何でもかんでも相談しすぎ?相談しすぎといわれてしまう人の原因と対策!|大人の発達障害
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです!
皆さん、“相談すること”は得意ですか??
なかなかうまく相談ができないと悩んでいる人は多いですよね。
先日「相談できないそこのあなた!その悩み解決できるかも!?」というブログを公開しました。相談ができずに悩んでいる…という方はぜひそちらもご覧ください!
ですが逆に、「相談しすぎてしまって周囲を困らせてしまう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
などと周囲から言われてしまって、悩んでしまった…という経験はありませんか?
今回は「相談しすぎてしまう原因と対策」についてお話ししたいと思います。
このようなお悩みを抱えている方に参考になれば幸いです♪
ぜひ最後までご覧ください!
相談しすぎ?!その原因はなに??
「なんでも人に聞かないで自分で少しは考えたら?」
と言われてしまうことは誰しもあることです。わからないことをつい他者に聞いてしまって、他者の作業の妨げになってしまったという経験だけを見れば多くの人が経験することでしょう。
ただ、そのようなことが何度もある、わかっていても修正がなかなかできずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
・なぜわからないことを聞いたらいけないのか理解できない…
・自分で考えたり、調べたりすると時間がかかりすぎてしまう…
などなど、人それぞれ原因はあるかもしれません。
もしかしたらこの悩みには「発達障害の特性」が関係している可能性があります。
いくつか原因になりえることを紹介したいと思います。これだけが原因となる特性というわけではないですが、いくつか紹介しますね。
①衝動的に相談しに行ってしまう
“衝動性の強さ” はADHD(注意欠如・多動性障害)の主症状の一つです。ADHDの衝動性の強さは脳機能障害のため、自分の意識だけでは止めることは難しいです。衝動を車のアクセルに例えるとしたら、衝動的な行動を抑える脳機能は車でいうブレーキです。ADHDの衝動性はブレーキが利かずに、アクセルを踏んでしまっている状態のようなものです。
そのため、ADHDの衝動性の強さの特性を持っている方の中には、「わからない!誰かに聞きたい!」と思ったときに、すぐに体が動いて、いつの間にか「○○さん、これってどうすればいいですか?」と相談相手の前に立って声をかけていた…ということが起こる可能性があるのです。
衝動性が原因の場合、注意されて「次回は改善しよう!」と思っても、意識しているだけでは同じことを繰り返してしまうことが多いです。そのため同じことを繰り返さないためには、特性に対する工夫や対処が必要です。
②相手の気持ちが分からず、自分の都合で相談をしてしまう
ASD(自閉症スペクトラム障害)の主症状の一つとして“他者視点を理解することが難しい”ことが挙げられます。“他者視点”とはつまり“他者の気持ちや考え”のことで、相手がどのように考えているのか、相手の状況はどうなのか、などを理解し、自分の行動を変化させることが難しい特性です。
「相手も仕事があるから忙しいだろうから、タイミングを考えよう」
「相手の時間を取らせてしまうから、自分でできる限り調べてからにしよう」
などと自然に考えるのは難しい場合があります。
それゆえに、「誰かに聞いたほうが早いからとりあえず聞いてしまおう」「自分は今困っているのだから相談に乗ってもらえるのが当たり前だろう」などと、相手の都合を考えずに自分の都合だけで相談しすぎてしまうことがあるのです。
これも障害特性なので、自分の意識や努力ではなかなか修正することは難しいです。特性に対して工夫や対処をおこなうことで改善の可能性が広がります。
③どう自分で考えればいいか、情報の整理ができない
発達障害の特性で“シングルレイヤー”というものの見方をしてしまう人がいます。シングルレイヤーとは一つ一つの情報にフォーカスを当てて物事を見てしまう視点なので、この特性がある人はさまざまな情報を統合して考えることが苦手になりやすいです。
そのため言われた作業指示などを理解しようとした時に、物事を言葉通りに受け取ってしまったり、色々な情報を整理して考えたりするのが苦手になることがあります。
「自分で考えなさい!」「自分で調べなさい!」と言われても、自分なりには考えているけど解決の突破口が見つけられない…ということが起こることがあるのです。
これも決して「甘えている」のではなく、本人としては「本当にわからない」のです。
今回は相談しすぎてしまう原因となる特性を3つ紹介しました。
もちろんこれがすべてではありませんし、特性と関連しないところが実は原因だった!ということもあります。
ただ、原因を知ることで改善しやすくなります。
どうすればうまく相談できるようになる?解決策は?
