発達障害と片付けられない問題について考える
こんにちは!ディーキャリア岐阜駅前オフィスのワークスキルコース訓練生です。
皆さんは、片付けが得意でしょうか。
私は「片付けられない」という悩みがあります。出した物を元の場所に戻すのに時間がかかったり、取り出したい物がどこにあるのか分からず、探すのに困ったりすることがよくあります。
今回は、私自身の経験や考えをもとに、「片付け」についてお話ししたいと思います。

発達障害と片付けについて
片付けとは、使った物を元の場所に戻し、整理された状態を保つことです。
発達障害の特性を持つ人にとって、片付けは苦手になりやすいと言われています。特に注意欠如・多動症(ADHD)の特性がある場合、いくつかの要因が影響します。
例えば、注意がそれやすく、一つの作業を最後までやりきることが難しいため、片付けの途中で別のことに気を取られてしまうことがあります。また、「どこから手をつければいいのか分からない」という実行機能の弱さも関係しています。物が多い空間を見ると情報量が多すぎて混乱し、結果として何もできなくなってしまうのです。
さらに、時間の感覚が曖昧であることも関係しています。「あとでやろう」と思っていても、その「あと」が曖昧なまま先延ばしになり、気づけば部屋が散らかってしまうという悪循環に陥ることもあります。これは怠けているのではなく、脳の情報処理の特性によるものです。
片付けの工夫
では、どのようにすれば片付けの負担を軽減できるのでしょうか。重要なのは、「一般的な片付けの方法」に無理に合わせるのではなく、自分の特性に合った工夫を見つけることです。
例えば、「一気に片付ける」のではなく、「5分だけやる」「机の上だけ」といったように、範囲と時間を限定する方法があります。これにより取りかかるハードルが下がり、途中で集中が切れても「ここまではできた」と達成感を得やすくなります。
私も「今日はこの部分だけ片付けよう」と範囲を決め、音楽を流しながら片付けをしています。好きな音楽を聴くことで行動のきっかけになり、途中から自然とやる気が出てくることもあります。
完璧を目指さない工夫
さらに、「完璧に片付ける」ことを目指さないことも大切です。片付けが苦手な人ほど理想を高く設定しすぎてしまい、結果的に行動できなくなることがあります。「少し整っていれば十分」という基準に変えることで、継続しやすくなります。
「できないこと」を責めるのではなく、「どうすればできるか」を考える視点が重要です。そして、小さな成功体験を積み重ねることで、「できた」と感じる機会が増え、自信にもつながっていきます。
私は図書館で片付けに関する本を読み、自分に合いそうな方法を取り入れてみました。その中で効果を感じたのは、使用頻度に応じて物の置き場所を変える方法です。
使用頻度が高い物は、「よくいる場所から手の届く範囲(パーソナルスペース)」に置きます。一方で、使用頻度が低い物は、少し離れた場所に置くようにします。頻繁に使う物は出し入れの回数が多いため、近くにあることで管理しやすくなります。
目安としては、1週間に1回以上使う物を「使用頻度が高い物」とすると分かりやすいです。
さらに、定位置を決めてラベリングをおこなうと、より片付けやすくなります。定位置とは、物を戻す場所を決めること、ラベリングとは、その場所に何を置くか分かるように物のジャンルを表示することです。これにより、物の管理がしやすくなります。
片付けの負担は軽減できる
片付けの問題は、工夫と理解によって確実に軽減できます。大切なのは、自分に合ったやり方を見つけ、無理なく続けていくことです。
小さな一歩の積み重ねが、暮らしやすさを大きく変えていきます。筋トレのように、少しずつ取り組んでいきましょう。
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