BLOG

SNSで他人と比較して落ち込んでしまう方へ|橋本の就労移行支援でできること

同世代の投稿に「就職しました」「昇進しました」という報告を見るたびに、自分だけが取り残されているような感覚に襲われることはありませんか。

実際、離職中や休職中にSNSを見ていると、友人や同世代の人たちが仕事で活躍している様子、楽しそうな日常が次々と目に入り、「自分は何をしているんだろう」という気持ちが強くなっていく。分かっていてもスマートフォンを閉じられず、気づけば何時間も他人の投稿を見続けて、余計に気分が落ち込んでしまう方も少なくありません。

そこでこの記事では、SNSでの比較によって落ち込んでしまうことの背景と、今日から実践できる具体的な工夫、そして相模原市・橋本エリアで利用できる就労移行支援を通じた向き合い方について、詳しくお伝えします。

「比較して落ち込む」ことの奥にあるもの

SNSを見て落ち込む様子を見ると、周囲からは「見なければいいのに」「気にしすぎ」と言われてしまうことがあります。しかし、多くの現場で見えてくるのは、それだけでは本人の苦しさが見えてこないということです。

なぜなら、SNSに表れる投稿の多くは、その人の人生の中でも特に良い瞬間だけを切り取ったものだからです。頭では分かっていても、繰り返し目にする情報は感情に強く働きかけます。加えて、離職中や休職中など、自分自身が不安を抱えている時期ほど、他人の「うまくいっている姿」がより強く目に焼き付きやすくなります。

つまり、気にしすぎているのではなく、比較しやすい情報が絶えず流れ込んでくる環境の中で、人一倍まじめに自分と向き合おうとしているだけなのかもしれないのです。

よくある誤解

  • 「見なければいいだけ」と、単純な解決策で片づけられる
  • 「気にしすぎ」という言葉で、感じている辛さそのものが軽視される
  • 本人も「こんなことで落ち込む自分は弱い」と、二重に自分を責めてしまう

こうした誤解が重なると、本人は落ち込みを誰にも相談できず、一人でSNSを見ては落ち込むというサイクルから抜け出せなくなってしまいます。

大切なのは「見ないようにすること」より「見方と距離感を変えること」

だからこそ、目指すべきは、SNSを完全に断つことそのものではありません。SNSとの付き合い方を、少しずつ自分に合った形に調整していくことです。

ここでは、実際に今日から試せる具体的な工夫をいくつか紹介します。

今日から使える、SNS疲れと向き合うための具体的な工夫

① SNSを見る時間帯を、あらかじめ決めておく
「気づいたら何時間も見ていた」という状態を防ぐために、「見るのは1日2回、それぞれ10分まで」など、あらかじめ時間の枠を決めておきます。

② 落ち込みやすい投稿をする相手を、一時的にミュートする
特定の相手の投稿を見るたびに強く落ち込むと感じる場合、関係を断つのではなく、一時的にミュート機能を使って表示されないようにすることも、有効な対処法です。

③ 投稿は「切り取られた一瞬」であることを、意識的に言葉にする
投稿を見て落ち込みそうになった時、「これはその人の人生の、良い瞬間だけを切り取ったものだ」と、あえて言葉にして自分に言い聞かせる練習をします。

④ 比較する時間の代わりに、自分の小さな変化を記録する
他人と比較する代わりに、「今日はこれができた」という自分自身の小さな変化を記録する習慣を作ることで、比較の対象を他人から自分自身へと少しずつ移していきます。

⑤ SNSを見た後の気分を、記録して振り返る
「SNSを見た後、気分がどう変化したか」を記録することで、自分にとってどんな使い方が負担になりやすいかが見えてきます。

ある方は、離職中にSNSで友人の就職報告を見るたびに強い焦りと落ち込みを感じ、外出する気力も失っていました。支援の中で「見る時間を決める」「小さな変化を記録する」という2つの工夫を一緒に取り入れたところ、SNSを見た後の落ち込みが少しずつ軽くなり、日中の活動にも取り組みやすくなったといいます。

