言葉に興味を持ったきっかけ
こんにちは!ディーキャリア岐阜駅前オフィスのワークスキルコース訓練生です。

日々のコミュニケーションについて考える中で、「言葉」はとても大切な要素だと感じるようになりました。コミュニケーションにおいては、表情や声色、動作など、言葉以外の要素も重要です。しかし、相手に何かを伝えたり、気持ちを受け取ったりする、その中心にはいつも言葉があります。
今回は、そんな「言葉」に私が興味を持つようになったきっかけについて、いくつかの出来事の中で特に印象に残ったことを振り返りながらお話ししてみたいと思います。
季節を表す言葉の不思議
まず、言葉に興味を持ったきっかけの1つは、「小春日和」や「麦秋」という言葉を知ったことでした。
この2つの言葉の意味を知ったとき、少し不思議な感覚になりました。なぜなら、言葉の中に書かれている季節と、実際に意味する季節が異なっているからです。
「小春日和」は11月中旬から12月上旬の暖かい晴天の日を、「麦秋」は5月下旬から6月中旬の、麦の穂が黄金色に実り収穫を迎える時期を意味すると知りました。
その意味を知ってから、冬の昼間に春のような暖かさを感じた経験や、茶色い麦畑を見て秋のように感じた経験をしたときに、「小春日和」「麦秋」という表現につながっているのだと実感しました。
このような実感から、「言葉としての実際の季節ではなく、実際に感じた季節が言葉になっているのだな」と感じました。
同じ言葉でも、分野や使われる場面によって意味合いが変わる。その奥行きのようなものに、初めて興味を持った瞬間でした。
人と動物の「言葉」の違い
次に印象に残っているのは、高校生の頃の授業です。教材の中で、『ふしぎなことば ことばのふしぎ』という本の一部が紹介されていました。その中に、人間の言葉と動物の言葉の違いについて書かれている章がありました。
これを読んだ当時の私は、「どちらが優れているのだろう」と素朴な疑問を抱きました。人間の言葉は複雑で、過去や未来、抽象的なことも表現できます。一方で、動物のやり取りはシンプルであっても、生きるために必要な情報を的確に伝えているように見えます。
このとき感じたのは、「言葉の価値は単純に比べられるものではないのかもしれない」ということでした。それぞれの役割や環境に応じて、最適な形があるのではないかと考えるようになりました。同時に、この本の作者に、「人間の言葉と動物の言葉は同じくらい尊いもの」と書いていただきたいとも思いました。この想いは、今でもふとしたときに思い出します。
言葉の捉え方は人それぞれ
さらに、発達障害の当事者の方の手記や、自分自身の経験を通して、「言葉の捉え方は人によって違う」ということにも気づきました。
同じ言葉を聞いても、受け取り方やイメージの広がり方が少し異なることがあります。ある人にとっては何気ない表現でも、別の人にとっては強く印象に残ったり、解釈に時間がかかったりすることもあります。
このような違いに気づいたとき、「言葉は一つでも、その背後にある感じ方は一つではないのだな」と感じました。そして同時に、だからこそ丁寧に伝えたり、相手の受け取り方を想像したりすることが大切なのだと思うようになりました。他の方の言葉の捉え方を知ることで、それぞれの言葉の世界がより広がると思います。
こうして振り返ってみると、私が言葉に興味を持つようになったきっかけは、教材や本に書かれた内容に対するいくつかの気づき、疑問の積み重ねだったように思います。
言葉は、ただ情報を伝えるための道具というだけでなく、その人の感じ方や世界の見え方にも関わっているものなのかもしれません。
これからも、うまく使おうとするだけでなく、「どんな意味があるのだろう」「どう受け取られるのだろう」と、少し立ち止まって考えていけたらと思います。そうした積み重ねが、より分かり合えるコミュニケーションにつながっていくのかもしれませんね。
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