金銭管理が苦手で浪費してしまうあなたへ|橋本の就労移行支援でできること
「今月こそ計画的に使おう」と決めたはずなのに、気づけば給料日の何日も前に財布の中身が心もとなくなっている——そんな経験を繰り返していませんか。
実際、欲しいと思った瞬間に衝動的に買ってしまい、後になって後悔する。家計簿をつけようと思っても三日坊主で終わる。「自分は金銭感覚がおかしいのかもしれない」と、誰にも相談できずに一人で悩んでいる方も少なくありません。就職を考える上でも、収入と支出のバランスが取れるかどうかへの不安は、大きな障壁になり得ます。
そこでこの記事では、「金銭管理が苦手で浪費してしまう」ことの背景と、今日から実践できる具体的な工夫、そして相模原市・橋本エリアで利用できる就労移行支援を通じた向き合い方について、詳しくお伝えします。
「浪費してしまう」ことの奥にあるもの
浪費を繰り返す様子を見ると、周囲からは「意志が弱い」「計画性がない」「だらしない」と見られてしまうことがあります。しかし、多くの現場で見えてくるのは、それは正確な見立てではないということです。
なぜなら、金銭管理の難しさの背景には、「今すぐの欲求」を優先しやすい特性や、将来の出費を具体的にイメージすることの難しさ、あるいはストレスや衝動性への対処として買い物という行動が結びついてしまっていることなどが関係している場合が少なくないからです。単に「我慢が足りない」という単純な問題ではないことが多いのです。
つまり、意志が弱いのではなく、目の前の欲求と将来の見通しを結びつけて考えることそのものに、人よりも難しさがあるだけなのかもしれないのです。
よくある誤解
- 意志が弱い、計画性がないと評価される
- 「家計簿をつければいい」という単純な助言で片づけられる
- 本人も「自分はお金の管理ができないダメな人間だ」と一般化してしまう
- 浪費への自己嫌悪から、お金のことを考えること自体を避けるようになる
こうした誤解が重なると、本人はお金の問題に向き合うこと自体を避けるようになり、状況がさらに悪化してしまうことがあります。
大切なのは「我慢すること」より「使いすぎない仕組みを作ること」
だからこそ、目指すべきは、強い意志で欲求を我慢し続けられるようになることそのものではありません。使いすぎてしまう前に、物理的・仕組み的にブレーキがかかる環境を作ることです。
「無駄遣いしないように気をつけて」という助言は、その「気をつける」こと自体が難しい方には、あまり役に立ちません。ここでは、実際に今日から試せる具体的な工夫をいくつか紹介します。
今日から使える、金銭管理を助ける具体的な工夫
① 給料日に、生活費を先に別口座に分けておく
手元にあるお金を見て使うかどうかを判断するのではなく、家賃・食費など必要な生活費を先に別の口座に移し、「使っていいお金」だけを見える状態にしておきます。
② 一週間分の使えるお金を、あらかじめ現金で分けておく
クレジットカードやキャッシュレス決済は、使った実感を持ちにくく、使いすぎにつながりやすい傾向があります。一週間分の予算を現金で分けておくことで、残高を目に見える形で把握しやすくなります。
③ 「欲しい」と思っても、その場で買わず一晩置く
衝動的に欲しくなった時、その場で購入せず、「今日は買わずに、明日もまだ欲しいか考える」というルールを作ることで、衝動買いの多くを防ぐことができます。
④ 支出を記録するアプリを、手間の少ないものから試す
家計簿を細かくつけることが負担になる場合は、レシートを撮影するだけで自動的に集計されるアプリなど、手間の少ないツールから試してみます。続けやすさを優先することが大切です。
⑤ ストレスがたまった時の「買い物以外の発散方法」を用意しておく
買い物がストレス発散の手段になっている場合、散歩をする、好きな音楽を聴くなど、お金を使わない発散方法をいくつか用意しておくことで、衝動買いの頻度を減らせます。
⑥ 家族や信頼できる人に、金銭管理を一緒に確認してもらう
一人で抱え込まず、信頼できる人に月に一度でも支出の状況を一緒に確認してもらうことで、見える化と客観的な視点の両方が得られます。
