就職準備の最初に現在地を確認する
「就職したいけれど、生活リズム、仕事選び、応募書類のどこから始めればよいか分からない」と迷うことがあります。最初からすべてを進める必要はありません。現在できていることと負担になっていることを確認し、次に確かめる一項目を決めることが準備の入口になります。

四つの視点から現在地を見る
就職準備は、生活の安定、自己理解、職業理解、応募準備の四つに分けて考えられます。
生活の安定では、起床時刻、外出できる日数、活動後の疲れ方を確認します。自己理解では、集中しやすい条件、困りやすい場面、自分でおこなっている対処を整理します。職業理解では、一日の仕事内容、連絡方法、勤務時間、職場環境を調べます。応募準備では、履歴書や職務経歴書、面接で伝えたい経験を整えます。
四つは必ず同じ順番で終えるものではありません。求人を読んでから必要な配慮に気づき、生活や自己理解の記録へ戻ることもあります。現在地を行き来しながら確認する方が、実際の働き方を具体的に考えられます。
次の一週間で一つ試す
現在地を確認したら、「就職する」という大きな目標を、一週間で試せる行動へ変えます。通勤を想定した時刻に外出する、興味のある求人を一件読む、職歴を一つ書き出すなど、実行したか確認できる形にします。
予定どおりできなかった場合も、意欲だけで判断しません。開始した時刻、止まった場面、終えた後の疲れを記録します。続けられた条件と難しかった条件の両方が、次の計画を調整する材料になります。行動を増やす前に、同じ一項目を数回試して再現できるかを見る方法もあります。
実際の通所を想像して判断する
就労移行支援を利用するかは、制度の説明だけでなく、実際に通う自分の一日を想像して判断できます。通所時間、訓練、休憩、相談の方法など、確認したい項目を決めて見学へ持参すると、自分に必要な支援か考えやすくなります。
ディーキャリア平井オフィスでは、本人の状況や目標に応じ、主にライフスキル、ワークスキル、リクルートの各コースで訓練を進めます。セルフケアチェックでは、体調、気分、睡眠、集中力などを記録し、活動しやすい条件や疲れのサインを振り返ります。進み方や必要な期間は一人ひとり異なります。


