「何がしたいか分からない」まま動き出していい理由|橋本の就労移行支援

「あなたは何がしたいですか」と聞かれるたびに、答えられない自分を責めていませんか。
実際、周りの人はやりたいことを持って就職活動を進めているように見えるのに、自分だけ何も見えてこない。「意欲がないと思われているんじゃないか」「主体性がないと言われそう」と、焦りだけが募っていく方も少なくありません。
そこでこの記事では、精神保健福祉士として約20年、発達障害のある方の就労支援に携わってきた立場から、「何がしたいか分からない」という状態の奥にあるものと、相模原市・橋本エリアで利用できる就労移行支援を通じた向き合い方についてお伝えします。
「何がしたいか分からない」の奥にあるもの
やりたいことが見えないと、周囲からは「意欲が低い」「主体性がない」「考えていない」と見られがちです。しかし、現場で数多くの方と関わってきた経験から言えるのは、それは正確な見立てではないということです。
なぜなら、多くの場合、その方が守ろうとしているのは、人との関係であり、「嫌われないこと」「失敗しないこと」だからです。望みを言葉にした結果、それが叶わなかった時の失望を避けるために、あえて望みを考えないようにしていることがあります。
つまり、望みがないのではなく、望みを考える経験がこれまで少なかったのかもしれないのです。言い換えれば、今すぐ答えを出すことより、答えを探す練習を積み重ねることが必要な段階だと言えます。
よくある誤解
- 意欲が低い、やる気がないと評価される
- 「自分のことなのに分からないのはおかしい」と責められる
- 本人も「自分には主体性がない、ダメな人間だ」と思い込んでしまう
こうした誤解が重なると、本人は「早く答えを出さなければ」と焦るあまり、かえって自分の気持ちから遠ざかってしまいます。
大切なのは「仕事を決めること」より「望みを考えられる状態」
だからこそ、支援の目標は、就きたい仕事をすぐに決めることそのものではありません。自分の望みについて、安心して考えられる状態を作ることです。
そのために有効なのは、「早く決めましょう」と急かすことではなく、次のような具体的な取り組みです。
- 好き嫌いや得意不得意を、小さなことから一つずつ言葉にしていく練習をすること
- 実際の作業や体験を通じて、「これは合う」「これは違う」という感覚を積み重ねること
- 「正解を出す」のではなく「今はこう思う」という仮の答えで良いと知ること
実際、こうしたプロセスは一人で考え込むよりも、専門職と一緒に時間をかけて探ったほうが、望みに近づきやすくなります。
一人で抱え込む前に。「就労移行支援」という選択肢
「就労移行支援」とは、発達障害や精神障害のある方が、一般企業への就職を目指して通う福祉サービスです。ハローワークとは異なり、次のような特徴があります。
- 「何がしたいか」を焦らず一緒に探るところから始められる
- さまざまな作業体験を通じて、自分の興味や適性を実際に確かめられる
- 自分の得意・不得意を、専門職と一緒に客観的に整理できる
- 就職後も定着支援として、職場との調整に関わってもらえる
したがって、「まだ何も決まっていない」という段階でも利用を始められるのが、就労移行支援の大きな特徴です。ご自身の興味や価値観から適職を探る方法については、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)でも自己診断ツールが公開されていますので、あわせてご確認ください。
橋本・相模原エリアで探している方へ
実際、相模原市・橋本エリアには、駅から通いやすい就労移行支援事業所がいくつかあります。ただし、事業所ごとにプログラムの特色や雰囲気が異なるため、まずは複数の見学・相談を通じて「ここなら焦らずに考えられそうか」を確かめることをおすすめします。
例えば、JR橋本駅からアクセスしやすい立地にあるディーキャリア橋本オフィスも、その選択肢の一つです。
ディーキャリア橋本オフィスが大切にしていること
私たちが最も大切にしているのは、「何がしたいか分からない」という状態だけで、その方を判断しないということです。
望みが見えない背景には、必ずその方なりの事情があります。これまで自分の気持ちよりも周囲の期待を優先せざるを得なかった方ほど、望みを考えること自体に慣れていないことがあります。
だからこそ、支援の中で目指しているのは、答えを急いで出させることではありません。あくまでご本人が、自分のペースで自分の望みを考えられるようになることです。私たちはそのための時間を、少しの間、一緒に過ごす存在でありたいと考えています。
監修者より
あなたは答えを探していますか。それとも、本人の望みを探していますか。分からない人ではなく、まだ見つかっていない人かもしれない——そう見方を変えるところから、支援は始まります。
記事監修:I.Y(精神保健福祉士/ディーキャリア橋本オフィス)
精神・発達障害のある方の就労支援に従事、現場歴約20年
よくある質問
Q. 診断はありませんが、昔から自分のやりたいことが分かりません。相談できますか?
もちろん可能です。診断名の有無にかかわらず、自己理解に関する困りごとを感じている段階からご相談いただけます。
Q. 面接で「志望動機」を聞かれても、答えが出てきません。
多くの方が同じ悩みを抱えています。まずは志望動機を無理に作るのではなく、ご自身の経験や興味を一緒に整理するところから始めます。
Q. 親から「そろそろ決めなさい」と急かされて苦しいです。
そのお気持ち、よく分かります。ご家族との関わり方についても一緒に考えながら、ご本人のペースを大切にする進め方をご案内します。
Q. 何をやっても長続きせず、自分に向いているものが分かりません。
長続きしなかった経験には、必ず理由があります。それを責めずに振り返りながら、次に活かせる形を一緒に見つけていきます。
まずは、無料相談・見学から
そこで、「まだ何も決まっていない」という段階で構いません。ディーキャリア橋本オフィスでは、無料相談・見学予約を随時受け付けています。
- 📍 アクセス:JR橋本駅改札より徒歩0分
- 📞 お電話でのお問い合わせ:042-703-3915
- 🌐 無料相談・見学予約はこちら:ディーキャリア橋本オフィス お問い合わせページ
一人で抱え込まず、まずは話を聞くところから始めてみませんか。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の症状や治療法に関する医学的助言ではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関への相談も併せてご検討ください。


