気象病って知っていますか?発達障害と気象病の関係についてお伝えします!|大人の発達障害
まだまだ寒い日が続きますが、みなさんいかがおすごしですか?
寒い時期は乾燥や気温も相まって、体調を崩しやすいです。コロナウイルスやインフルエンザ、ノロウイルスなども流行しますよね。
また寒さによって身体がこわばりやすいこの時期は、肩こりやそれに伴う頭痛も起こりやすいです。
天候も比較的安定はしやすいですが、時には雨や雪などが降り、気圧の変動が起こることもあります。
仕事をするうえで勤怠を安定させることは最低条件と言えます。体調を崩してしまうことは仕方がない部分もありますが、できる限り予防しておいた方が自分も職場の人も快適に仕事を進められますよね!
そこで今回は、体調管理についての中でも「気象病」についてお話をしていこうと思います。
目次
発達障害と気象病の関係性とは?
身体のさまざまな調整をおこなっている自律神経がうまく機能しなくなることで生じる「自律神経失調症」という病気になる方が、近年増えています。生活リズムの乱れや過剰なストレス、食生活の変化が要因として考えられるそうです。
気象病とは、気候の変化によって自律神経の乱れが生じることによって起こる心身の症状のことを言います。有名なのは“低気圧”ですが、気圧の急激な変動や、気温、湿度も影響すると言われています。
自律神経が乱れることにより、さまざまな心身の症状が起こります。
例えば、頭痛・めまい・立ちくらみ・倦怠感・腹痛・下痢と便秘を繰り返す・肩こり・腰痛などの身体症状や、気分の落ち込み・イライラしやすい・不安感などの精神的な症状が現れることがあります。
心身のさまざまな不調が、実は「自律神経の乱れ」が原因だった!という場合はよくあることです。この自律神経の乱れは誰でも起こる可能性があるのもです。
では、発達障害と気象病はどのように関係があるのでしょうか?
直接的に関係性があるとは言えませんが、発達障害の特性に関連して気象病や自律神経の乱れが生じやすくなる、または悪化させてしまう可能性はあると言えます。
【複数の物事を合わせて考えるのが苦手】
発達障害(特にASD)の特性を持つ方の中には、複数の物事を考慮しながら物事を考えたり判断したりすることが苦手になりやすい特性を持つ場合があります。
気象病は“天候”が大きく心身の状態に関連していますが、この特性があると「気候の変化→体調不良」と結びつけ、対策を取ることが苦手になる場合があります。周囲から見れば「いつもこの人、雨(低気圧)の日に調子が悪そうだな」とわかっていても本人が気づかなかったり、周囲から指摘されても「関係ないと思います…」と理解につながらないことも考えられます。
もし自分が気象病を起こしやすいことに気づいていれば、天気予報を確認して気を付けることができますが、それができにくく対策も取りにくいため悪化してしまうことがあります。
この特性が関わる場合は、自分の調子とその日の環境を記録して可視化することで見えやすくなることがありますのでぜひ試してみてください!
【効果的な対策を選択することが苦手】
発達障害の特性を持つ方の中には、選択肢を多数考えたり、効果的な方法ではない対策を続けてしまったりする場合があります。
その原因としては、場の空気を読むことが苦手で社会性が身に付きづらい、ワーキングメモリが低く経験が積みあがりづらい、切り替えが苦手で一つの方法から切り替えられない、衝動性やこだわりから効果的でないとわかっていても一つの方法に固執してしまう、などが考えられます。
例えば困りごととして起こりうることとしては、「“痛みがある・体調不良”=服薬や通院をしないと!」と通院や服薬の頻度が過度に増えてしまう、「“痛みがある・体調不良”=治すには寝るしかない!」と仕事を毎回休んでしまうなどが考えられます。それではなかなか仕事のパフォーマンスを上げていくことは難しいですよね。
この特性が関わる場合には、複数の対策を考えるために検索をしたり、他者に意見を聞きながら視野を広げたり、また効果を検証する期間を決めてから対策をしてみるなども良いかもしれません!
“発達障害の特性=気象病“ではないですが、発達障害の特性がゆえに気象病を悪化させてしまうことは考えられます。仕事で力を発揮するために、上手に気象病と付き合っていけると良いですね!
気象病の対策はどんなものがある?
天気や気圧の影響で体調が悪化される方、
特にこのような気象が原因となった頭痛やめまいを緩和する方法があるのをご存じでしょうか?
今回は簡単な方法をご紹介します!
- 耳の周りを温める
- 耳のマッサージ
なぜこれらが有効なのか?を説明していきます。
気圧による頭痛(天気痛とも呼ぶそうです)は、耳の奥にある内耳の気圧センサーが、気圧の変化を感知する際に過剰反応し、それによって自律神経のバランスが乱れてさまざまな不調を引き起こすことが原因であると、これまでの研究でわかってきています。
耳の周りの血行が悪くなると、内耳がむくんで過敏になり、頭痛が起きやすくなるそうです。そこで
頭痛が来そうだなと思ったときは内耳の血行を良くすることが効果的です。
内耳の血行を良くするには、耳の後ろのツボ(完骨)あたりにホットタオルや温かいペットボトルを
当ててみましょう。また寒い日はなるべく耳を冷やさないようにし、帽子やイヤーマフを使用することも良い対策だそうです。
耳のマッサージもおすすめです。
①耳の上下や両側をもって、②引っ張ったり、③回したり してみましょう。
ぽかぽかしてきませんか?
もみほぐすことで血行が良くなり、頭痛などの症状が改善されます。
気象病でお悩みの方、ぜひ試してみてくださいね。
自分の体調を自分でなるべく管理を心がけるセルフケアがとても大切になってきます。ぜひ自分に合った効果的なセルフケアを見つけるために、さまざまな方法を試してみてくださいね♪
ディーキャリアでできること
ディーキャリアでは、ツールを用いて自分の調子を可視化したり、体調に対策を試しながら自分に合ったものを見つけていくこともできます。また、自分にはどんな特性があるのかなど、自己理解を深め起こりうる問題に対して対処を考えていくこともできます。職場に近い環境で、いろいろな検証をしていきましょう!
私たちと一緒にセルフケアを実践して、体調を整えつつ、就労に向けての、知識や技術などを
少しずつ、身に着けていきませんか?
自分で心がけようと思っても気持ちの浮き沈みに振り回されている方、
体調が悪化してしまい離職されている方、再度働きたいと思われている方、 是非一度、
就労移行支援のディーキャリアITエキスパート海老名オフィスで、相談をしてみませんか?
お電話でもメールでもご相談をお受けしております。
いつでもお気軽にご相談をお待ちしております♬
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執筆者:篭谷(生活支援員)
監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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