SNSで人と比べて落ち込んでしまうあなたへ 気持ちを立て直す小さな工夫
寝る前に何気なくSNSを開いたら、「転職が決まりました」「新しい職場、毎日楽しいです」という投稿が目に入る。よかったね、と思う一方で、「それに比べて自分は何もできていない」と気持ちが沈み、なかなか眠れなくなる。
仕事を探している時期や、体調を整えながら次の一歩を考えている時期は、こうした投稿がいつも以上に心に刺さりやすいものです。この記事では、SNSで人と比べて落ち込んでしまう理由と、気持ちを立て直すための小さな工夫を紹介します。
比べてしまうのは、おかしなことではありません
人は、自分が今どのあたりにいるのかを確かめるために、周りと自分を比べることがあります。比べること自体は、多くの人に起きる自然な心の動きです。「比べないようにしよう」と決めても、なかなか止められないのはそのためです。
ただ、SNSには次のような特徴があります。
- うまくいった場面が中心に載りやすい:内定、昇進、楽しい休日などは投稿されやすい一方、迷った日や疲れて何もできなかった日は、あまり投稿されません。
- たくさんの人の「よい場面」が一度に目に入る:一人ひとりは毎日うまくいっているわけではなくても、何人もの「よい場面」を続けて見ると、「みんな順調なのに自分だけ」と感じやすくなります。
- 疲れているときほど見てしまう:寝る前や疲れて帰った後など、気持ちの余裕が少ないときにSNSを開くと、落ち込みが大きくなりやすいです。
他の人の一番よい場面と、自分の苦しい毎日を並べて比べれば、落ち込むのは当然のことです。それは、あなたの努力が足りないからではありません。
今日から試せる、気持ちを立て直す小さな工夫
どれか一つ、やりやすそうなものから試してみてください。
1. 落ち込みやすい「時間帯」と「場面」を知る
まずは、どんなときにSNSを見て落ち込みやすいかを振り返ってみましょう。
- 寝る前に布団の中で見ているとき
- 朝起きてすぐ、まだ気持ちが整っていないとき
- 予定がなく、時間を持て余しているとき
落ち込みやすい時間帯が分かったら、その時間だけSNSを開かないようにします。アプリを2ページ目以降の画面に移す、通知を切るといった小さな工夫でも、「なんとなく開く」回数を減らせます。
2. 「比べた後の気持ち」をひとこと書き出す
落ち込んだときは、「焦った」「悲しくなった」「置いていかれた気がした」など、そのときの気持ちをひとことメモしてみましょう。
頭の中だけで考えていると、気持ちがどんどん大きくなりがちです。言葉にして外に出すと、自分の気持ちを少し離れたところから見やすくなります。続けるうちに、「この人の投稿を見ると焦りやすい」「疲れている日は落ち込みやすい」といった自分のパターンに気づけることもあります。
3. 比べる相手を「少し前の自分」にする
他の人と比べる代わりに、1週間前や1か月前の自分と比べてみましょう。
- 朝、決めた時間に起きられた
- 気になっていた書類を1枚出せた
- 外に出て散歩ができた
どんなに小さなことでも構いません。できたことを書き留めておくと、気持ちが沈んだときに「少しずつ前に進んでいる」と確かめる材料になります。
4. 見るアカウントを選ぶ
見るとつらくなりやすいアカウントは、一時的にミュートするのも一つの方法です。ミュートは相手に知られずに投稿を見えなくできる機能で、関係を切ることとは違います。気持ちが落ち着いたら、また表示に戻すこともできます。
落ち込みが長く続くときは
気分の落ち込みが何週間も続く、眠れない日が続く、好きだったことを楽しめなくなったといったときは、一人で抱え込まないでください。かかりつけの医療機関や、地域の相談窓口に相談することも選択肢の一つです。すでに通院している方は、主治医に今の様子を伝えてみてください。
「比べてしまう気持ち」は、自分を知る手がかりにもなる
人と比べて焦る気持ちの裏には、「本当は働きたい」「自分のペースで安定して過ごしたい」といった、自分にとって大切な願いが隠れていることがあります。
落ち込んだときは、「あの人のどこがうらやましかったのか」を振り返ってみてください。仕事が決まったことなのか、毎日楽しそうに過ごしていることなのか。そこから、自分がこれから何を大切にしたいのかが見えてくることもあります。

ディーキャリア橋本オフィスで一緒にできること
ディーキャリア橋本オフィスは、JR橋本駅すぐの就労移行支援事業所です。就労移行支援は、一般企業などで働きたい方が、働くための準備を進めるための福祉サービスです。
気持ちが沈みやすい場面を、一緒に整理します
スタッフとの個別面談では、どんな場面で落ち込みやすいか、そのときにどう考えやすいかを一緒に振り返ります。一人では「ただつらい」としか感じられなかったことも、話しながら整理すると、自分に合う対処の仕方を見つけやすくなります。
自分のペースを確かめる方法を、一緒に考えます
気持ちや体調の記録の付け方、できたことの振り返り方などを、ご本人が続けやすい形で一緒に考えます。他の人ではなく「自分のペース」を基準にすることは、働き始めてから体調や気持ちを安定させることにもつながります。
「どうなりたいか」を言葉にしていきます
人と比べて焦る気持ちの奥にある「本当はこうなりたい」を一緒に言葉にしながら、就職に向けて何から準備するかを整理していきます。
ディーキャリア橋本オフィスでは、毎週水曜日に「オープンオフィス・体験会」と「就職スキルチェック(参加費無料)」を行っています。話を聞いてみたい、雰囲気を見てみたいと思ったときに、ご自身のタイミングでご利用ください。


