相談する

日頃からこれらを意識することで、安全に生活し、トラブルを回避することができます。詐欺被害を防ぐために、正しい情報を身につけ、周囲と連携しながら行動しましょう。

ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、自分の障害の特性を含むたくさんの視点から自分を分析し、自己理解を進めることができます。なぜ今までうまくいかないことが多かったのか、どんな困りごとが起こるのかを、支援員の視点もお伝えしながら分析していきます。また困り事に対する有効な対策を、一緒に考え、実際にやってみながら検証をすることもできます。模擬職場の環境を整えているので、社会で自分の考えた対策が効果的か検証し、うまくいかなければ次の策を…と仕事を始めてから困らないための準備をすすめていくことも可能です。
社会性の障害と言われる発達障害は、他人から見た自分を知ることが1番効果的です。発達障害について知識のある支援員がその一つの視点となり、皆さんの自己理解のお手伝いをしていきます！

いつでも見学、体験をしていただくことができます。ぜひご連絡お待ちしています♪

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