〜卒業生 Mさん(軽度知的障害・20代) 就職までの軌跡〜 卒業生インタビュー
今回は先日卒業された訓練生の声をお届けします!通所を始めたきっかけや、どのような訓練に取り組み、どのように変化したのかなどもご紹介します。
最後にはご本人からのメッセージもありますので、ぜひ最後までご覧ください♪
目次
1.プロフィール
Mさん
20代 男性 一般事務職
約1年間通所を経て就職
軽度知的障害の診断あり
2.通所を始めたきっかけ
就労移行支援を利用する前は、“自立訓練“という福祉サービスに2年間通われていました。自立訓練とは、日常生活や社会生活を営むために必要な能力を向上させるために、生活リズムを整えたり、コミュニケーション能力を向上させるなどのスキルを身に着ける訓練をおこなうサービスです。Mさんは高校を卒業して、自立訓練の2年間を経て、就労移行支援の利用となりました。
複数の就労移行支援事業所を体験され、当オフィスはコミュニケーションが活発な印象を持たれたようで、「就職の準備をしながら他者とのコミュニケーションも取れると思い通所を決めました」と話してくれました。
3.訓練での様子
体験に来られた時や通所を始めた当初は、訓練内で発言はされるものの、支援員からの質問にはっきりと答えることができなかったり、利用者が話している輪に入っていけないこともありました。スマホゲームが好きだったこともあり、休み時間は一人で過ごされていることが多い印象でした。
また、社会に出て仕事をしていくためには体調を含む自己管理やビジネスマナーも大事なスキルではありますが、がむしゃらに頑張って息切れしてしまったり、「職場でそれはちょっと・・・」という言動をしてしまうことも少なくありませんでした。事務職希望でしたが、PCスキルにも不安な点が多くありました。
ただ、自立訓練で訓練を積んでいたこともあり、安定して通所はできていました。会話をするために必要なコミュニケーションも取れていたため、当オフィスでおこなっている基礎スキルの部分に関しては順調に進めることができました。
Mさんの課題だった、ビジネスマナーや自己管理、PCスキルに関しては、ワークスキルコースでの模擬職場で訓練することで少しずつ改善されました。
模擬職場では、模擬業務やPCスキルの訓練をおこないながら、上司役の支援員と報連相などのやり取りをおこないました。客観的な評価も含め、自分の業務の得手不得手の見極めをおこなったり、ビジネス上でのやり取りや振る舞いに関して、不適切と感じた際にはリアルタイムで指摘していきました。
段々と社会人としての振る舞いができるようになり、自己理解が進んだことで仕事をする時の工夫もできるようになりました。もともとMさんはよくいろいろなことに気が付くことが強みでしたが、ビジネスマナーが身についたことによって、気づいたことを同僚に伝えたり、職場の改善点を発信したりなど、職場で強みを発揮できるようになっていきました。
昼休みも、積極的に利用者同士や支援員と雑談をされるようになりました。
4.通所して良かったと感じたこと
・自分より歳が上だったり下だったりとさまざまな利用者がいるため、いろいろな話題でコミュニケーションが取れる
・自身の知らなかった長所・短所などを見つけてくれる
・悩みや困り事に対して親身になって寄り添ってくれる
とご本人が答えてくださいました。
さまざまな人とコミュニケーションを取ることで、自己理解を進めることができたことがMさんの自信につながったようです。
5.役立った訓練
ご本人に役に立ったと感じた訓練を伺うと、
傾聴の訓練:元々できていなかったのと、面接の際に面接官の質問を聞くこと時に役立ちました。
セルフケア:面接が終わった後に疲労やストレスがあった際に自分でケアができました。
3分間スピーチ:人前で話す事での緊張が無くなりました。面接で想定していなかった事への対処ができるようになりました。
面接練習:練習しとかないと元も子もないです。厳しい指摘をもらう事で成長ができたと感じました。
と答えてくださいました。
6.Mさんからのメッセージ
成長し続けるために大切なのは、やっぱり気持ち!
7.Mさんの今
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスを卒業され、現在は一般事務職の障害者雇用枠で就職し勤務されています。仕事で困ったことがあった際には、周囲の人に相談をすることもできているようです。PCスキルも大きな問題なく、業務に取り組むことができています。
現在は体調管理が課題にはなっていますが、大きく勤怠が崩れることなく働くことができているのは、訓練で身に着けたセルフケアの成果ですね。
長く定着して働いていけるように、今後もサポートを継続していきます!
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、訓練を通して“IT・PCスキル”と“コミュニケーションスキル・ビジネススキル”の両方のスキルアップを目指すことができます。
模擬職場という学んだことを実践できる環境で、“できた!”“こうしたらうまくいった!”という経験を積んでいくことが就職にもつながります!
また、自分が何が得意で、何が苦手かを理解しておくことも仕事をしていくために必要なスキルです。自己理解を進めるためのさまざまなカリキュラムもご用意しています。
就職に関して、障害特性への対処に関してなど、お悩みがあればいつでもご相談ください!
オフィスの見学、プログラムの体験も随時おこなっています!
ご連絡お待ちしております♪
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執筆者:篭谷(職業指導員)
監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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