比較して落ち込むことは、向上心の裏返しでもあります

他人と比較して落ち込みやすい方の多くは、その一方で「自分も頑張りたい」「前に進みたい」という強い気持ちを持っていることが少なくありません。この気持ちは、決して否定されるべきものではなく、うまく活かせば大きな原動力にもなります。

「気にしすぎ」という一点だけを見て、その方の気持ちを軽視してしまうのは、本人が持つ前向きな願いを見過ごすことにもつながります。

一人で抱え込む前に。「就労移行支援」という選択肢

「就労移行支援」とは、うつ病や発達障害、精神障害のある方が、一般企業への就職を目指して通う福祉サービスです。SNSでの比較による落ち込みに関する困りごとについても、次のような形で支援を受けられます。

  • 比較して落ち込みやすい自分のパターンを、専門職と一緒に言語化・整理できる
  • 他人と比べるのではなく、自分自身のペースを大切にする視点を、一緒に育てていける
  • 実際に少しずつ前に進んでいる実感を、通所を通じて積み重ねられる
  • 就職後も定着支援として、心の状態の変化に関わってもらえる

したがって、「SNSを見るたびに落ち込んで動けなくなる」という段階でも利用を始められるのが、就労移行支援の大きな特徴です。心身の不調への対応については、厚生労働省 e-ヘルスネット「心身の不調への対応」でも公開されていますので、あわせてご確認ください。

橋本・相模原エリアで探している方へ

実際、相模原市・橋本エリアには、駅から通いやすい就労移行支援事業所がいくつかあります。ただし、事業所ごとにプログラムの特色や雰囲気が異なるため、まずは複数の見学・相談を通じて「ここなら安心して過ごせそうか」を確かめることをおすすめします。

例えば、JR橋本駅からアクセスしやすい立地にあるディーキャリア橋本オフィスも、その選択肢の一つです。

ディーキャリア橋本オフィスが大切にしていること

私たちが最も大切にしているのは、「気にしすぎ」という言葉だけで、その方の苦しさを片づけないということです。

比較して落ち込む背景には、必ずその方なりの前向きな願いがあります。それに気づかずに「見なければいい」と伝えることは、その方が抱えている焦りや不安を見過ごすことになりかねません。

だからこそ、支援の中で目指しているのは、他人と比較しなくなることそのものではありません。あくまでご本人が、自分自身のペースで、自分の変化に目を向けられるようになることです。私たちはそのための時間を、少しの間、一緒に過ごす存在でありたいと考えています。

監修者より

他人と比較して落ち込むことを、気にしすぎとして見ていませんか。その奥にある、前に進みたいという願いを見ていますか。比較すること自体は悪いことではありません。その願いを、自分自身のペースに向けられるよう、一緒に考えていきたいと思います。

記事監修:I.Y(精神保健福祉士/ディーキャリア橋本オフィス)
精神・発達障害のある方の就労支援に従事、現場歴約20年

よくある質問

Q. 分かっていてもSNSを見てしまい、そのたびに落ち込みます。

そのお悩みは非常に多く聞かれます。見る時間を決める工夫など、少しずつ距離感を調整する練習を一緒にしていくことができます。

Q. 診断は受けていませんが、SNS疲れがひどく生活に影響しています。相談できますか?

もちろん可能です。診断名の有無にかかわらず、SNSとの付き合い方に悩んでいる段階からご相談いただけます。

Q. 友人の投稿を見るのがつらいですが、関係を断ちたいわけではありません。

ミュート機能の活用など、関係を断たずに距離感だけを調整する方法もあります。一緒に考えていきましょう。

Q. 離職期間が長く、周りと比べて焦りが強くなっています。

そのお気持ち、よく分かります。焦りと向き合いながら、自分のペースを大切にする進め方を一緒に考えていきます。

まずは、無料相談・見学から

そこで、「SNSを見るたびに落ち込んで動けなくなる」という段階で構いません。ディーキャリア橋本オフィスでは、無料相談・見学予約を随時受け付けています。

一人で抱え込まず、まずは話を聞くところから始めてみませんか。