ある利用者の方は、給料日から2週間ほどでお金が底をつくことを繰り返し、そのたびに強い自己嫌悪を感じていました。支援の中で「生活費を先に別口座に分ける」「一週間分を現金で管理する」という2つの仕組みを一緒に作り、実践したところ、月の終わりまでお金が持つようになり、気持ちの余裕も生まれたといいます。
一人で抱え込む前に。「就労移行支援」という選択肢
「就労移行支援」とは、発達障害や精神障害のある方が、一般企業への就職を目指して通う福祉サービスです。金銭管理に関する困りごとについても、次のような形で支援を受けられます。
- 自分に合った金銭管理の仕組みを、専門職と一緒に具体的に整理できる
- 上記のような具体的な工夫を、実際の生活の中で試しながら見つけられる
- 収入と支出のバランスについて、就職後の生活も見据えて一緒に考えられる
- 就職後も定着支援として、生活面の安定に関わってもらえる
したがって、「浪費が続いて生活が安定しない」という段階でも利用を始められるのが、就労移行支援の大きな特徴です。発達障害の特性については、発達障害情報・支援センターでも公開されていますので、あわせてご確認ください。
橋本・相模原エリアで探している方へ
実際、相模原市・橋本エリアには、駅から通いやすい就労移行支援事業所がいくつかあります。ただし、事業所ごとにプログラムの特色や、生活面での支援の手厚さが異なるため、まずは複数の見学・相談を通じて確認することをおすすめします。
例えば、JR橋本駅からアクセスしやすい立地にあるディーキャリア橋本オフィスも、その選択肢の一つです。
ディーキャリア橋本オフィスが大切にしていること
私たちが最も大切にしているのは、「浪費してしまう」という事実だけで、その方を判断しないということです。
浪費の背景には、必ずその方なりの特性や事情があります。それを丁寧に見極めずに「もっと計画的に」と伝えることは、その方が抱えている難しさを見過ごすことになりかねません。
だからこそ、支援の中で目指しているのは、意志の力で我慢できるようになることではありません。あくまでご本人にとって扱いやすい仕組みを一緒に作り、無理のない形で生活を安定させられるようになることです。私たちはそのための時間を、少しの間、一緒に過ごす存在でありたいと考えています。
監修者より
浪費してしまうことを、意志の弱さとして見ていませんか。その奥にある、目の前の欲求に向き合い続けてきた難しさを見ていますか。我慢させることより、仕組みで支えること。そこに気づくところから、支援は始まります。
記事監修:I.Y(精神保健福祉士/ディーキャリア橋本オフィス)
精神・発達障害のある方の就労支援に従事、現場歴約20年
よくある質問
Q. 給料日前になると、いつもお金が足りなくなります。
そのお悩みは非常に多く聞かれます。生活費を先に分けておく仕組みなど、一緒に具体的な対策を作っていくことができます。
Q. 診断は受けていませんが、昔から浪費癖があります。相談できますか?
もちろん可能です。診断名の有無にかかわらず、金銭管理への苦手意識を感じている段階からご相談いただけます。
Q. 家計簿をつけようとしても、いつも三日坊主で終わります。
手間の少ないアプリを試すなど、続けやすい方法を一緒に探していくことができます。完璧を目指す必要はありません。
Q. ストレスがたまると、つい買い物をしてしまいます。
買い物以外の発散方法を一緒に見つけていくことで、少しずつ頻度を減らしていく練習ができます。
まずは、無料相談・見学から
そこで、「浪費が続いて生活が安定しない」という段階で構いません。ディーキャリア橋本オフィスでは、無料相談・見学予約を随時受け付けています。
- 📍 アクセス:JR橋本駅改札より徒歩0分
- 📞 お電話でのお問い合わせ:042-703-3915
- 🌐 無料相談・見学予約はこちら:ディーキャリア橋本オフィス お問い合わせページ
一人で抱え込まず、まずは話を聞くところから始めてみませんか。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の症状や治療法に関する医学的助言ではありません。多重債務等、深刻な金銭問題がある場合は、法テラス等の専門機関にもご相談ください。



