発達障害だと待つのが苦手??理由と対処法をご紹介します!|大人の発達障害
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです!
今回は『発達障害と「待てない」』についてのお話しをしたいと思います。
発達障害の特性をお持ちの方に、このブログで何か気づきになれば嬉しいです。
当事者の方はもちろん、自分はADHD、ASD、SLDなのでは?と思っている方、家族が発達障害なのでは?と思う人がいた場合、参考にしていただけると幸いです♪
ぜひぜひ最後までご覧ください!
目次
発達障害と待ち時間
日常的に待ち時間がある状況ってどんなものがあるでしょうか?「遊園地の乗り物の待ち時間」「銀行の窓口の待ち時間」「レストランの待ち時間」「友達と遊ぶ間の待ち時間」「電車・バスの待ち時間」などなど・・・・状況はさまざまです。
待ち時間が好き!という人はあまりいません。ただ、待ち時間が我慢できなくて何かしらの問題に発展するという大人もそうそういません。
社会的には待ち時間は「あったら嫌だけど、仕方がないものとして我慢したり耐えるもの」と思われています。
しかし発達障害の特性がある人は待ち時間を耐えられない人が多いと思われます。
その理由をまず探っていきましょう。
〇発達障害と時間の感覚
発達障害の特性を持つ人には「これをやるのにどれぐらい時間がかかる?」と聞かれて、なんとなく答えることができない人もいるのではないでしょうか?発達障害の特性によって、時間の経過や長さを理解して見積もることが難しかったり、時間の感覚がズレていたりすることがあります。また集中力が続かない人は集中が切れてしまって、時間がどれだけ経過してあとどれくらい待てばいいかの把握ができなくなってしまう人がいます。発達障害の特性を持つ人にとってそもそも不確定な「待ち時間」は難敵なのです。
〇待ち時間のストレス
また、「待ち時間」は発達障害の特性を持つ人にとってはかなりのストレスになりやすい状況でもあります。予想と違うことにショックを受けやすい人にとって、待ち時間は常に不確実性が高くて不安になりやすい状況なのです。
集中力が続きにくい人にとっては、変化の少ない環境や長時間刺激の無い環境は退屈やイライラ度が増すでしょう。逆に待ち時間に普段と違う刺激に遭遇すると、そのストレスも発生します。
また元々の予想や予定と違う想定外の待ち時間にストレスを感じやすい人もいます。予定やルーチンの変更に適応するのが難しいと過度のストレスにもなります。
待ち時間中に他の人とコミュニケーションを取らないといけない環境となると、元々のコミュニケーションの難しさからストレスになることもあります。
待てないことが生活に与える影響
「待てないこと」が多いと生活にどんな影響をあるでしょうか?
まずは待てないことで周囲の人間との関係の悪化が考えられます。確かに待ち時間があるたびに怒っていたり、文句を言ってばかりだとその人と外出したくなくなってしまいます。
また、仕事や学校では成績や業務の進捗や遂行に悪影響があります。
待つことが困難だと待つことを避けがちになり、待ち時間に他の事をおこなうなどの時間管理のスキルを身に付けることへの困難につながることもあります。
さらにこれらのストレスが原因でメンタルヘルスの悪化、体調の悪化につながることが考えられます。
待ち時間の管理や短縮テクニック!
待ち時間に耐えられない元々の性質・特性は生まれつきのものなので変えようがありません。背の高さや手足の大きさ、声の高さなどと”生まれつきの性質”という面では同じようなものです。
発想としては「我慢できるようになる」のではなく「やり過ごすことができるようになる」のが大切です。
待ち時間の予定が事前にわかっている場合は、できるだけ準備を整えておくと待ち時間のストレスを軽減することができます。何にストレスを感じやすいかによってどのような準備をするかは人によって違います。退屈にストレスを感じるならば、退屈にならないように何かするものを用意したり、逆に刺激に反応しやすければ刺激を減らせるものを用意しましょう。何か別のことを待ちながらこなすなどもよい方法です。
また、待ち時間は予定通りになることの方がまれであると考えたほうがよいでしょう。
待ち時間に関して発達障害の人に有効なテクニックをここで紹介したいと思います。
①カレンダーを使う
カレンダーや予定表に、待ち時間が発生するときのおおよその待ち時間の長さを書き込んでおいて可視化すると把握しやすくなります。
②夢中になれるものを用意する
待ち時間に何か他の夢中になれることを割り当てることで時間の経過にイライラすることが少なくなります。これは1つのことに集中しやすい人には有効な手立てですね。
③リラクゼーションを取り入れる
待ち時間のストレスが過多になりやすい人は呼吸法やリラックス法を試してみるのもいいかもしれません。
④時間の見える化
時間の経過を砂時計のように見える化して時間の経過をリアルタイムで確認できるようにするのも一つのテクニックです。
どの方法が有効かは人によってさまざまです。自分の特性などを把握することで何が有効かを知ることができます。そのためにはまず待ち時間のときの自分と向き合うことが必要です。
ディーキャリアでできること
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、自分の障害の特性を含むたくさんの視点から自分を分析し、自己理解を進めることができます。なぜ今までうまくいかないことが多かったのか、どんな困りごとが起こるのかを、支援員の視点もお伝えしながら分析していきます。また困り事に対する有効な対策を、一緒に考え、実際にやってみながら検証をすることもできます。模擬職場の環境を整えているので、社会で自分の考えた対策が効果的か検証し、うまくいかなければ次の策を…と仕事を始めてから困らないための準備をすすめていくことも可能です。
社会性の障害と言われる発達障害は、他人から見た自分を知ることが1番効果的です。発達障害について知識のある支援員がその一つの視点となり、皆さんの自己理解のお手伝いをしていきます!
「待ち時間でイライラしてしまいどうにもならない」
「焦りや怒りが影響し、なかなか仕事がうまくいかない」
などで困っている皆さん、ぜひ一度相談に来ませんか?
いつでも見学、体験をしていただくことができます。ぜひご連絡お待ちしています♪
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