周囲の人たちとうまくコミュニケーションを取ることは、仕事をしていくうえでやはり必要です。相談できずに抱え込んでしまっては元も子もないので、相談できることはむしろ良いことです。ただ、相手の都合を考えない相談の仕方は周囲から良く思われないのも確かですね。相手も自分もお互いに気持ちよく仕事ができるように解決したい問題です!
今回はいくつか解決策を紹介するので、ぜひ試してみてください♪
①相談する前に、相手に許可を取る
「○○について相談があるのですが、今〇分ほどお時間よろしいですか?」など、相手の都合を考えて事前に許可をとるのは一つの解決策です。
当たり前のように思えるかもしれませんが、この一言があるだけで相手には選択する余地が生まれるので、「自分の都合ばかり」とは思われにくくなります。
②時間を決める
相談したいことがたくさんあって時間が長くなりすぎてしまう人は、事前に時間を決めてその中で相談を終えられるように工夫をすることも有効です。相手も仕事をしており、自分も進めないといけない仕事があることを踏まえると、お互いに相談に時間を使いすぎることはデメリットが多いです。障害者雇用で相談の時間を設けてもらえる場合もありますが、それであっても時間が決まっていることがほとんどです。
事前に時間が決まっていないとダラダラと長くなってしまうこともあるので、時間は事前に決めたうえで相手にも打診してみましょう。
③相談したいことをメモに書いて整理しておく
自分の考えや困っていること、悩みを整理しないまま相談に行くと、自分の言いたいことがうまく伝わらなかったり、それゆえに相手から的確な返答が引き出せなかったり、時間が長引いて話がそれてしまったりと、うまくいかないことも多いです。
事前に整理することで、自分なりの考えがまとまったり、問題が解決することも。
また衝動的に行動する前に、整理することをクセづけることで「気づいたら声をかけていた!」ということも防げるかもしれません。
相談された相手にとっても、何が聞きたいのか、どういった主旨の相談なのかが分かりやすい方が相談に乗りやすいですよね。
今回は3つの解決策をお伝えしました。ぜひ試してみてくださいね!
またこのような場合、周囲の人の理解も必要です。一方的に「自分で調べてから来て」と言ってもどう調べたらよいかわからない…という人に対しては、「このキーワードで調べると出てくるかも」などのヒントのようなものを伝えてあげるとそれだけでも状況が変わることがあります。周囲にそのような配慮を求めるのも一つの手かもしれません!
ディーキャリアでできること
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、訓練を通して自己理解を進めていくことができます。自分にはどんな特性があるのか、どんな対処をすればうまくいくのか、どんな配慮を受けるとよりうまくいきやすいのか…など日々の訓練の中で自分のことを振り返ったり、新たな発見をしたりしていく中で、自分のことを知ることができます。
また、実際の職場に見立てたオフィス環境、模擬職場で実際に報連相をおこなっていく中で、ビジネスシーンでの自分の課題の発見や、自分にとって有効な対処方法を検証をしていくことができます。
報連相や他者とのコミュニケーションがうまくいかず悩んでいる…
働きたいけど働くイメージが湧かない…
などの悩みがある方は、ぜひ一度ご相談に来ませんか?
見学・体験等も無料でおこなっていますので、ぜひご連絡お待ちしています♪
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執筆者:篭谷(生活支援員)
監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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