訓練は全員同じ?個別に考える方法
就労移行支援の訓練は、全員が同じ内容を同じ速さで進めるものだと思っていませんか?

共通のプログラムには、働くための基本を知り、他の人の考え方にも触れられる良さがあります。一方で、困りごとや目標、準備の段階は人によって異なります。必要な練習まで一律に決めるのではなく、共通部分と個別部分を組み合わせて考えることが大切です。
自分に必要な練習を見つける
まず「できないこと」を並べるのではなく、仕事のどの場面で困りやすいかを具体的にします。朝の準備、指示の理解、作業の開始、質問、報告、疲れへの対処など、場面を小さく分けると練習したいことが見えます。苦手が見つかるのは後退ではなく、自分に合う働き方を考える材料が増えたということです。
次に、今すぐ取り組む課題を一つ選びます。複数の不安を一度に解消しようとすると、何から始めればよいか分からなくなりがちです。試した内容と結果を振り返り、続けるか、方法を変えるかを決めると、無理なく調整できます。
訓練の内容を見るときは、名称だけでなく、どのような場面を想定し、何を確かめるのかにも注目しましょう。同じプログラムへ参加しても、ある人は質問の練習、別の人は疲れ方の把握を目的にすることがあります。目的を言葉にしておくと、振り返りで見る点が明確になります。
周囲と比べて進み方が違っても、それだけで良し悪しは決まりません。今の課題に合っているか、働く場面へつながっているか、負担が大きすぎないかを確かめながら進めることが重要です。
取り組むときは、できたかどうかだけでなく、どの条件なら行動しやすかったかを確かめます。負担が大きい場合は課題を小さくし、説明や見本が必要なら支援者へ相談します。具体的な条件が分かると、仕事の場面でも同じ工夫を選びやすくなります。
支援の中で試して確かめる
ディーキャリア平井オフィスでは、ライフスキル、ワークスキル、リクルートの3コースを設けています。生活面の土台、仕事で使う力、就職活動の準備という段階を意識しながら、目標や状況に応じて必要な取り組みを考えます。全員が同じ課題を同じ順番で行うという見方ではなく、今の自分に何が必要かをスタッフと整理できることが特徴です。
一人で方法を決め切るのが難しいときは、実際の場面を想定して試し、振り返ると、自分に合う形が見つかりやすくなります。ディーキャリア平井オフィスの訓練内容や取り組み方を知りたい方は、見学・相談でご確認ください。


